うどん文化はダシにあり!京都うどん「ヤバ旨」名店4選!

  by 丸野裕行  Tags :  

どうもライターの丸野裕行です。

以前、讃岐うどんの聖地である《うどん県》香川にうどんを食べに行きました。筆者自ら訪れたお店をご紹介したわけですが、京都には独自のうどん文化が根づいています。

【コシも個性も様々!うどん県・香川の激ウマ讃岐うどん4店舗に行ってみた!】
https://getnews.jp/archives/2974650

それは《うどんはダシの添えもの》という関西特有の文化です。昆布とカツオ出汁が濃厚なつゆに薄口しょうゆで味をつけた特有の文化。ですから京都のうどんというのは、すべてがすべて噛み応えがあるほどコシがあるわけではないわけなんですね。

そんな京都にも香川と同じく、無数の「ダシのきいた」うどん店があります。筆者が思わずうなったその味と画像を共にとくとお楽しみください!

東山区五条大橋 『辨慶 東山店』

弁慶と牛若丸が闘ったという五條大橋近くにあるのが、京都うどんの人気店である『辨慶 東山店』。連日多くのお客さんがそのダシのきいたうどんを食べにやってきます。

メニューも九州博多の屋台のように、おでんや酒の肴まで揃っているのがうれしいんですね。こちらで食べるべきなのが、《カレーうどん》。これが大人気なんですね。京都うどんといえば、細麺でつゆによく絡み、ズルズルズルっと啜りこむだけでも、カレーの餡が口中になだれ込んできます。

個人的にカレーうどんはマスト、次に続くのは甘く煮込まれた牛肉がおいしい《肉うどん》もオススメです。

店名:『辨慶 東山店』
住所:京都市東山区五条大橋東入ル東橋詰町30-3
TEL:075-533-0441
営業時間:[月~木] 11:30~23:00/[金・土] 11:30~翌1:00
定休日:日曜日

東山区花見小路 『祇をん 萬屋』

祇園縄手通りと花見小路通りの中間あたり南側に入った、正月ともなれば「十日ゑびす」の屋台がひしめくこの通りに『祇をん 萬屋』はあります。町屋づくりのお店の中はこじんまりとしているのですが、こちらで食べるべき必食メニューが《ねぎうどん》です。

京都産の九条ネギがたくさん入ったとろみの強い餡としょうがが人気の理由。これぞ京都うどんといった味わいですね。噛めば噛むほど、「しゃくしゃく」と歯の間で鳴くネギの甘み。とろとろの餡をひと啜りすれば、寒い冬でも温まる癒し効果抜群のメニュー。まさに底冷えする盆地ならではの一品ですね。

しかしネギだけではちょっと淋しいので《鳥なんばうどん》も注文。これがまた旨い! 鶏肉と細麺、つゆのバランスがたまりません! 京都祇園でリーズナブルに京気分を味わえます!

店名:『祇をん 萬屋』
住所:京都市東山区花見小路四条下ル二筋目西入ル小松町555-1
TEL:075-551-3409
営業時間:【平日・土】12:00~15:00過ぎ/17:30~19:00 【日・祝日】12:00~16:00
定休日:不定休(火・水・木いずれかが多い)

左京区岡崎 『京うどん 生蕎麦 岡北』

ミシュラン京都2021でビブグルマン獲得をしたという名店で、平安神宮などがある岡崎に行列を作っているという有名店です。『食べログ』でも百名店の称号を数年間絶えず獲っているというのですから、いやはやすごいです。お隣でこれまた行列をなしているのは、強いコシが自慢の『山元麺蔵』。このエリア、京都屈指の“うどんの桃源郷”ですよね。

店内はすべてがテーブル席。30席以上ありそうです。メニューは実にシンプルなものから、鍋焼きうどんなど手の込んだものまで。しかし、まずここに来て食べていただきたいのは《天とじうどん》。卵の大海原に人魚のようにそびえ立つ海老天2本。つゆを啜れば、ほんのり甘い優しいお味。

ふわふわの卵のあんかけに、サクッとした海老天の衣が素晴らしい。これ、他府県の人は絶対に食べるべきです! 京都が誇るもてなしの心遣いと、こだわりぬいた味のうどん。ちなみに筆者、別日には、上級者向けの《肉うどん》をいただきました。

店名:『京うどん 生蕎麦 岡北』
住所:京都市左京区岡崎南御所町34
TEL:075-771-4831
営業時間:[月・木~日]11:00~18:00(L.O)
定休日:火曜日と水曜日

東山区八坂新地 『おかる』

芸能人も御用達のうどん店、祇園の夜を演出してくれる名店『おかる』。祇園で様々な社長に遊ばせていただいた際に、お世話になっているのがこのお店です。縄手通りと花見小路通りという祇園の大通りの中間にある“切り通し”という通りの近くにあるお店なのですが、深夜まで営業しているので非常に助かります。

意外にメニューはハイカラ。名物でもある《チーズ肉カレーうどん》は様々なトッピングが用意されていて、多少ムリなトッピングニーズにも応えてくれます。やっはり柔らかめのうどんで、濃厚カレーのつゆとチーズが混然一体となり、かなり旨いですね。ネギと肉が非常にいいコラボレーション。

店内の有名人のサイン。やはり京都太秦撮影所に来ているときの俳優さんなどが〆に食べて帰るようです。祇園の舞妓さん、芸妓さんなどは温まる、薄揚げが入ったシンプルな《たぬきうどん》を所望されているようですね。着物にも飛び散らないし、お腹も出ない……そんな配慮があるんでしょうか?

店名:『おかる』
住所:京都市東山区八坂新地富永町132
TEL:075-541-1001
営業時間:[月~木]11:00~15:00 17:00~翌2:30/[金・土]11:00~15:00 17:00~翌3:00/[日]11:00~15:00
定休日:無休

(写真:京都人は“けつねうどん”なんて言いません。大阪人だけです)

やはり京都はグルメの街。京都ならではの逸品が街中にあふれています。
京都観光の際には、あなたもぜひ京うどんのダシの風味を楽しんでみてください!

まだまだ、特筆すべき京都うどんの名店は数々あります! また随時ご紹介していきますね!

※各店舗、新型コロナウイルス感染拡大等により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。

丸野裕行

丸野裕行(まるのひろゆき) 1976年京都生まれ。 小説家、脚本家、フリーライター、映画プロデューサー、株式会社オトコノアジト代表取締役。 作家として様々な書籍や雑誌に寄稿。発禁処分の著書『木屋町DARUMA』を遠藤憲一主演で映画化。 『アサヒ芸能』『実話ナックルズ』や『AsageiPlus』『日刊SPA』その他有名週刊誌、Web媒体で執筆。 『丸野裕行の裏ネタJournal』の公式ポータルサイト編集長。 文化人タレントとして、BSスカパー『ダラケseason14』、TBS『サンジャポ』、テレビ朝日『EXD44』『ワイドスクランブル』、テレビ東京『じっくり聞いタロウ』、AbemaTV『スピードワゴンのThe Night』、東京MX『5時に夢中!』などのテレビなどで活動。地元京都のコラム掲載誌『京都夜本』配布中! 執筆・テレビ出演・お仕事のご依頼は、丸野裕行公式サイト『裏ネタJournal』から↓ ↓ ↓

ウェブサイト: https://maruno-hiroyuki.com/

Facebook: https://www.facebook.com/hiroyuki.maruno.5