新発売 の5%・12%である「麒麟 発酵レモンサワー 濃いレモン」を飲んでみた!

  by 古川 智規  Tags :  

キリンビールは「麒麟 発酵レモンサワー」ブランドから新フレーバー「麒麟 発酵レモンサワー 濃いレモン」(350ml缶・500ml缶)を10月5日より全国発売。同社ではすでに発売している「麒麟 発酵レモンサワー」を発表するにあたり消費者が感じているフレーバーの「人工感」を払しょくするために発酵果汁を使用したとしていた。今回発売された「麒麟 発酵レモンサワー 濃いレモン」と、ですでに発売されている「麒麟 発酵レモンサワー」と飲み比べてみたのでレポートする。

麒麟発酵レモンサワーは、3月に発売されたアルコール度数7%、果汁10%使用のレモンサワーだ。発売当初、同社の発表会を取材しているが、その場で発酵果汁の原液そのものを味見した時の衝撃は今でも覚えている。
発酵したことによる独特の香りは漬物のようでもあったが、味を見るとさわやかな深い味わいで「おいしい」と感じた。

さて、改めてレモンサワーとして飲んでみると、なるほどアルコール度数7%なので開缶直後はエタノール臭がするものの、その後はレモンの香りと味わいが深まる。アルコール度数が比較的高いこともあり濃い味わいの料理にもよく合い、負けない。記者はあえて鴨料理に合わせてみたが、脂っこい鴨肉の味を楽しんだ後は、レモンサワーにさっと流されて次の一口にすぐに手が伸びるので、料理もレモンサワーもすぐになくなる循環だった。

今回発売された「麒麟発酵レモンサワー濃いレモン」はアルコール度数が5%で、果汁12%だ。飲みやすさはこちらの方が上で、それはアルコール度数が2%程度低いからというだけではなく、果汁が多くなったことも一因だろう。こちらはおつまみなしでもそのまま飲めてしまう勢いだった。

こちらに合わせる料理はアルコールをさほど感じさせず、素材の味が引き出せるという意味で野菜の天ぷらを選択した。天つゆは使用せず、塩だけで食べてみた。野菜のホクホク感やジューシーさが本品に含まれるレモン果汁と相まって一層深みを増したような気がした。この味だとおそらく煮物にもよく合う和風でも全く問題ない味だった。

ようやく外食も解禁となり、飲食店での飲酒もできるようになったが長く続いた生活様式の変更は、「家飲み」というカテゴリーの地位を一段高めた。それにより、普段飲みに耐えられる飽きのこない美味しいお酒を具現化した本品は、消費者が求めるニーズに対する一つの提案であろう。アルコール度数や風味の異なる2種類が選択肢になることで、より多くのニーズに応えられるのではないだろうか。

※写真はすべて記者撮影

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