アメリカでは↑写真のような太った女性を Plus Size Woman と呼ぶが、これは太った女性に対し失礼のない呼び方で、プラスサイズの洋服や、プラスサイズモデルと、日本よりアメリカは圧倒的にプラスサイズの肥満女性が多い。
体質の問題もあるだろうが、日本では見ない100キロ越えの女性は結構目にする。ただ、太った女性は太った食生活をしているようで、食生活が体に現れていると感じることがある。
アメリカのスーパーのお菓子売り場には、”砂糖と油脂が主成分” のケーキが小分けにされた箱入りが売られているが、そのような不健康なお菓子を複数カートに放り込んでいるのは、決まってプラスサイズの女性達だ。
一旦、太ってしまうと、その体重を落とすのに並々ならぬ努力が必要だ。私自身、昨年のコロナ禍でジムが1年以上閉鎖され、それまで、毎日ジムに行っていたので体がなまるようになってしまった。しかし、ジム閉鎖期間にその分ウォーキングをするでもなく、また外出が規制されていたので歩くことすら出来ず、だらけた生活をした結果5キロ程太ってしまった。
人間だらけると、食事制限もせず、後ろめたさもあるので体重計にも乗らず、自由気ままに生きると確実に体重は増える。増えた体重を元に戻すのはキツイ。
ジムも再開され、毎日1時間は運動する生活に戻っても、例えばエアロバイクを30分漕ぎ続けて消費されるカロリーはせいぜい100を超える程。この後、板チョコを1/2枚食べれば、また太ってしまう。
反面教師は実は効果的で、日本のYouTuberで二人合わせて240キロと謳う女性ペアーの動画を見ることがある。
見事な食べっぷりで、超特大のペヤング、マクドナルドにケンタッキー・フライド・チキン、揚げ物、炭水化物、異常に高いカロリーのお菓子等など。シャウエッセンを1キロ食べたり、お寿司だって100貫をぺろりと平らげる。
二人合わせて240キロという女性ペアーには好意的な書き込みが多く、カワイイ、癒される、食べっぷりが気持ちいい…と誉め言葉のオンパレードだけど、コメントする人たちは無責任か、それともその方々も肥満体型で同じ傷を舐め合っているのか?と詮索したくなる。
油断大敵と言う言葉があるが、肥満大敵である。太っていて得することはなく、自分をコントロールできない人と判断されてしまう。
100キロを超える人たちは実は周りに迷惑をかけていることを認識した方が良い。ブロードウェイの劇場の椅子の前後の間隔は狭く、太った人が隣に座るとかなりの圧迫感を感じるし、前にでも座られると舞台を遮られることもあった。これは飛行機に関しても100キロ超えるような巨体の方が隣だと相当空の旅の快適さが削られる。
もし、少しでも太ったら、大慌てでその太った分を減らすようにしなくてはいけないと思う。コロナ禍の5キロ増は食生活に気をつけてもいても、毎日運動しても一向に減る気配がないのが不思議だ。
運動量を増やすか、食を細くするかだが、なかなか至難の業。反面教師で100キロ超えの女性達のYouTubeを見るものの、逆に凄い食べっぷりで、こちらまで食欲が湧いてくる。
痩せるには『痩せる思い』をするくらいの心配事が必要なのかもしれない。ただ、ストレス太りというのもあるし、この減量と言うものの難しさ、痛感する食欲の秋なのである。