Absolutely positive と言う英語は『絶対的にポジティブ!』とでも訳せばいいのか? 兎に角、物事に対して狂信的なくらいに前向きでいる姿勢である。
これ、生きて行く上でとても大切なことで、前向きを心がけている人たちは、ネガティブな人たちより精神がやられにくい。『顔で笑って心で泣いて』じゃないけど、もし、大変な状況でもニコニコしていると解決、回復はネガティブでいるより早く片付くだろう。物事は考え方が大切なのである。
昨日、キッチンカウンターから気に入りの逆円錐型のコップを床に落とし、レモン水ともども床に砕け散った。その瞬間『やっちまった!』の舌打ち気分だったが、即、そのネガティブな気持ちをポジティブに切り替えた。
2月の初日、旧正月にグラスを割るとは、初めての船を水に触れさせる進水式でシャンパンを割るように、今月が無事に過ごせますようにとの祝典の華やかな儀式と思えばいいし、また、割れたグラスの中身はレモネードではないので、糖分が床にこぼれたわけでなく、レモン水で床掃除をすればいいと一気に前向きに変える。
このコツさえ知っていれば、イヤな出来事は速攻退治できる。いつまでも失敗を気に掛ける人、引きずる人も結構いる。しかし、ネガティブな気持ちを持ち続けていると心に悪い。小さなストレスは行き場をなくし、更にストレスを積み重ねていくと精神がやられてしまう。
先月末、ニューヨークのヘルズキッチンの高層ビルから飛び降りた女性は、2019年のミスUSAであった。遺書はなく自殺の原因は不明である。本人は9階に住んでいたが、29階のテラスから身を投じたとニューヨークポストの記事にある。父親は「娘はピュアであり、薬物や酒を飲むこともしておらず、おそらくうつ状態から自殺に至ったのかもしれない」と語ったそうだが、真面目な人、ピュアな人は精神が傷つきやすいと思う。
ハッタリでも構わないから Absolutely positive の『絶対的にポジティブ!』志向でいることは、うつになりにくい体質を作ると思う。
パワースポット巡りや、神社仏閣参拝が好きな人たちは、心のストレスをうまいことクレンジング出来ている人たちだろう。実際、足でそちらに出向かなくても、自分の心の中に前向きでいよう、どんなことがあっても絶対的ポジティブでいよう!と思い込ませることで、心の病を予防していると信じている。
朝起きて、背伸びしながら声に出して言ってみよう、「Absolutely positive 、絶対的にポジティブ!」。
声に出して言うことで節分の「鬼は外!」バリのパワーを発揮するだろう。