(連載小説)日神ジャスティオージ外伝~Secret of Birth~

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(本日より始動する連載小説)
日神ジャスティオージ外伝~Secret of Birth~

(表紙イラスト・小林ユキト)※イラストはアマテライザーを持ったテルヒコとユタカ

みなさんこんにちは!本日より宮崎県でテレビ放送中の日本の神話や伝承をモチーフにした本格的なファンタジー特撮ヒーロー番組「日神ジャスティオージ」の、物語本編では語られることのなかった作品の前日譚(エピソードゼロ)を描いた小説(ノベライズ)を連載jpにて無料公開させていただいております!古くから伝わる日本古来の伝説や最新の考古学等をモチーフにした幅広い世代に楽しんでいただける大河ロマン&伝奇ファンタジー小説となっておりますので、ぜひお時間のあるかたはYouTubeの配信番組共に小説版も読んでみてねくださいね。
(毎週更新予定)

現在テレビおよび全国各地のFMラジオで放送された番組(全30話)をyoutubeなどのサイトより無料配信中! 本エピソードも後日ラジオドラマとして公開する予定なので、原作ファンの方は無料配信中の番組本編をご視聴いただくとより本作品の物語をお楽しみいただけます。(ファンの方&初見の方もみんなぜひともみてみてね!)

https://youtube.com/watch?v=Dw6jIFJ2u8A&feature=share

(ドラマ本編の映像はYouTubeからも公開中!ぜひとも見てみてね!)

宮崎県内にてテレビ放映(全国にて配信&東京・京都・埼玉・宮崎のFMラジオよりドラマ放送)中の特撮ご当地ヒーロー番組「日神ジャスティオージ」。
その物語が産声を上げるまでの軌跡。
本編で活躍したキャラクターたちの記憶。大善が、石上が、卑弥呼が、ユタカが・・・。
テルヒコ(日神オージ)が―。
クラック(亀裂)し展開、各時代、世界に飛散する物語を熾烈に、強烈な色彩で彩ったキャラクターたちの
神秘に包まれた記憶の真相を解き明かす外伝ストーリー。
第3期となる未来記編(100年後)にもつながってゆく衝撃の「誕生の秘密」が記された
本エピソードを見ずして、この物語(本編)は語れない!そんなストーリーになっています。

伝承の最奥にある真実。
そこでほほ笑むのは、天使か悪魔か
創世の神か。

(後日ラジオドラマ化予定!毎週エピソードを連載してゆきます。)
製作(地方創聖プロジェクト※宮崎国文祭協力事業)

古代日本は消えた幻のクニ邪馬台国に秘匿された鏡、アマテライザー。
神秘の鏡の力に導かれた記憶を失った青年テルヒコ(海照彦)は人々を守るべく
突如としてその力を体現させた日神(にっしん)へと創聖(そうせい)し
迫りくる闇よりの使者(マガツカミ)を打ち祓うのだった。

失踪中の祖父大善の残した古文書など手がかりをもとに行動を開始したテルヒコは
自らの失われた記憶を探し人々を闇の巨大組織クロウの手より護るため
地域のNPO法人地方創生プロジェクトを運営する女性、ひなたと共に
表向き(ジャスティオージ/ひなた命名)というご当地ヒーローを名乗り
そのイベント事業の影に隠れ戦うことになる。

鏡のほかに存在していた剣(リューグレイザ―)、勾玉(サクヤイザー)という
三神器を手にする戦士、リョウとハナという仲間を得たテルヒコは
忽然と彼らの前に現れる卑弥呼と、鏡に封じられた謎の女神、ユタカ(アマテラスに関する力を持つ2人の女性)
らの声に呼ばれ、次々と現れるマガツカミたちと無軌道なバトルを展開してゆくのだった。
青年は自らのうちに眠るパワーと闘いの先に何を見るのか-。
この小説は、その謎の真相を密かに書き綴ったものである。

~主なキャラクター~
(本編に登場)

テルヒコ(本作の主人公/日神ジャスティオージ)
熱い激情、心を燃やし戦う記憶喪失の青年。外見年齢推定20代中盤。太陽の神、アマテラスの力を持つ。(彼個人の立ち位置はスサノヲなどに近い)
鏡の力で本能的に闇を察知し、人類の闇がある限り存在するマガツカミと永遠ともいえる時の中で戦い続ける。弥生、平安、戦国、昭和、令和と様々な時代(老化せず)変わらぬ容姿で現れ戦いの中様々な人々と出会ってゆく。かなり一本気でストイックなところがある青年で話題や流行に疎い、子供からオジン臭い趣味といわれるなど天然なところもある。現代にて学生時代は剣道部に所属した。その正体は邪馬台国の戦火の中命を落とした亡国の王子でもある。
(魏志倭人伝に登場する卑弥呼の弟・補佐的立ち位置)
当時ユタカを守り切れなかったことが彼の中でおおきなトラウマとなっている。
単体でも強い霊力を持ち、邪悪を祓う言霊を祭祀用の古代剣に宿し戦う戦士でもある。

ユタカ(ヒロイン/麗神タチバナ)
アマテライザーを通し現れる女神。テルヒコにその日神の力を与える。
本作最大の謎とも言える存在。男勝りで気丈(クール)な面があり、邪神に畏怖されるほどの力を持つが
子供っぽく繊細な面もあり本質は情が深い人物。
敵の台詞から(封印された女神、マガツヒノカミ/アマテラスの荒魂)だと称されることもあった。

石上(冥王イブキとなる)
テルヒコの祖父大善のかつての親友。もと大日本帝国陸軍の歩兵連隊所属。
家に伝わる名刀、天狼丸を愛用する。戦後人類に絶望、魔界に魂を売ったものの一人として
日本を裏で支配する組織クロウ、工作員部隊のリーダーとして暗躍する。カラスのような黒づくめにペストマスクをかぶり癖のある言動をする。
番組後半では黄泉の国の主九頭龍と契約し冥王イブキとなってオージと死闘を繰り広げたライバルでもある。

九尾の狐 
本作最凶の敵ともいえる存在。本小説では性別不詳の少年、甲三に化け行動する。
様々な時代において陰から人々を己の意のままに操り世界を混乱に陥れてきた。彼が滅ぼした邪馬台国もその一つであり、テルヒコからは相当な怒りを買っている。闇の陰陽道を統べる尋常ならざる力の持ち主で、常に周囲を嘲笑いその心は冷血な悪魔のそれである。
人としてのライバルである石上とはちがい霊術という側面でテルヒコの仇である。

卑弥呼 
邪馬台国の女王。テルヒコに(火野琴美)という偽名を使い本編第1話でアマテライザーを託した。

大善 
テルヒコ(海照彦)の実の祖父。考古学者でもあり、神道にもその造形は深い。穏やかで寡黙な学者肌で
戦時中は衛生兵として戦争に参加していた。宮崎県の大学で教授をやっており、当時のテルヒコら友人たちを自らの考古学サークルに招き入れ、全国各地を研究し古代の真相を解明すべく研究していた。
実家は日奉神社という神社であり、海家は(古代邪馬台国)の子孫にあたる。アマテライザーは戦前まで
神社の宝であり、別系統の同族である石上率いる陰陽連特務機関カラス会(のちの組織クロウ)に命を狙われる。

(番外編に登場)

リョウ(水神ジャスティオージ)
リューグレイザ―(剣)のちからにより蒼きオージへ創聖する、凄腕ダンサーの青年。
神話の神海幸・山幸の力を持つ。某韓流アイドルグループとコラボするなど有名な人物であり国内でも彼のファンは多い。兄リュウが改良を加えたシステムである青のオージの力を短期間で引き出し、さっそうと現れて驚異的スピードと機動力で敵を撃沈させる。
水のようにどこかつかみどころがない人物で飄々とした楽天家、明るい自由人のような節があるが
初対面の人物の本質を見抜けるなど時折核心をつく発言をする。大の特撮ヒーローファンであり性格からなにまで正反対であるテルヒコのよき「相棒」としてクロウと戦った。

ハナ(姫神サクヤ)
コノハナサクヤ姫を祀る宮崎の恒久神社の末裔である少女(小学5年生)。
代々神社の少女にそのパワーを与えてきたサクヤの力が宿る勾玉(サクヤイザー)の加護を受けており、
サクヤの神話通り、火山の如き威力を持つガトリング砲フローランチャーによる
援護射撃、小柄な体躯を生かした忍者のような隠密戦を得意とする。
ダンスにおいてはリョウの教え子でご当地アイドルをやっている。周囲によく諫められることもある無邪気な年相応の少女であるが、かなり現実的な思考も持ち合わせておりテルヒコとリョウを兄のように慕っている。テルヒコには戦いに加わることを心配されているが強気な性格とその素質により数多くの危難を乗り越えてきた。ひなたと共にテルヒコの世話を焼き心配するなど結構しっかりしている。

原作(中島智史)
執筆(地方創聖プロジェクト文芸部)

その昔、神々の物語があった。

最高の神である女王アマテラスの支配する天上の神を天津神族(あまつしんぞく)。

地上にもといた神を国津神族(くにつしんぞく)とよんだ。

アマテラスにつかえる部下の神々は天使とよばれた。

あるときひとりの天使が天上界に反逆をおこす。

その結果敗北し堕天したその最強の天使は魔王となり、ここに魔界がうまれる。

天上界と魔界、光と闇は果てしない時空のなかで火花を散らせ、
傷付いた神々ははるか宇宙の先、太陽系第三惑星地球の宮崎県へと天孫降臨(てんそんこうりん)した。

そう、ここは太陽のクニ宮崎。

彼ら神々の力は無限の可能性を秘めたライザーポータブルとして技術化され、令和の新時代いま、よみがえる!

創聖(そうせい)せよ!

-この物語は神話となる。-

※冒頭ナレーション

令和初頭、日本海海上・・・・・。

精彩に富んだ青き空の中より突如現れたその邪なる影、
黒き瘴気により次々と沈黙、破壊された海上護衛艦の残骸。

キィ―――――――ンッ!

遠くはるか彼方から飛翔し接近する光・・・!

「俺は貴様の禍(マガ)を打ち祓う!イブキ!俺はここだァア―――――――――ッ!(テルヒコ/日神オージ)」
※【台詞後方( )=キャラクターの名前】

日神オージ(テルヒコ)の握りしめる、十束の剣(アポロンソード)が
紫黒(しこく)の瘴気を纏った魔神(イブキ)へ振り下ろされた。

(来い・・・・・・・天狼丸!)※名刀・天狼丸を出現させた冥王イブキ/石上。このとき、イブキとオージとが鍔迫り合いとなった。

ガッキィイュイーンン!(飛び散る火花・鈍い金属音)

眩い光が乱反射する空の下、海の青、大気を切裂き咽ぶ怒涛の気迫のなかぶつかる二つの意志。

緊張感と死への高揚感そのコントラスト、二つの剣と男たち(テルヒコと石上)の魂が激しく交錯する。

(石上・・・・・・・・!!!)※テルヒコ心の声

黄泉の国の王、冥王として地上に君臨した因縁の敵、イブキと日神(アマテラス)の力を受けた王子、テルヒコの互いの全てをかけた戦い。

ぶつかり合うプライド、
悲しみと愛、憎しみのすべてがこの時、この空間を喰らい尽くしていた。

「それでこそ堕としがいがある!来い・・・オージよォオ!(冥王イブキ/石上)」

「ハァアアア―――――――ッ!(剣で空を斬るテルヒコ/日神オージ)」
※動きをイブキに読み切られ、振り向きざま火花を散らしぶつかる二体(王子/冥王)

「!!(テルヒコ/日神オージ)」

「私とお前は似ている・・・!共に呪われた宿命を背負う、同類なんだヨォオオ!(冥王イブキ/石上)」

「貴様がじいちゃん(大善教授)を・・・お前の産みだしたその業は、この剣の光が切り裂く!
テラセイバーはただの剣じゃないぜ!(テルヒコ/神技(しんぎ)を繰り出す剣、テラセイバーを出現させた日神オージ)」

「できるかなそんなモノでェエッ!非力な弱者共の祈り、それだけでェエ―――――!!!(オージに真空飛び膝蹴りを喰らわせるイブキ/石上)」

「再創聖!(テルヒコ/瞬間的に別形態へ変化する日神オージ)」

(チェンジ・ライトニング)※アマテライトニング形態=新・進化形態へと姿を変質させたオージ。

バキュイ――――ンッッ!!(変化、その光の膜で弾き飛ばされるイブキ)

「こざかしい男だ!だがそれがいい!その真の姿・・・
待っていたぞこの時を・・・・据え膳食わぬは男の恥だァア――――ッ!(裏返った声の冥王イブキ/石上)」

日神オージと冥王イブキ、宿命の戦いのさなか・・・・・・。

ワームホール、次元を繋ぐ異空間の中金色の翼を広げ美しく飛び舞う魔王(ルシファー)・・・。

それを迎え撃たんと剣(アメノサカホコ)を構えた巨大な真紅の武神(アマテラスコウタイジン/ユタカ)。

愛憎を巡る戦いは彼ら(ユタカと魔王ルシファー)の中でも平行線をたどっていた。

「こんなゴミ共(全人類)のためにィイ・・・あんなヤローのためにあんたは・・・!
ならなぜ、俺を・・・俺という存在を。(魔王ルシファー)」

(すべては、あんたが・・・・!)※魔王ルシファー

「その愛が手に入らねえなら、俺はあんたを殺す。追い詰めて・・・・・何光年かかっても・・・
なあ、答えてくれよ・・・!ッツ答えろよォオッ―!(少年の声・魔王ルシファー)」

眩い黄金の光に包まれた白き堕天使・・・魔王(マガツテンシ=曲天使ルシファー)と

時の狭間の中ぶつかり合う光の機神(アマテラスコウタイジン)。正邪の太極図を描くように飛び交う二つの光(コウタイジン/ルシファー)。

滞空間織りなされる閃光のドッグファイトは鮮烈を極めていた。

「ええ愛していた・・・今でもそうよ・・・。だから、お前だけは、この私の手で・・・!(アマテラスコウタイジン/ユタカ)」

「なら消えろよおお!!!!ガァアアーーーーッッ!!(魔王ルシファー)」

「ハァア―――ッ!(巨大な機神・アマテラスコウタイジン/ユタカ)」

命の起源、生命の樹に成る黄金の果実を探して。

君子、生者、愚人、死者たちもが求めたかがやき(存在の証)・・・。

全存在をかけた神々の闘争。

時が流れてゆく・・・・・すべては泡沫(うたかた)の夢のように・・・。

人の波がゆく現世(うつしよ)で、

愛の物語が紡がれる、この地球(ホシ)で・・・!

重なり音を立て空を舞う翼、戦士たちの胸の中に、瞬間的にそれまでの記憶が電光石火となり走り抜けていった。

「ユタカ、俺たちは何故・・・・・・!(テルヒコ/日神オージ)」

「チェストォオ!そこだァア―――――ッ!(飛び掛かる石上/冥王イブキ)」

(・・・・・・!!)※テルヒコ/石上

止まる一瞬の刻、その空白の中で彼は思い出していた・・・。

失われた記憶。

心に刻まれたその”歴史のすべて”を・・・!

(episode1)業火

奴の、石上(いそのかみ)の銃弾が僕の右胸を貫いた。

真っ黒い影が見える。

そこに居合わせた人、全員を空間ごと捻じ曲げ喰らい尽くしてしまうような禍々しい影が揺らめいて見えていた。

笑っている・・・それとも泣いているのか。

もはやそんなこともわからなくなってきた。

それくらいその時の僕の意識、精神は憔悴しきっていた。

真っ赤に溢れ出した鮮血と、もはや”ヒト”ではなくなってしまった彼自身の背負う意識がその時の僕を殺した。

彼の涙の雫と共に僕の記憶は遠く遠い、はるか彼方へと飛んでいった。

だが、死ぬ前に一言やつ(石上)に勝利宣言させてもらいたい。

唯一僕が期待していた出来事が達成されたようだ。

だってほら・・・・・・・

「姉さん・・・・・・・じいちゃん・・・!・・・・・・これは、この姿は・・・・」

死にぞこないの私(僕)のかすんだ視線の先に、散らばった壁面鏡の中に映る姿。

ついに本当の意味で復元されたか・・・。

あの鏡が、ついにようやく。

「みんな・・・・・・・・・」

炎。血。夜の研究室は真っ赤な絵の具がぶちまけられたように虚しく沈んでいるかのようだった。

姿見に映る存在。

人間の姿からははるか遠い物となった自分の”カタチ”にうろたえているテルヒコ(孫)の姿が見える。

(ざ・・・まぁあみろッ)

血に咽ながらニタあっとほくそ笑む私の顔を無表情の冷徹な目で見つめる者たちがいた。

工作員部隊だろうか。小銃を持った不気味な仮面の奴らに私は声にならぬ声で高らかに勝利宣言していた

・・・しかし。

惜しいなあ。もっと目に強く、深く焼き付けておきたかった。

もっと僕の方からキミに、君たちに言い残しておきたいことなんて、山ほどあったんだから・・・。

テルヒコ、キミが死んだら・・・。うち(海家)はこれでほんとうにおしまいだ。

もう、なにもかもおしまいのようなものかもわからない。

だけれど、きっと信じてる。キミたちが奴らに打ち勝つことを、私は・・・。

黒い仮面(ペストマスクと思しきカラス面)を装着している石上は闇のなかにたたずむ本物のカラスのようであった。

「先生・・・・・逃げて、ください・・・ぐへああっ」

教え子である学生たちを踏みつけその足音はこちらへと近づいてくる。

影の奥からすうっとぼやけて現れた、白いもう一つの仮面が・・・。

「まだ息があったんだねえ。ジジイ。」

その奥から・・・聞き覚えのあるもう一人の澄んだ女性の声がした。

彼女は・・・・・・。?!

?!!!!!!

どうして・・・。

ズガガガガガガガガガガガ

重く鈍い銃声と共に森の中に狂乱する獣のような声がこだました。

「じいちゃん・・・・俺は・・・・・・・・うぁああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」

(次回へつづく!)
日神ジャスティオージ外伝~Secret of Birth~

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