海外で合法でも 違法薬物に手を伸ばしてはいけない理由

  by あおぞら  Tags :  

 ↑ の写真を見ていると、それが大麻とは思いませんよね?しかし、それは大麻なのです。今年の3月、ニューヨーク州は嗜好品としての大麻が成人を対象に認められました。自宅で大麻草も栽培できますし、喫煙が許可されている公共の場で大麻の喫煙が可能になりました。

 コレ、おかしくないですか?だって、大麻が違法だった時、大麻を家で栽培すると逮捕されていたし、大麻の吸引は違法ですから、それでも街角でたまに大麻のなんとも言えない不快な匂いが漂うこともあったし、歩きながら吸引している人も見かけたことはありますが、違法なことをしているのでコソコソと遠慮がちでした。

 今までずっと違法だったものが合法化されたのは、どうゆう了見なのか?と思ってしまいますが、コレ、州が潤うのです。何が? マネーです、お金です。合法化に踏み切ったセクハラ辞任のクオモ知事は知事当時、いい仕事をしたとは思えません。

 理由ですか? 街の風紀が乱れています。例えば、イーストハーレムという治安のあまり良くない場所を歩くと、この匂いがしてきます。この地区は犯罪が多いですが、大麻の匂いがすると、もう何か悪いことが起こりそうな気になります。

 実際、このところニューヨークの犯罪率の高さで、主に銃を使った殺人や犯罪が多く、2週間ほど前には金融街の銀行で、銃ではない斧を使って人を攻撃した事件までも起きました。幸いに被害者の命まで奪うことはなかったのですが、兎に角、事件が多いのです。

 しかも、今までの事件、銃犯罪はブロンクスやクイーンズ地区の片隅で起きていたものが、タイムススクエアーで白昼堂々、また、ペン・ステーションというターミナル駅のラッシュアワーに銃撃があり、一般人まで巻き込んでの最悪な状態です。工藤會のようにカタギの人を巻き込むのは卑劣過ぎます。

 日本人の皆さま、ニューヨークにお越しになっても、ニューヨーク州では大麻が合法と言っても、手を出すことは避けられたし! 

 外務省の『海外安全ホームページ』の【海外での薬物犯罪・違法薬物の利用・所持・運搬】を一部抜粋して、以下に転記しますので、よ~く読んでみてくださいね、失敗を起こさぬよう。

【大麻(マリファナ)が合法の国であっても、日本で罪に問われることがあります】

大麻が合法化されている国でも、年齢や所持数量の制限が設けられていたり、免許を受けた販売業者から購入することが義務づけられていたり、国外への持ち出しが厳しく規制されていたりする場合があります。そのような規制に違反した場合には、その国の法律に基づき罰せられるおそれがあります。
 
また、日本の大麻取締法は、国外において大麻をみだりに、栽培したり、所持したり、譲り受けたり、譲り渡したりした場合などに罰する規定があり、罪に問われる場合があります。そのため、大麻が合法化されている国でも、大麻には決して手を出さないようにしてください。

 あなたのパスポートが日本のパスポートであれば、海外にでかけて、たとえその国で、その地域で、違法薬物が利用できたとしても、それをしてはなりませぬ!

 最後に外務省の先述の『海外安全ホームページ』の注意喚起に再登場いただきます。外務省よりの呼びかけです。

【あなたが逮捕されたら悲しむ人がいます】

 あなたが逮捕された場合、あなたが思っている以上に、悲しむ人が、あなたの周りにはいます。自分の生活を投げ打って、方々に借金してまでも、裁判費用を捻出しようと懸命になる家族もいます。後でどれほど後悔しても手遅れになることがあります。あなたの帰りを待ち望む人への感謝と自責の念を日々感じながら、刑務所で言葉や食事、他の外国人受刑者との関係に苦労しながら長時間過ごすことになります。二度と日本に戻れない可能性もあります。自分は大丈夫と安易に考えないでください。見知らぬ人からの誘惑等に惑わされず、断る勇気を持ってください。

 以上の注意喚起を守って、愚かなことはしないことです、海外では特に。

ニューヨークから発信しています