レンジで温めるのに麺が冷たくてツルツル! 3月1日新発売のニチレイ「冷やし中華」を食べてみた

  by ノジーマ  Tags :  

家で冷やし中華を食べるなら、チルド麺かインスタント麺などを茹でて作るか、コンビニなどでお弁当を買ってくるのが一般的。

しかし鍋でお湯を沸かして作るのはちょっと手間がかかるもの。具材を切ったり卵を焼いたりするのも面倒です。かといってすでに調理済みの弁当は茹でたての麺ほど美味しくない……。美味しい冷やし中華を家でサクッと食べる方法って、意外となかったりするんですよね。

ところが今年はニチレイから革新的な一品が登場。なんと電子レンジで加熱して作るのにキンキンに冷えた状態で出来上がるという冷凍食品の冷やし中華が3月1日から全国で発売となります。

ありがたいことに発売に先駆けてサンプルをご提供いただきましたので、早速作って食べてみましたよ。

ニチレイの冷凍食品「冷やし中華」

こちらがその商品。パックを開封すると麺と具がセットされたトレイとタレが入っていました。

具は豚肉、紅しょうが、錦糸たまご、オクラの4種類。そして麺はたっぷり200g入っているのですが、なんとその上には氷が散りばめられています。

この氷がレンチンでも冷たい状態で仕上げる最大のポイント。氷は電子レンジのマイクロ波の影響を受けにくいという特性があるため、電子レンジで加熱すると麺と具材は解凍されるのに氷はそのまま溶けずに残るのだそうです。

加熱時間は500wで3分30秒、600wで2分50秒。カップ麺より短いです。タレはレンチンせず、常温で放置しておくとレンチンが終わるころにちょうど冷たい状態で溶けているという算段。計算されつくされています。

ただ、我が家の電子レンジでは微妙に麺が固まっている状態で仕上がったので、10秒ずつ追加加熱を繰り返して麺がほぐれる状態まで持っていきました。600wで合計30秒くらい追加したと思います。電子レンジは機種によって強さが違うので、あくまでも調理時間は目安という感じですかね。

麺が箸でほぐれるくらいに溶けたので、ここでタレをかけてよく混ぜます。このタレがコンビニの冷たい麺弁当の「ほぐし水」的な役割も果たしてくれるわけですね。

麺は溶けているのに氷はしっかりと残ったまま。ゆえに混ぜれば混ぜるほど麺が氷でキンキンに冷えていきます。こりゃあすごい!

最後に、一緒にレンチンした具材を盛り付けたら完成です。

麺は冷たくてツルツル! コク深いタレもウマい!

麺を早速ズルズルズルリといただいてみると、おおっ、ちゃんと冷たくてウマい!!ツルツルしこしこと喉越しがよく、コシのあるストレート麺。コンビニ弁当ではさすがに出せない食感です。

タレは醤油+酢ベースのさっぱりとした王道の味。酢は3種をブレンドしているそうですが、酸味よりもまろやかさが際立っていて口当たりが優しく、コク深くてすごくいい味です。

麺にもしっかりと絡みついてきますし、具材との相性もいい感じ。というか具材はひとつひとつがちゃんとウマい。特に錦糸たまごのフワフワ食感には驚きました。レンチンで熱を加えても全然固くなったりしていないのです。

トータルで4〜5分程度で作ることができましたし、鍋で茹でるよりも簡単ですし、コンビニ弁当よりも茹でたて感を味わえる。これは本当に革新的な冷凍食品ですね。なんと開発には構想に約5年、具現化に約3年かかっているそうで、美味しい冷やし中華を冷凍食品化させたいという開発者の熱意に頭が下がる思いです。

ただ、保存状態が悪くて一度凍った状態が溶けてしまうと、麺を冷やすのに必要な氷が溶けてなくなってしまうのはデリケートな部分だと感じました。レンチンで加熱しすぎても同様に氷がなくなってしまうので要注意。マニュアルを守って丁寧に作る気持ちが重要そうです。まあ、氷が溶けてしまった場合は流水で冷やせば復活させられますけどね。

これから徐々に暖かくなる季節。冷凍庫にストックしてあれば重宝すること間違いなしな一品ではないでしょうか。

ノジーマ

B級フード研究家。漫画を描いたりライターをしたり。変な料理をいろいろ考えます。週刊プレイボーイで『野島慎一郎の激ウマ!!バカレシピ研究所』連載中。最近は撮影をしていると猫が寄ってくるので、そのまま記事でも使っています。 ★レシピ本発売中!★世界一美味しい「どん二郎」の作り方 誰も思いつかなかった激ウマ!B級フードレシピ http://amzn.asia/8N2jTuz

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