イーストリバーにあるライカーズ島は、位置的にマンハッタン、クイーンズ、ブロンクスの間にある小さな島で、刑務所施設がある島なのです。
ニューヨークはコロナ下で犯罪率も上がっているのに、このライカーズ島の刑務所は2026年に閉鎖されることがニューヨーク市議会で既に決定されています。
刑務所の環境は劣悪で、ゴキブリや害虫に囚人は悩まされ、環境の悪さもあり死者が何人も出ています。
ここで日本語と英語の不思議と言うか矛盾点をお知らせしたいのは、刑務所を英語で言うとプリズンと即答しますよね?
私自身もそう思っていたのですが、日本語で言うと『ライカーズ島刑務所』が英語ではどう表記されるかと言うと、Rikers Island Correctional Center でライカーズ島更生センター になるんですね。確かに新聞には刑務所とは書かれていません。
英語から日本語に記事を翻訳する時、刑務所とは書かず更生センターか更生施設と書くようですよ、オカシイですよね?
呼び名を変えても刑務所は刑務所ですよ。ニューヨークの刑務所を更生センターと呼んだとて、犯罪が減るわけではないのに、囚人の人権や更生を願って呼び方だけ変えるのは姑息な気もしますけどね。
それでもってこのライカーズ島更生センターと言う刑務所ですよ、劣悪な刑務所を2026年に閉鎖すると言うのですから、臭い物には蓋をしろ!の発想でしょうか?
日本の政治もいろいろ問題はありますし、ニューヨークと姉妹都市の東京も問題は山積しています。しかし、犯罪都市の悪名高きニューヨークの刑務所を、更生センターと呼んだりして印象を柔らかくして、しかも、その更生センターの刑務所は数年後に閉鎖ですよ。
なんだか、本当に、こういうやり口、イヤですね。