ニューヨークのチャイナタウン 🐯寅年を祝ってパレードの日曜日

  by あおぞら  Tags :  

 2月20日の日曜日、ニューヨークのチャイナタウンは寅年をお祝いしてパレードが行われました。いつものように週末、地下鉄で買い出しに出かけたのですが、普段の週末の地下鉄は空いているのですが、今日は結構人が多く、流石にニュースで「今日はチャイナタウンで寅年を祝うパレードがあります」と放送すると、人はこぞって出かけるものですね。

 いつものスーパーマーケットに行こうと思っても、歩道は通行止めみたいに人々がおしくらまんじゅうしているように密集し、横断歩道なのに動きません。近くを警備している警官に「横断歩道、渡れます?」に、「渡れますよ、渡ろうと思えば」と言われ、もう、これはチャイナタウンの中国人のようにチョット厚かましく、グイグイ行くしかない!と先に進みました。!

 写真の獅子舞は横断歩道を横切り、歩道と車道の間にバリケードがあり、そのバリケード向こうにいた”ど”アップの獅子舞です。日本の色合いと違って金色とは派手ですね。パレードに参加する中国人は赤い衣装を身に着けているので、獅子舞の金色と人々の赤色衣装と派手派手な色のコントラストのお祝いムードがムンムンで、祭りというものは人々の気持ちを高揚するものですね。でも、パレード当日に久しぶりに違法な路上販売を目にしました。

 チャイナタウンには多くの人が繰り出し、キャナルストリートと言う大通りにも人が一杯です。なぜか警察がそのキャナルストリートを取り締まっていないので、偽ブランド品を堂々と売る中国人たち。偽ブランドの財布やポーチや小さなバッグの小物から、路上には布を敷いて偽ルイヴィトン、偽グッチ、偽プラダと大きめのバッグ等、ニセモノが溢れかえっています。

 不思議なものでチャイナタウンを歩く中国人がルイヴィトンやグッチのバッグを持っていても、どうも、それらがホンモノのように見えないと感じるのはイケないことでしょうか?

 堂々と偽ブランドを路上販売する中国人の神経って図太いですね。数年前に、ニューヨーク市警がチャイナタウンのこの偽ブランド品の一斉摘発をしたため、路上販売は見事に消え去りました。しかし、中国人の商魂逞しさで敵もさることながら、偽ブランド品のカタログを作り街ゆく人に声をかけて、警察が来たらカタログをしまえばいいだけで、これをイタチごっこと言うのでしょうね。

 チャイナタウンと言えば同じマンハッタンでありながら、物価が安いことが有名で、だからこそ、わざわざ地下鉄に乗って遠征し食料を調達しに行くのですが、このチャイナタウンも値上がり激しく消費者には痛手です。ただ、日系スーパーより海苔やインスタントラーメンは割安です。中国産の海苔は警戒していましたが、試しに買ってみると日本の海苔と遜色ないのを知り、また、インスタントラーメンはなんと香港から輸入品の種類が豊富な出前一丁が1ドル弱で売られています。この香港製の出前一丁はなかなかのものです。

 しかし、野菜はどんどん値上がりしていき、ねぎなどは安かったのにこのところミッドタウンのアーミッシュマーケットと言うお洒落なスーパーの方が安い野菜もあるくらいです。これならわざわざ交通費を使って遠征する必要はないのですが、それでもチャイナタウンは、街の大半がアジア人なので郷愁に近い心情で、定期的には訪れたいです。

 さぁ、中国スタイルの寅年が始まりました。チャイナタウンでも盛大にお祝いをしておりました。皆さまに🐯寅年の本年度、福が舞い降りますよう、お祈り申し上げます🎀

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