キリンビールは「麒麟 発酵レモンサワー」のリニューアル発売を前に、報道関係者向けのお披露目会が開催されたので取材した。同会では新旧発酵レモンサワー飲み比べの他に、安田美沙子さんがゲスト登壇しペアリングレシピを料理人の鳥羽周作さんとともに披露した。
まず最初に飲まされたのが、そのままのレモン果汁(左)と、発酵レモン果汁(右)だ。レモン果汁は当然ながらレモンの色だが、発酵レモンの原液は透明に近い。レモン果汁はレモンをかじるのと同じなので強烈な酸味と鼻につく香りが強烈だ。レモンの「果実」ではないので当然かもしれない。
発酵レモン果汁の香りはパンのような香りの中にレモンの香りが漂うまろやかなもので、味もレモン果汁とは違いそのままでも飲める程度の丸みを帯びた酸味だった。
さて、発酵レモンサワーの新旧を比較すると色が新製品の方が若干だが乳白色がかっている他は大きくは違わない。飲んだ感じとしては、元々がよくできているまろやかで酸味の中に甘味を感じる製品だったので、何が違うのかと言われても一口ではわからない。
そのまま飲み続けていたのでは酔ってしまうので、ペアリングのお試しとして、安田美沙子さんと料理人の鳥羽周作さんが考案したいくつかの料理が提供された。
ドライカレーでもチーズケーキでもから揚げでも合うので、結局は何に合わせても大丈夫そうだ。
一口では違いが分からないと前述したが、わからないので二口、三口と飲み続けるうちにあっという間に1缶全部飲んでいた。これがすべてだ。要するに丸みのあるまろやかなレモンの酸味がきっちりと味わえるので、無意識のうちに抵抗がなくグングンのどを通っていくということで、飲みやすく美味しいというのが分かる。
レモンサワーも各社から数多く出されているので、お好みも決め打ち製品もあるだろうが、まろやかなのにさわやかという相反する要素を同時に備えた新発酵レモンサワーを一度試してみてはいかがだろうか。
※写真はすべて記者撮影