映画『ボブという名の猫2 幸せのギフト』原作者インタビュー:「言葉に尽くせないプライスレスなもの」 ボブとの幸せな思い出を語る

  by ときたたかし  Tags :  

世界中で感動を呼び、愛され続ける猫映画『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』の続編『ボブという名の猫2 幸せのギフト』が、現在新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国公開中です。

続編となる本作は「ボブが遺してくれた最高のギフト」と「ボブが教えてくれたこと」が原作の、クリスマスに起こったボブとジェームズの実話に基づく物語。前作に続いてルーク・トレッダウェイとボブ本人が主演を務めました。日本での公開を記念して、原作者のジェームズ・ボーエン氏の取材が実現! ボブとの思い出を語ってくれました。

■公式サイト:http://bobthecat2.jp/ [リンク]

●今回はホリデームービーでもあり、最高の続編に仕上がっていましたね!

最高でした! 気持ちがパッと明るくなる映画だと思いますし、とてもいいクリスマス映画だと自分でも思います。続編ということだけでもうれしいのに、クリスマス映画ということでなおさらうれしかったです。

また、1作目の現場と今回の現場は、経験という意味でもまったく違うものでした。その感じは編集を通して伝わっていると思います。

●当初、続編の企画を聞いた時はいかがでしたか?

本当に「信じられない!」という想いでした。それだけ1作目が世界中の人々の心に響いて感動が広がったのだろうと思いましたし、しかもインディーズ映画での続編は、かなりめずらしいと思うんです。ボブに代わって、とても誇らしく思っています。

●撮影現場でのボブの様子は、どういう感じなのですか?

とても落ち着いていて、ブレない感じです(笑)。ボブはいつもそうで、僕といればハッピーに落ち着いていたんです。

●日常じゃない感じを理解していた気配はありましたか?

そうですね(笑)。ただ、普通じゃない状況は、ボブにとっては普通なんです(笑)。

●今改めて、ボブとの出会いがもたらしたものについて教えてください。

これは言葉に尽くせないプライスレスなものです。僕が彼と出会い、彼に思いやりを渡すことで、これほど多くのものが返ってくるとは、夢にも思っていなかったです。僕たちに起きたことは二度ともう起きないと思うほどユニークな経験をしましたし、僕たちの物語を、こうしていろいろな人たちにシェアしていけることは心から幸せなことです。魔法のような出会い、ストーリーだと思います。

●最後になりますが、日本のファンヘメッセージをお願いいたします!

コンニチハ! 日本の劇場公開がコロナで遅れてしまったことを聞いていたので、待っていただいたみなさんには本当に感謝しています。この映画を作ることは僕たちにとって素晴らしい体験であり、ぜひ映画館で観ていただきたいです。映画館でボブの魅力を改めて感じていただけたらうれしいです。

●今日はありがとうございました!

■ストーリー

ボブ&ジェームズに最大の危機到来!

彼らにはもう一つの、忘れられない“友情物語”があった

ホームレスのストリート・ミュージシャンから一躍ベストセ ラー作家に転身を果たしたジェームズと、相棒のハンサムな茶トラ猫ボブ。出版社のクリスマスパーティーに出席した帰り道、路上演奏の違反で警察官に取り押さえられているホーム レスの若者ベンを助ける。ジェームズは自暴自棄になったベンに、路上で過ごした最後のクリスマスの話を始める。

それは数年前のこと。ジェームズはボブとともに路上に立ち、日銭を稼ぐ日々だったが、その姿を動物福祉担当職員に目を付けられる。ボブと引き離される不安の中、次々と窮地に見舞われ、ジェームズは最も困難で苦しい選択を迫られることになり……。

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公開中

ときたたかし

映画とディズニー・パークスが専門のフリーライター。「映画生活(現:ぴあ映画生活)」の初代編集長を経て、現在は年間延べ250人ほどの俳優・監督へのインタビューと、世界のディズニーリゾートを追いかける日々。主な出演作として故・水野晴郎氏がライフワークとしていた反戦娯楽作『シベリア超特急5』(05)(本人役、“大滝功”名義でクレジット)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)など。instagram→@takashi.tokita_tokyo