コカ・コーラシステムは、世界20ヵ国以上で展開する海外で人気のお酒ハードセルツァーの新ブランド「トポチコ ハードセルツァ ー」を関西エリアの2府2県を中心としたコンビニエンスストアやスーパー、ドラッグストア、ディスカウントストア、量販店などで限定発売している。
同社によると「ハードセルツァー」とはアルコールが入っていることを意味する「ハード」に炭酸水を差す言葉「セルツァー」を組み合わせたアルコール入りスパークリングウォーターで、スッキリとした飲みやすさや、グルテンフリー、低カロリー、低糖質などが魅力だとのこと。
どんな飲み物なのか、試飲してみたのでレポートする。
展開は3つのフレーバーで「アサイーグレープ」「タンジ―レモンライム」「パイナップルツイスト」だ。
アルコール分はいずれも5%なので、ビールと同程度で決して低アルコールというわけではない。
アルコール成分は発泡性のスピリッツ(蒸留酒)なので、ベースとなるお酒の特徴はさほど感じないものと推測される。それよりもフレーバーを意識したアルコール飲料なのだろう。
実際に開缶してみると、表記のフレーバーの香りが上がってきていい感じだ。グラスに注いでみると無色透明の炭酸水という感じだ。飲んでみると各フレーバーの香りと味がまず最初に感じられ、その後にアルコールであることが分かる。そしてその後は香りだけを残してフレーバーの味は炭酸水の味に変化し消える。非常にあっさりとした感覚で鼻腔に抜ける香りが特に強調された炭酸水をアルコール飲料にしたような感じだ。記者個人としては、炭酸水よりもトニックウォーターにした方が良いと感じたが、これは好みの問題でありフレーバーの味わいを残そうと思えば炭酸水の選択しかないのかもしれない。
現在は関西地区での限定販売だが、将来的には東京でも飲める新しいジャンルのアルコール飲料になるかもしれない。とりあえず、関西にお出かけの際には1本やってみてはいかがだろうか。軽いテイストなので1本程度であれば特におつまみは必要ないかもしれない。
※写真はすべて記者撮影