どうもライターの丸野裕行です。
お腹が空いたときにガッツリ掻きこみたくなるのが、やはり《丼》! 以前、京都ならではの丼文化について綴りましたところ非常に反響がよかったので、今回は老舗の味からニューカマーの新興丼について触れてみようかな、と考えました。
■【知ってる? 「木の葉丼」「衣笠丼」「きんし丼」「はいから丼」―京都ならではの「丼」4選】
https://getnews.jp/archives/3199124
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京都は様々な食文化を取り入れては、京都独自の食文化を作り続けてきました。京都出身、在住の筆者もいつものように味わっている4つの丼、画像とオススメ店舗情報を共に見ていきたいと思います!
ふわトロ感が絶妙な京都印の湯葉三昧!
上京区今出川通御前 『京豆腐とようけ茶屋/湯葉丼』
京都の豆腐老舗店と言うと高額な印象がありますよね? しかし意外と豆腐屋直営の飲食店が多く、そこではすごくリーズナブルに豆腐料理を楽しめるんです!
この『とようけ茶屋』、目的の《湯葉丼》はかなりの人気のようですが、他にも生麩丼をはじめ、さまざまな選択肢があります。
とりあえず突き出しとして出てくるのが胡麻豆腐。胡麻の味わいが口の中に広がって超濃厚。湯葉丼は、湯葉とあんが絶妙な絡み方! とろふわの薄いベールが舌の上で溶けて最高です。
最後は冷奴が登場。豆腐を満喫できる最高の京豆腐店です! いつもは行列ができているので、早めにお店を訪ねましょう!
店名:『とようけ茶屋』
住所:京都市上京区今出川通御前西入ル紙屋川町822
TEL:075-462-3662
営業時間:<飲食>11:00~15:00/<物販>9:00~18:00
定休日:木曜日 (25日営業、月2回水曜不定休)
伝説の全国的なステーキ丼の火付け役!
右京区西院 『佰食屋/ステーキ丼』
西院より徒歩約5分の場所にあるこの『佰食屋』は全国にステーキ丼ブームを起こした、火付け役の名店ですね。オシャレで清潔感のある店内には、足繁く通うファンも皆さんが多く来店しています。
オーダーするのは、ステーキ丼単品のライス300グラム。卓上にあるガーリックやソース、ポン酢などを使って、自分好みのステーキ丼にもできます。和風ドレッシングの旨いサラダ、濃い目の赤だしがステーキ丼にピッタリ!
歯を少しあてるだけで噛み切れる柔らかい赤身肉は、ご飯とのバランス最高。スタミナつける系のお味をじっくり楽しむつもりも、ついつい掻きこんでしまいます。 ガツンとガーリックに、上品なみつばの香りもいいアクセント。にんにく風味とステーキソースが、絶え間なく食欲を刺激し続けてくれました。大満足です。
店名:『佰食屋』
住所:京都市右京区西院矢掛町21 シュール西院1F
TEL:075-322-8500
営業時間:11:00~14:30※テイクアウトのみ夕方17時~17時30分の間もお渡し可能
定休日:水曜日
中華料理から参戦のボリューミーな京都の逸品!
中京区西ノ京 『中國菜大鵬/てりどんきんし』
二条駅近隣に位置する隠れた名店と話題になっている『中國菜大鵬』。ここの名物メニューになっているのは、甘辛タレで炒めた豚肉を熱々のライスの上に盛りつけたわんぱく坊主垂涎ものの《てりどんきんし》。スタンダードメニューの《てりどん》に錦糸玉子を敷きつめたものが、この《てりどんきんし》になります。
こちらの丼メニュー、“地獄盛”なる大盛りバージョンもあります。量としては、普通の2倍程度とのことなので、ラガーマンや食べ盛りの高校生、満腹中枢のマヒした人々なら完食できそうです。
下味がしっかりとついた豚肉の絶妙な味付けは、レンゲを使う手を止めさせてくれません。錦糸卵は、豚肉がまとった脂と味つけとで見事なマリアージュ。「これなら、地獄盛りもいけるんじゃ……?」と一瞬考えてしまうほど旨いです。
店名:『中國菜大鵬』
住所:京都市中京区西ノ京星池町149
TEL:075-322-8500
営業時間:11:30~14:30(L.O) 17:30~22:30(L.O)
定休日:火曜日
シンプルで潔い、THE高級猫まんまが食べたいなら!
中京区道祐町 『節道(BUSHIDO)/鰹節丼』
『節道(BUSHIDO)』は京都の街の中心地・中京区の路地である三条食彩ろぉじ飲食店街の中にあるお店。メニューはA定食とB定食という超シンプルな品揃え。チョイスしたのは《B定食》。鰹節丼と汁物、おばんざい、こだわり卵と薬味、京漬物が盆の上にずらずらずらぁ~っと並びます。電動鰹節削り器の妙技で透けて見えるほど薄い鰹節が大量に削られていきます。削りたての鰹節をご飯の上にこんもりと山盛りにし、次々と各テーブルへ!
お店が勧める食べ方は、①とにかく鰹節のみで ②こだわり卵をのせて ③特製のダシ茶漬けで という3つの楽しみ方。霞のようにフワフワとした鰹節の舌触り、そして旨味がたまりません。
0.01ミリに削られた土佐本枯節は、吐息鼻息だけでふんわりと舞い上がるほど。卵黄と専用ダシ醤油、最終的にはダシ茶漬けで流し込む──京都のお出汁文化を具現化した鰹節丼に脱帽しました。
店名:『節道(BUSHIDO)』
住所:京都市中京区道祐町135-1 三条食彩ろぉじ内
TEL:075-744-0758
営業時間:7:00~15:00
定休日:無休
手の込んだ職人料理が多いと思われている京都。しかし、このような手軽に食べられる、老舗やニューカマーの丼もあります。オミクロン株が収束し、京都観光に訪れることができるようになった暁には、ぜひ立ち寄ってみてくださいね!
今後も京都グルメ探訪を筆者は続けていきます。これからもお楽しみに!
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