昨年、2021年度の アメリカの航空会社ランキング が1月28日付、ウォール・ストリート・ジャーナルに掲載された。リストを見て驚いたのは、航空会社の少ないこと!
これはかつての日本の都市銀行が、吸収合併でメガバングの数行に変化したように、アメリカの航空会社の合併、合併の連続でこんなに少数になってしまったことに改めて驚いた。
さて、そのランキングは以下の通り….
1.Delta
2.Alaska
3.Southwest
4.United
5.Allegiant
6.American
7.Frontier
8.Spirit
9.JetBlue
これらは定刻着陸率、キャンセル便の低さ、定刻離陸率等の統計からはじき出されている。聞き馴染みのない航空会社も多いと思うが、日本に乗り入れているデルタ航空、ユナイテッド航空、アメリカン航空は、利用した方も多いはずだ。
最下位のジェットブルーは、確かに一晩空港で明かす程に待たされたことがあった。飛行機がキャンセルになったのだが、そのまま帰宅してもよかった。しかし、運悪く普段は小さなスーツケースは機内に持ち込むのだが、その時はなぜか預けてしまった。
ケネディー空港でのキャンセル便は、当然私の乗る予定の便だけでなく、なぎ倒しでキャンセルになるため、預けたスーツケースを探し出すのが一仕事で、ほぼ諦めの境地でもあった。もし、私のスーツケースが赤く目立つシュプリームであったら、即刻盗まれていたと思うが、普通のスーツケースなので盗まれる心配はなし。ただ、どう見つけ出すかが問題だった。
凄い確率で…と言うか、根性で見つけ出したが、兎に角、ジェットブルーに対しての印象が悪くなった思い出がある。ただ、1位のデルタ航空も、当日はキャンセルされたのだが…
余談はともかく、日本の航空会社はアメリカと比べ優秀だと思う。日米を往復する際は基本、アメリカの航空会社を利用するが、往路はニューヨークから羽田空港へ、そして復路は関西空港から飛んだことがあった。復路は経由便で、関空 → ホノルル → ロサンゼルス → シカゴ → ニューヨークと恐ろしく所要時間のかかる空路だったが、関空からホノルル迄の全日空のサービスのきめ細やかさ、エコノミー席でも気分はビジネスクラス。
アメリカ大陸に入り、完全にアメリカの航空会社へと変わるとフライトアテンダントの質がダダ落ち。アメリカのフライトアテンダントは日本のような花形職業ではないため、レベルが落ちるのは仕方ないとしても、日米の航空会社の質の違いを見せつけられた。
これは何も日本びいきにしているのではなく、日本の航空会社を利用したアメリカ人からも聞いたことがある。アメリカ女性曰く、機内の呼び出しボタンを押すと日本の航空会社の対応は素早く、アメリカの航空会社は忘れた頃にやってくると。
最新のアメリカ航空会社の良し悪しのリストをご参考に、アメリカへの旅のお役に立てればと願う。