全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。“蒙古タンメン 中本”といえば、辛旨ラーメンの代名詞的な存在。辛い! だけど旨い! でも辛い! でも旨い! こうしてみんな“中本”中毒になっていく。
最近では店舗で食べられなくても、カップ麺やチルド麺、冷凍麺など各種の監修メニューが出ていて、これがまた軒並み評判がいい。今回はセブン-イレブンで、また新たな方向性の“中本”監修メニューを見つけた。
その名も「中本丼」。11月中旬から発売されており、ファンの中では既に話題になっている商品のようだ。
大将の白根誠さんが監修し、“中本”を丼で再現しようと開発されたメニューらしい。
中本の蒙古タンメンといえば、味噌タンメン+麻婆豆腐である。いわばハイブリッド的なメニューなわけだが、これを白根店主は麻婆丼+中華丼という形で丼にした。このアイデアが面白い。
ただ単に辛い丼を作るのではなく、「タンメン」の部分を「中華丼」にするアイデア、これがまず素晴らしいと思った。
器の中で中華餡と麻婆餡がセパレートになっていて、これをご飯にかける。まずは混ぜずにそれぞれを食べて、だんだん混ぜていくとこれがまた美味しい。
別添の「激からー油」をかけるとさらに中本風になり、ビリっとしたまっすぐな辛さになる。
ホタテがごろっと入っていたりと具材としても豪華で、麻婆餡の“中本”感がぐいぐい味を引っ張っていく。どんなメニューを作っても中本の色をしっかり出して、しかも美味しいというのが凄い。
これは一食の価値あり。麺だけでなくご飯でも楽しめる“中本”メニューの誕生だ。