日曜日は『上沼・高田のクギズケ!』を見る。パネリストでチョットおとぼけの経済評論家、門倉貴史さんの出演回には期待が高まる。
さて、2月13日の放送回で門倉さんはある商品を紹介した。それは下部のアマゾンで購入できる商品をクリックしていただくとおわかりだが、男性用下着で、しかもレース仕様ときたのでおったまげた!
女性でもレースの下着を身に着ける人は少ないだろうし、こちらアメリカでもデパートの下着売り場で目にした記憶はないかな? それなのに男がレースのパンツを?ナヌナヌ!と興味を持った。
先ず、販売しているワコールのビジネスセンスに驚いた。ワコールの商品はメーシーズデパートでも扱われ、ニューヨークに支社もある。品質の良さで特に在米日本女性には、ちょっとお高めでも入手したい商品だと思う。ただ、下着一本でビジネスを支えていくのも厳しいものがあると思っていた。
日本の企業の多角経営には目を見張るものがある。クラレやグンゼ等の主軸が紡績業だった企業は、いまや化学製品を取り扱いアメリカで活躍している。富士フィルムが化粧品を売りだした時は、目を見張る程に驚いた。企業自体の変革失くして今の時代は乗り切れないのはわかる。
そこで先述のワコールである。そのワコールが男性下着を販売していることは全く知らなかった。アマゾンのワコール男性下着の商品を見ると種類も多く、軌道に乗っていそうな印象を持つ。
『上沼・高田のクギズケ!』で商品紹介をしていた経済評論家の門倉氏は実際身に着けていて、いかに快適であるかを説明されていたが、門倉氏の説明はチョット心もとなかったので、アマゾンの商品紹介をワコールが解説していたので、そちらを転記させていただく。
『レースボクサー』開発ストーリー
ワコールは創業から約75年 ” 世の女性を美しく ” という思いで、
世界の女性たちに寄り添ってきました。
同じ発想で、男性にとっての快適さや美しさを追求してきた
メンズインナーブランド『ワコールメン』では、
” 追いつけない下着をつくろう ” をテーマに、
「フィット感」「肌ざわり」「動きやすさ」の3つの要素に
こだわりぬいた下着を開発しています。
そんな私たちが今回新たな試みとして創り出したのが、
レース素材を用いた、男性のための『レースボクサー』です。
これ、売れる予感! そして男性下着が女性下着のようにファンシーになる傾向大とみた。日本から始まりアメリカに派生するのではないだろうか?
ワコールはアメリカでバンバン男性用のレース下着を売り出すとよい。今や人々は商品を通販で買う時代。男が自分用のレース下着を店に買いに行くのは相当抵抗があるだろうが、アマゾン検索でポチッと押せば何も恥ずかしくないし、オシャレな高齢者だって人目を気にせず購入できる。
なぜアメリカで売れる!と思ったかと言うと、ワコールは京都に本社がある。この京都と言う古都は実はビジネスに於いて革新的で、アメリカにも浸透している任天堂も公文も京セラも京都が本社であり、医療業界には欠かせないオムロンも京都が本社である。
任天堂のショップはニューヨークの中心地、ロックフェラーセンターの一等地に長年店舗を構えている。今でこそ名だたる任天堂も1889年にカルタ販売から始めて、1902年に日本で初めてトランプを販売し、細々と商いをしていた創業時だった。
….という革新的経営に長けた京都本社の企業として、ワコールの更なる躍進をアメリカで見てみたい。しかし、当然母体の日本の売り上げも大事である。
いかがでしょう、男性諸君、レースの下着を身に着けてみるのは? 今やレースは男性も愛用する時代になりつつあるのだから…