第100代目内閣総理大臣は岸田文雄氏に決まりました。あまりこの方のことは知りませんでしたが、９月28日付、ニューヨークタイムズに大きく取り扱われていました。
岸田新総理提供の小学生の低学年のクラス写真を見て驚いたのは、岸田さん、なんとニューヨークのクイーンズの公立小学校に通われていたと言うのです。帰国子女だったのですね。ただ、記事で衝撃的な個所を見つけました。
His classmates included children of many backgrounds — white, Korean, Indian and Native American — but he sometimes felt the sting of racial discrimination. In his book “Kishida Vision,” published last year, Mr. Kishida described a time in 1965 when a white classmate refused to hold his hand as instructed by a teacher on a field trip.
岸田新総理ののクラスメートには、白人、韓国人、インド人、ネイティブアメリカンなど、さまざまな人種の生徒たちの中で、人種差別を感じることもありました。昨年、出版された著書で岸田氏は、「1965年に行った遠足で先生の言う”お手てつないで”で手を繋ごうとしたら、白人の同級生に拒否されたことがありました」
帰国子女を羨ましく感じる方もいらっしゃるでしょうが、幼心に傷つく経験も味わってしまいます。しかし、岸田さんは、
それでも、アメリカを賞賛するようになり、さまざまなバックグラウンドの学生が「国旗を尊重し、朝に一緒に国歌を歌ったことは注目に値します」と仰います。
「米国は戦争中の日本の敵であり、広島に核爆弾を投下した国でした。しかし、私は若く、私にとって、米国は寛大で多様性に満ちた国に他なりませんでした。」
バイデン大統領もニューヨークタイムズ紙に目を通されるでしょう。岸田新総理はアメリカとの外交、かなり上手くこなすと予測できます。
これは漠然とそう感じるのです。外交はタフさの強調もいいのですが、一国の総理でも、大統領でも人柄が良いことは絶対的プラスです。また、裕子夫人もおだやかで優しそうな方です。
日本、きっと上向きになりますよ、それはニューヨークタイムズのこの記事から伺い知ることが出来ましたから。
