セントラルパークはマンハッタンの解放区

  by あおぞら  Tags :  

 ニューヨークは物価が高いと言われている。特に、小室眞子さんがニューヨーク入りし、小室圭さんが弁護士資格なしでの収入でやっていけるか?とメディアでは報道されているが、家賃やレストランは確かに高いし、ニューヨーク市は全米で一番家賃が高い市である。

 ただ、住人となりやりくり上手になれば、美味しくて安いレストランもあるし、メトロポリタン美術館の入館料もニューヨークの住民であれば、割引もきくし、美術館には無料で入館できる曜日と時間帯があるところの方が多い。

 数ある観光スポットの中でニューヨークを象徴するのは、マンハッタン島の中心部に位置するセントラルパークである。広大な敷地で公園から見えるマンハッタンのビル群は圧巻である。

 セントラルパークには動物園もあるし、この公園の敷地内にメトロポリタン美術館もある。開放感のある広大な芝生の空間や、ボートハウスもあり公園内の池でボートを漕ぐ楽しみもある。ニューヨークの映画ではこのセントラルパークは外せない。

 写真はモールと呼ばれる公園内の通り道だが、実にロマンティックで美しい。大道芸の人が子供たちを喜ばせたり、似顔絵描きもいる。通りの両端には向かい合うようにベンチが並び、一人で本を読む荷物を持たぬ住人らしい人、若いカップル、老夫婦などが腰をおろし、通りゆく人たちを眺めたり、お喋りをしたりする。広大なセントラルパークは一日中いても飽きないと思う、いたことはないけど…. 

 魔法瓶にコーヒーを淹れて友人と散歩に出かけたことがある。自宅からわざわざ魔法瓶にコーヒーを淹れて出かけるのが楽しいのであり、日本人の友人とはお弁当に緑茶とビニールシートで出かけたこともあった。ニューヨークのマンハッタンで平和なピクニックが楽しめる醍醐味。

 公園内は広大なので迷子になることも考えられるし、公衆トイレもあるが限られているので、半日コースで訪れる際は予めトイレには行っておくのが得策。

 それにセントラルパークの最北端は110丁目なので、ハーレムに近く治安は決して良くはない。公園と言う響きは平和的だが、そこはニューヨーク、危ないことも想定内。夜の散策は危険だし、ジョギング中の女性が強姦される事件もある。公園内の迷路的な通路は住人であっても迷う程。決して甘く見てはいけない。

 明るい内に、天気の良い日に、青空の日に出かけるセントラルパークはやはり素敵。冬の日も趣が違い、またスケートリンクもあるので、冬のセントラルパークもお薦めしたい。

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