ニューヨークの街を歩く時はパトロール気分である。コロナ禍で街が変わった。兎に角、空き店舗が目立ち、小売業の打撃は相当のものだ。空き店舗は無残にも、空の空間のまま時間だけが経過する。このご時世には新規ビジネスを立ち上げる気力も、資金もないのが現実だろう。
ところで、そんな閑古鳥の鳴くニューヨークの街並みに、変わらずに健在な業種がある。ズバリ酒屋である。コロナ禍により酒屋が店じまいをしたのを、私が知る限りでは知らない。飲食業は店内飲食が禁止だったり、規制が厳しく、またコロコロ変わり振り回された飲食業の方々は実に気の毒だった。
しかし、酒屋はただ酒販売を行うので規制もなく、コロナ禍で売り上げが落ちなかった珍しい業界ではなかっただろうか。イヤ、むしろ売り上げはコロナ禍により、伸びているのではないだろうか。
酒屋のショーウインドーに漢字がよくお目見えする。そうである、日本のウイスキーを並べているのである。日本人の私には否が応でも漢字に反応して、ウイスキーに釘付けになる。
日本って、本当に頑張っている。YAMAHAのピアノや、カワサキのバイク、乗用車は日本製品が当たり前のように街中を走るし、洋酒だって日本のウイスキーが重宝されているのだ。これは凄いことですぞ。
ニッポン、万歳🙌