アイドルはどれもこれも同じだなと思いつつも異彩を放っていたのはジャニーズ事務所の関ジャニ∞で、歌やダンスの要素より、その達者なしゃべくりに注目していた。下手な芸人より余程面白い。歌、踊り、演技抜きでも、芸人としても芸能界に生き残れるレベルのメンバーも数人いる。
今の芸能界はアイドルでも笑いがとれる面子が重宝されるし、また芸能界と言えばその昔はヤクザな稼業と思われていたものだが、今や官僚の娘、息子や、高学歴の漫才師、医師や弁護士などのプロフェッショナルすらも活躍している。芸能界の生き残りも更に厳しくなっている。
さて、関西ジャニースJr.出身で冷遇されていた関ジャニ∞が徐々に力をつけ始めたのは、やはり話術の要素が多いと思う。兎に角切り返しが上手い。下手な芸人は関ジャニ∞を参考にすると良い。
デビューが決まるまで不安な日々を過ごし、仕事で急遽東京に呼び出しがあるせいか、地元関西の高校を殆どのメンバーが卒業できなかった。高校中退は決して誉められたことではない。10代のアイドルにしてすでに崖っぷちを味わっていたわけだ。
ジャニース事務所からドンドンスターが生まれていく中で、辛いことも多かっただろうが、第63回NHK紅白歌合戦(午後7時15分~11時45分)に初出場することが他の初出場者発表前に内定したそうだ。努力は報われたのだ。
特別待遇で初出場者発表の前の内定とは、NHKも特別扱いするにはそれなりの紅白歌合戦の構成も考えているのだろう。予想としては白組先行で、関ジャニ∞のデビュー曲『浪花いろは節』で軽快に祭り気分でスタートするような気がする。そこには”太鼓の達人”の大倉忠義のバチ捌きのアップから紅白歌合戦は始まるのではないだろうか…..
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