言葉で攻撃し合う 諍いを 解決に導く 聖書の言葉

  by あおぞら  Tags :  

 アエラに掲載されていた記事を目にし、考えることが一杯出てきた。先ず、記事は『人気ユーチューバー・ヒカルが4日に自身のYouTubeチャンネルを更新し、YouTubeをバカにしたお笑い芸人に、怒りを露わにしたことが大きな反響を呼んでいる。』とある。

 このYouTube自体は楽しめる反面、このような諍いを巻き起こして、見せられる側はイヤになることがある。単純に見なければいいだけだ。しかし、それだけでは物事がうまく収まることはなく、世間を巻き込んでの言い争いに派生する。

 クロアチア在住の日本人男性バレエダンサーが、アメリカ在住の同じく日本人男性バレエダンサーに『個人の意見』と称して、棘(トゲ)のある意見をアップしていきなり注目をされたが、人間、十人十色と言ってそれぞれの色合いがあり、皆違うんだよ!と言うことを胸に刻んで欲しいと思う。

 バレエダンサー同士の騒動も少し収まってきたら、先のヒカルの発言だ。飲み会で年上の芸人にバカにされた悔しさはわかるが、何もプライベートの飲み会の会話を自身のYouTubeにあげる必要はあるだろうか? 今まで多額の寄付や、困っている人に手を差し伸べる善行を重ねてきたのに、言葉で問題を起こしているように感じる。

そいつは中途半端に売れていて、中堅芸人の真ん中のちょっと下くらい。
・どうせ言うてもそんな稼いでいないし、テレビ番組のレギュラーもちょっとしかないし、よくそんなこと言えるな。
・空気を悪くするだけして、会計も払わずに帰って行ったもんな。
・あんなに上から言っといてホンマにダサすぎるわ。おまえで笑ったことないし、おまえが30年かけて稼ぐ金をこっちは2~3年で稼いでるからな、なめんなよ!
・おまえはエンターテイナーとして二流やから、バズるからと言っても、どうせやり合われへんわけやろ?
・これも見て見ぬふりするんやろうけど、ホンマに面白い人なんやったら、来て欲しいと思うけどな。
・この出来事すら笑いに変えてほしい 

 芸能界は先輩後輩の間柄が明確にされているので、10歳ほど年下のヒカルにこうしてクソみそに言われ、記事に晒される芸人の肩を持ちたくなる。イヤ、こういわれる程に嫌味な人であるのは想像できるが、高みを目指すヒカルならここはスルーしなくてはいけないのだ。

 ここで社会人生活を引き合いに出すと「僕らには関係ない!」と言われそうだが、多くの会社員は辛酸をなめたり、冷や飯を食わされたり、煮え湯を飲まされるような辛い体験を耐えているのだ。YouTuberだから怒りも動画にあげて469万人の登録者数を後ろ盾に雄たけびを上げる姿は感心しない。銃を持ったら急に強気になるような感じでカッコ悪い。

 言葉で問題を起こす人には、最も歴史のある書物の聖書の聖句を知って欲しいと願う。

私は言いました。「私の道を守ろう。舌で過(あやま)ちを犯さぬように」。
詩39:2

 そして怒りやすい人への聖句は….

だれでも、聞くに早く、話すのに遅く、また怒るのに遅いようにしなさい。
ヤコブ書1:19

 人間に完璧な人はおらず、誰しも問題は起こすものだ。ただ、人間社会で問題が起きやすいのはこの言葉の使い方なのだ。折角、人としてステージが上がってきているヒカルには、是非とも聖書から生き方を学んで欲しいと願う。

ニューヨークから発信しています