【発売前試食レビュー】新しいのにノスタルジー!珈琲館の魅惑の飲むスイーツ「プリンオレ」は12月2日より発売開始

  by 古川 智規  Tags :  

C-Unitedは、全国の『珈琲館』・『珈琲館 蔵』で、2021年12月2日(木)より、みんな大好き定番スイーツ「プリン」の味わいが楽しめる魅惑の飲むスイーツ「プリンオレ」を発売する。要するにプリンドリンクなのだが、一言では片づけられない工夫を凝らした飲むまでも楽しいドリンクだ。同時にプリンをイメージした「ホットケーキ」も紹介する。

飲むスイーツ「プリンオレ」は、2種類を販売する。まずは、ほんのりビターで大人な味わいの「ほろにがコーヒープリンオレ」と、次にミルキーでどこか懐かしい味わいの「いちごみるくプリンオレ」だ。炭火珈琲のカフェオレ、いちごみるくに、それぞれふんわりまろやかなカスタードクリームをトッピングし、2層仕立ての冬にぴったりな色合いのドリンクに仕上げた。まずはこれを冷めない程度に目で楽しむ。正しい飲み方は全部混ぜてしまうからだ。
そしてカスタードクリームを混ぜると味わいが変化し、まるでなめらかなプリンを飲んでいるかのような味わいになるとのこと。

ほろにがコーヒープリンオレは店内飲食は660円、テイクアウトは540円でこの価格の違いは提供するドリンクの容量によるもの。テクアウトだとカップが小さいのでその差だ。
炭火珈琲のカフェオレにカスタードクリームをのせ、カラメルソースをトッピング。苦みと甘さのバランスが、大人の味わいだということだったが、ここの炭火珈琲はかなり苦い。冗談ではなく本当にこれでもかというほど苦い。しかしどうだろう、グルグルっとかき混ぜて飲んでみるとアラ不思議。あまーいカフェオレとカスタードプリンが入り乱れたなんともほっこりしたホットドリンクになっているではないか。

いちごみるくプリンオレも価格はコーヒープリンオレと同じ。
いちごの程よい甘酸っぱさとミルクとカスタードのまろやかさが絶妙に交錯し、どこか懐かしさを感じる優しい味わいとのこと。実際に飲んでみると確かに、「あぁ、これはイチゴミルクだ」とピンとくる。しかも昔なつかしい系統の単純だが落ち着きのある泡まで美味しい一息入れるためのドリンクだ。

2つを並べて撮影すると何とも言えない心穏やかな画になるので不思議だ。スマホならデジタル的に背景をぼかすモードがあるのでそれを使い、絞りが調整できるカメラだとレンズの焦点距離にもよるが開放にすればそれなりに写るので試していただきたい。

そして「トラディショナル・ホットケーキ」にはカラメル&カスタードが付いて、2枚で680円・1枚で570円だ。同社ではパンケーキではなくホットケーキだと言い張るのだが、実はホットケーキはパンケーキの一種。しかもホットケーキは和製英語で日本ではこちらの方が歴史が長いのでややこしい。海外でホットケーキではほぼ通じないのはこのためだ。日本には大正時代に入ってきたパンケーキがホットケーキとして独自の進化を遂げた。よって、昔ながらの分厚く焼かれたバターやハチミツで食べるものをホットケーキ、それ以外をパンケーキと呼ぶしか区分のしようがない。その意味では同社がこれをホットケーキと言い張るのは正しい。ノスタルジー漂うホットケーキは現代の若い人にはむしろ新しいものなのかもしれない。

さて、喫茶店定番のメニューである「プリン」をイメージし、カスタードクリーム、ホイップクリーム、カラメルソースのトッピングで、ホットケーキもプリン風にアレンジしたとのことだが、ちゃんとバターもシロップも付いている。これにクリームが2種類も付いていてはどうやって食べればよいのか分からない。正解は「好きにしてくれ」なのだが、バターとシロップを掛けて、ナイフで切り分けたホットケーキをそれぞれのクリームに付けて食べるのが良いのかもしれない。当然がらかなり甘いので心して食べなければクリームが余ってしまう。よって甘いものはとことん甘く、遠慮は無用ということだ。

今回のメニューは「プリン」がメインテーマなので、全体的に甘いのが特徴だ。しかし昔の喫茶店のメニューはこういうものが多かった気がするし、何か懐かしさやノスタルジックな雰囲気が昭和を生きた世代では心地よく、若い世代には新鮮さを感じることだろう。

新しいのにノスタルジー。珈琲館は、そんな幅広い世代の一服の清涼剤として存在する「カフェ」なのかもしれない。

※写真はすべて記者撮影

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