if you never know failure you will never know success
あなたが失敗を知らないとしたら、あなたは成功を知ることはないでしょう。
シュガー・レイ・レナード（Sugar Ray Leonard、1956年5月17日生まれ ）は、サウスカロライナ州出身の男性プロボクサーです。英語で名言を検索している時に、この言葉に出会いました。
世間って失敗部分に焦点を当てるより、SNSではキラキラしたり、ワクワクしたり、ウキウキすることを良しとして、ともすれば意識して自慢の見せつけの多いこと、多いこと！ 笑ったのはある青年実業家が東南アジアの広大な土地に建つゴージャスなヴィラを自分の持ち物とYouTubeにアップしていたのですが、後に一定期間借りていただけで、持ち家と言った大ウソが暴露されましたが、アレ、カッコ悪かったですね～。
もし、心から良い人生を望むのであれば人生は氷山のようなもので、我々の目に見える氷山は全体の11％で、89％は海中に沈んでいるので見えないんだそうですね。89％は他人には見えない部分ですし、人も他人の本質はなかなかわからないものだと思いますので、見えない部分をキチンとして生きることだと思います。
人目に触れる氷山の11％部分で見栄を張る人物より、89％の見えない部分で努力して、苦労して、真摯に生きている人たちが信頼に値する人物となりうると思います。
苦労をあえて主張するのも野暮ですが、氷山の比率のように見えない部分が表立った氷山を支えているのです。だから、見えない部分での葛藤、悔しさなどは土台部分として人を強くしていくのだと信じます。
冒頭の名言はシンプルなれど、本質をついています。失敗続きでもうイヤになる人も多いでしょう、しかし、その失敗が人間を賢くし、強くし、人間形成の礎となっていくのです。
苦労知らずの坊ちゃん、嬢ちゃんは、ラッキーと言えばラッキーですが、逆に失敗や苦労を知らないとしたら気の毒な生き方をしているかもしれません。
一生懸命やっていても失敗することは人生ママあります。ただ、そんな時は落ち込まず、諦めず、少し凹んで、また、前に進んでいきましょう。
偉人の言葉は背中を押してくれます。
「１度も失敗をしたことがない人は、何も新しいことにチャレンジしたことがない人だ。」（アインシュタイン）
「失敗が人間を成長させると考えている。失敗のない人なんて、本当に気の毒に思う。」（本田宗一郎）
「失敗の原因を素直に認識し”これは非常にいい体験だった、教訓になった”というところまで心を開く人は、後日進歩し、成長する人だと思います。」（松下幸之助）
「成功を祝うのはいい。しかし、もっと大切なのは失敗から学ぶこと。失敗をどう生かすかで、どれだけ社員の発想や才能を引き出し、変化に対応していくことができるかがわかる。だからどの会社にも、ミスをしてそれを最大限活かした経験のある人が必要だ。」（ビル・ゲイツ）
「世の中に失敗というものはない。チャレンジしているうちは失敗はない。あきらめたときが失敗である。」（稲盛和夫）
「ぼくはキャリアを通じて9000回以上のシュートをはずした。300回近い試合に負けた。勝敗を決するシュートを託され、失敗したことは26回ある。人生で何度も、何度も、何度も失敗を重ねてきた。だから成功できたんだ。」（マイケル・ジョーダン）
人生には予期せぬ出来事も起こります、良きことも、そうでないことも。ただ、失敗をネガティブにとらえていると人生に向かう姿勢が崩れてしまいます。成功は素晴らしいですが、その成功には見えない部分で失敗との葛藤があったのだということを、肝に銘じていると、立ち直りが早いです。
成功の華やかな結果の裏の、見えない部分の美しき失敗を誇りとする生き方が、しんみり素敵に感じます。
