さらに発見!京都の「肉食通を満足させる」名店4選

  by 丸野裕行  Tags :  

どうも、最近グルメライターとして肉や鮨などを食べまくる丸野裕行です。
2022年も早くも3月。肉好きの筆者は、相も変わらず旨すぎる肉料理を探し続けています。

《大好評旨い肉シリーズ!》
・『肉!名店5選!GoToキャンペーンで味わう隠れたディープ京都焼肉』
https://getnews.jp/archives/2755032

・『鶴橋・生野・桃谷、大阪グルメ焼肉の本場食いだおれの名店4選!』
https://getnews.jp/archives/3114028 [リンク]

・『厳選肉が満載! まさに「食欲の境地」な京都の旨い肉の店4選』
https://getnews.jp/archives/3172020[リンク]

・旨すぎどすえの肉三昧!「京都厳選肉まみれの名店4選」2022新春
https://getnews.jp/archives/3201541[リンク]

さぁ、この春もコロナ禍に負けずに、華々しい肉の宴を開始いたしましょう! 焼肉やステーキ、すき焼き、牛カツ、しゃぶしゃぶetc……あなたも共に、大衆向けのお店から高級店までその旨さを極めていきましょう!

下京区神明町 『焼肉矢澤 京都』

京都のオフィス街である四条烏丸近くにある通りを一本入ると、瀟洒な建物と広々したエントランスアーチが姿を現します。そこで予約していたとおり、スタッフさんに個室へ案内していただきます。

まずは《キムチ盛り合わせ》からはじめて、《香味サラダ》、《厚切りタン》でオープニングを飾ります。華やかな旨さがあふれる厚切りタンのプリコリッとした歯ごたえ。山芋と卵を出汁で溶いたものにつけて食べるという《矢澤焼き》、これが旨いんですよね。つけダレにサッと肉をくぐらすと、トロっとねっとりした舌触りがGood!

安定の《ロース》《上カルビ》に箸をシフトすれば、これまた溶けるように柔らかくて旨い。タレが絶妙にからんでいます。次の訪問時には塩焼きを頼んで、わさびをのせて食べたいなと思いました。

『焼肉矢澤 京都』
住所:京都市下京区神明町243 雅綾小路ビル1F
TEL:075-352-2914
営業時間:<平日>ディナー17:00〜22:00(L.O.21:30)/<土・日・祝>ランチ11:30〜15:00(L.O.14:30)/ディナー:17:00〜22:00(L.O.21:30)
定休日:年中無休(年末年始のみ休業)

上京区仁和寺街道千本 『ニュー万長』

京都西陣、仁和寺街道にある老舗焼肉屋がこのお店。一見さんお断りの完全紹介制で、府外以内の人は紹介者を必ず探さなければいけません。この店にメニューはありません。舌が歓喜するような上質和牛と女将さんの韓国料理が自慢。家族で切り盛りするお店なので、女将や女将のお子さんたちも世間話で大盛り上がり。

ここまでアットホーム感のある焼肉店は、京都駅や西院にある水月亭以外知りません。楽しい時間はどんどんと過ぎるからか、飲みすぎてしまうお客さんもしばしば見かけます。一品料理としては《チャプチェ》、《ニラのヤムニョム》、《ハチノス煮込み》、《特製チヂミ》など充実のラインナップ。焼肉としては《京都牛のタン・上ミノ》、《信州牛のツラミ・ハラミ》、《バラ三角》などなど豊富です。

気になる肉質ですが、これが驚くほどに柔らかく味わい深い。秘密はタレと焼き加減ですね。女将がいい具合に焼いてくれる、そのホスピタリティの高さときたら、あなた! 〆は、京都名物の《じゃこご飯》で……。《ピピンバ》や《冷麺》などではなく、このバランスがいいんです。いつも美味しいお肉をありがとう、そしてご馳走様でした。

『ニュー万長』
住所:京都市上京区仁和寺街道千本西入五番町5
TEL:075-462-9455
営業時間:18:30~
定休日:月曜日

上京区荒神口通 『なり田屋』

京都河原町丸太町を北へ向いて走ると荒神口があります。近隣エリアには、何軒かの飲食店が点在する場所になります。この『なり田屋』さんを眺めた時の第一印象は、常連指向の強そうなお店なのかな……というものでした。しかし実際に敷居をまたいでみると筆者の思い込みとは異なり、その中身は「万人に優しい、非常に美味しくてクオリティの高い焼肉店」でした。

ランチ営業も行っているようでしたので、昼の来訪で《焼肉丼》のピリ辛味をオーダーしてみました。しばらくすると、スープ付きの丼が登場。焼肉丼は、こま切れ肉と玉ねぎを炒め、甘辛の中にもピリリとした辛みで全体を引き締めています。「これは夜にも絶対に来なければ!」ということで時間を改めて再来訪もしてみました。すると、いいサシの入った《ヒレ肉》がお出ましです。

歯で噛み切らずに、舌の上でとろりと溶ける良質のお肉。これは、最強のヒレ肉ですね。そのあとは《ホルモン》や《カルビ》、《ロース》などでお腹のご機嫌を取る。余は満足じゃというくらいどのお肉も食べごたえがあり、気持ちよく夜風を切りながら帰れました! ありがとうございます!

『なり田屋』
住所:京都市上京区荒神口通河原町東入亀屋町125
TEL:075-211-0549
営業時間:18:00~21:30(LO21:00)※最終入店は19:00とさせて頂きます
定休日:水曜日

東山区三条通白川橋 『川もり』

地下鉄東西線・東山駅近くの焼肉店がこの『川もり』。コストパフォーマンスがよく、上質の和牛がいただけるお店です。祇園からも近いので、芸妓さんや舞妓さん、飲食店の女性スタッフさんにも評判がいいようですね。このお店の推しはなんといっても「生肉」。《タン刺し》や《ユッケ》など滑らかな口当たりと、京焼肉らしい味付けでとにかく旨い! 焼きの天肉に関しては、あぶり焼きにするだけで大丈夫。半生感覚でいただきます。

丁寧な仕事がしてあるのが、臭みがまったくない《タンスジ》です。舌が小躍りするほどの旨味にコリッとした食感。以前に一度、大規模量販店で購入したタンを自分で調理したことがあるのですが、そのときは臭みがまったくとれず、スジの部分を廃棄してしまいました。そんな切ない思い出を上書きしてくれた『川もり』のタンスジは、甘いタレをまとい肉の旨味が十二分に引き出されていました。かなり美味しかったです。

良質のお肉を使った《上カルビ》、《上ロース》の味も秀逸で、確かに前評判通りの優良店です。スタッフさんも気軽に声をかけてくれるので、楽しい会食になりました~! 

『川もり』
住所:京都市東山区三条通白川橋東入五軒町113
TEL:075-752-4129
営業時間:18:00~翌0:00
定休日:月曜(祝日と予約を受けたら営業)

これら旨い肉の数々が波のように俺を押し流していく! やっと寒さもひと段落。これから「旨さに悶える!」と仰天してしまうようなお肉を食べて、鋭気を養うためにスタミナをしっかりつけて春を乗り切りましょう。

これからも、旨い肉のお店をもっと紹介していきたいと思っているので、よろしくお願いします。

※新型コロナウイルス感染拡大等により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。

丸野裕行

丸野裕行(まるのひろゆき) 1976年京都生まれ。 小説家、脚本家、フリーライター、映画プロデューサー、株式会社オトコノアジト代表取締役。 作家として様々な書籍や雑誌に寄稿。発禁処分の著書『木屋町DARUMA』を遠藤憲一主演で映画化。 『アサヒ芸能』『実話ナックルズ』や『AsageiPlus』『日刊SPA』その他有名週刊誌、Web媒体で執筆。 『丸野裕行の裏ネタJournal』の公式ポータルサイト編集長。 文化人タレントとして、BSスカパー『ダラケseason14』、TBS『サンジャポ』、テレビ朝日『EXD44』『ワイドスクランブル』、テレビ東京『じっくり聞いタロウ』、AbemaTV『スピードワゴンのThe Night』、東京MX『5時に夢中!』などのテレビなどで活動。地元京都のコラム掲載誌『京都夜本』配布中! 執筆・テレビ出演・お仕事のご依頼は、丸野裕行公式サイト『裏ネタJournal』から↓ ↓ ↓

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