昼食後に集中力UPでエナジードリンクも強烈な眠気? クリエイターが体験した「糖尿病手前」の特徴とは?

  by 丸野裕行  Tags :  

※編注・本記事の内容は個別取材に基づいていますが、病気の症状や原因は多岐にわたります。病気に対する判断や治療については医師の指示に従ってください。

どうもライターの丸野裕行です。

私たち、クリエイターと言われる職業に就いている人間たちに、休日というものはありません。突然入ってきた仕事にもしっかりと向き合って対応しないといけないわけです。

朝起きて、夜に就寝するという当たり前の生活がままならない中で、日常が不規則になっても仕方がないと半ば諦めがちになっているのは否めないのですが、生活がかかっているので病に倒れるわけにはいきません。不規則な生活、さらにバランスの悪い食生活、ストレス、睡眠不足etc……。

クリエイターの中には、アルコールによる急性膵炎やカロリー過多による肥満などで病を患う方もいます。中でも、糖質の摂りすぎと運動不足による《糖尿病》に罹ってしまうクリエイターはかなり多いのです。

今回は、糖尿病になってしまったクリエイターたちに、その病気の初期症状について、インタビューしてみました。

暴飲暴食でとにかく喉が渇く

デザイナーである古内さん(仮名、29歳)は、多忙な日々の中で過食気味になってしまい、ある日体のだるさを感じたときに重度の糖尿病であることが判明。今では、自らの手で腹部のインシュリンを打つという不自由な生活を送っています。

古内さん「過食気味でした。食事が終わるとすぐに空腹になって、1日の5食、6食というのは当たり前。それで仕事のストレスを解消していました。そのうち、喉に強烈な渇きを感じて、ペットボトルの水をがぶ飲み。1日に2リットルから3リットルほどの水分を補給していました。もちろん尿意もひどく、いつもトイレに駆け込む感じでした。間に合わずに失禁してしまうこともありましたね」

彼の症状は、かなり血糖値が高い状態が長期間続かないと出ないような重症です。この場合、血糖値が200以上の状態が続くような場合に起きる症状になります。標準的な血糖値は100程度。110で黄色信号が点滅するような数値ということです。厳密には、この状態は初期症状ではなく、このまま放置していれば命に関わる危険な状態だということです。

恐ろしい合併症を生む病気

糖尿病というのは、様々な合併症を生みます。眼や神経、腎臓、心筋梗塞など危険な病気を招いてしまうというわけです。血液検査を行ったときに《HBA1c(ヘモグロビンエーワンシー)》の値が7%以上になれば、警告の赤ランプになります。これが10%にもなるとかなり危険な状態になるわけですね。

古内さん「医師からはなぜこんな状態になるまで放置していたのか、と叱られました。高血糖の状態を放置したままにすると、血管障害で、脳卒中や心筋梗塞、死に至る意識障害などが出るそうです。デザイン中に、突然意識が遠のいてしまってそのまま次の日まで眠ってしまっていたこともあります。血糖値が高い状態だと、白血球自体の機能も低下してしまうので、免疫力も低下。どおりで、目のかすみが治らなかったり、視界の中にゴミや虫のような黒い点が見えるわけでした」

視界に入るゴミのようなものは《飛蚊症》といい、糖尿病患者特有の症状になります。
※編注・飛蚊症は糖尿病以外にも、加齢や他の病気により誘因されることもあります

過度な糖分摂取が眠気を誘発

次はカメラマン兼SEの下別府さん(仮名、46歳)とイラストレーターの西島さん(仮名、36歳)。彼らは、食事を摂ったあとに襲う眠気を払しょくするため、日常的にエナジードリンク数本を摂取。逆に頭がボォ~っとして強烈な眠気に誘われるといいます。

下別府さん「いつも寝不足状態が続いているので、食事を摂ったあとにエナジードリンクを飲んでいました。カフェインで目を覚まそうという考えですね。でも、飲めば飲むほどどんどんと眠気に襲われる

西島さん「僕も同じです。なぜなのか、まったくわからなかったんですが、血糖値の上昇をさらに高めているということが医師の説明でわかりました。驚きましたね。素人考えで、糖分を摂りすぎることは危険だと思い知らされました」

血糖値が食後に急に上がる現象が起きると、糖質をエネルギーに変換するインスリンが膵臓から大量に分泌されて、その反動によって血糖値が急降下してしまいます。

次に起きてしまうのが、低血糖状態。低血糖になってしまうと、食後に強い眠気、さらには倦怠感があったりして、感情のコントロールができなくなります。イライラしたり、疲れやすくなったりするのです。彼らも腹部へのインスリン注射で症状を抑えているそうです。

膵性糖尿病で血糖値が上がったままになる危険も……

しかし、前述の現象が起こってしまうのは膵臓自体が活発に機能している場合。逆に膵臓機能が低下してしまうとインスリン分泌量が低下し、糖尿病を発症してしまうのです。これを《膵性糖尿病》と呼んでいます。実はライターである筆者もその患者の一人です。

原稿執筆と安定のないライター業、度重なるストレスで手を伸ばしてしまうのは、やはり《酒》。お酒の飲みすぎで、急性膵炎を何度も患ったことで、現在《膵性糖尿病》の一歩手前の状態になっています。インスリン注射のお世話にはなっていませんが、朝食と夕食時に服用する糖尿病治療薬は手放せません

クリエイター以外の仕事でも、成人病になる確率は当然高いはずですが、我々の仕事は常に一人で考えあぐねていることも多く、朝、昼、晩もなく、パソコンの前で長時間過ごすことが多いのです。デザイナー業やSE、イラストレーター、ライターなどはその最たるものです。

以上の仕事に就いている方やデスクワークメインの人たちは、くれぐれも体調管理に気をつけて、毎日の軽い運動と食事に気をつけることを心がけましょう。

(C)写真AC
※写真はイメージです

丸野裕行

丸野裕行(まるのひろゆき) 1976年京都生まれ。 小説家、脚本家、フリーライター、映画プロデューサー、株式会社オトコノアジト代表取締役。 作家として様々な書籍や雑誌に寄稿。発禁処分の著書『木屋町DARUMA』を遠藤憲一主演で映画化。 『アサヒ芸能』『実話ナックルズ』やその他有名週刊誌で執筆、『プレジデントオンライン』の待機中。 『丸野裕行の裏ネタJournal』や『初めての不動産投資マガジン』のポータルサイト編集長。 文化人タレントとして、BSスカパー『ダラケseason14』、TBS『サンジャポ』、テレビ朝日『EXD44』『ワイドスクランブル』、テレビ東京『じっくり聞いタロウ』、AbemaTV『スピードワゴンのThe Night』、東京MX『5時に夢中!』などのテレビなどで活動。地元京都のコラム掲載誌『京都夜本』配布中! 執筆・テレビ出演・お仕事のご依頼は、丸野裕行公式サイト『裏ネタJournal』から↓ ↓ ↓

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