伊藤園はスペシャルティコーヒーショップ「タリーズコーヒー」で味わうようなおいしさの「TULLY’S COFFEE」ブランドから、「TULLY’S COFFEE ほうじ茶ラテ」を発売している。すでに店頭で見かけた方も多いだろうが、どんな味なのか飲んでみた。
いわゆるラテ飲料市場は2大定番だった「カフェオレ」や「ミルクティー」が伸び悩む中で、日本茶を使用した第3のラテ飲料が伸びている。そこで同社では「TULLY’S COFFEE」ブランドからコーヒーや紅茶に代わるほうじ茶で作る日本茶ラテ第1弾を発売するに至ったようだ。
カフェでは特に女性がほうじ茶ラテを注文する姿をよく見かけるが、記者はあまり進んで注文したことはなくほうじ茶はほうじ茶として飲むのが正解だと思っていた。しかし香港でコーヒーとミルクティーの混合である鴛鴦茶(えんおうちゃ・オシドリの意味)を飲んでから考えが変わり、日本でほうじ茶ラテを違和感なく飲んでいる。紅茶も緑茶も同じ茶葉なのでミルクやコーヒーを混合しても美味しいとわかったからだ。ほうじ茶ラテもいわばミルクティーの一種だと考えればよい。
本品には原料茶葉にミルクとの相性を考慮して「伊藤園ほうじ茶」を使用している。飲んでみるとほうじ茶の渋みや香ばしい香りはキチンと味わえ、さらにミルクティ独特の柔らかさと甘さがほうじ茶に合い紅茶を使用した一般的なミルクティと同様に飲むことができる。
新たな味わいを感じることで、生活に変化をつけるのもこのご時世では必要なことなのかもしれない。
※写真はすべて記者撮影