人気の冷凍和菓子シリーズに「 あずきの井村屋」初の冷凍ぜんざい!お手軽ミニスイーツも続々登場

  by 古川 智規  Tags :  

井村屋といえばサファイア級ともいわれる硬さの「あずきバー」でおなじみだが、あれは基本的にぜんざいをそのまま冷凍して固めたためにあのような硬さになっている。よって井村屋のあずきバーを電子レンジで解凍すれば、ほぼ完ぺきなぜんざいになるというのは有名なな話である。
しかしぜんざいには白玉やお餅がないとしっくりこないし、あずきバーはやはりアイスで食べたい。そんなニーズがあったかどうかは知らないが、あずきと冷凍では歴史と実績がある同社の冷凍スイーツを発売前のものを含めて試食してみたのでレポートする。

冷凍和菓子3種

急速冷凍することで、包みたてのようなおいしさをいつでも手軽に楽しめる「冷凍和菓子シリーズ」の大福・きなこおはぎ・あん入黒糖わらび餅を食べてみた。
電子レンジで解凍してもいいのだが、自然解凍でもOKなので冷蔵庫に移して数時間放置した後に食べることにした。

4コ入 大福(つぶあん)は、冷凍であったことがわからない普通の大福で、のびる餅とつぶあんの美味しさのマッチが良い。自然解凍したのでまだ冷たく、時期的にもその冷たさがたまらない。冷たい大福と熱い緑茶と相性が良さそうだ。

4コ入 きなこおはぎ(つぶあん)は、きなこは自然解凍しても粉のままでたっぷりとかかっている。おはぎのご飯粒とつぶあんの小豆がいずれも食感の良いつぶつぶ感で、舌触りでも味でも楽しむことができる。

4コ入 あん入黒糖わらび餅(こしあん)は、これからまだ残暑厳しい季節には記者イチ押しのスイーツだ。自然解凍で冷たいままのわらび餅はひんやりとした舌触りと黒糖のコクのある甘さが、なめらかなこしあんを包んでおり、意外にもアイスコーヒーに合うことから、今すぐに食べてほしい美味しさだ。

井村屋謹製 餡ぱん

「井村屋謹製 餡ぱん」は8月27日発売で同社初のアンパンだ。自然解凍でも電子レンジでも良い。解凍後はそのまま食べてもリベイク(トースターで再度焼く)しても美味しい。

自然解凍したものをそのまま割ってみたが、北海道産大納言がたっぷりと詰まったつぶあんが輝かしい。実際に食べてみると予想通りつぶあんの主張著しく、この小豆を味わなくて何を味わうというんだ!とも思えるあずき本来の甘味や味わいが楽しめる。同社がわざわざ「餡ぱん」と漢字のネーミングにしたのもわかるような気がする。

4コ入 あったか餅入りぜんざい

「4コ入 あったか餅入りぜんざい」はコロナ禍における家中消費の増加による冷凍保存の需要に応え、レンジで温めるだけで簡単につくり立てのおいしさを楽んでもらうため8月30日に発売する。こちらは指示通りに電子レンジで解凍する。

小分けにされたカップが1箱に4つ入っているので、家族でも十分に楽しむことができる。出来上がりは熱いぜんざいの中にとろっとろのお餅が入っていて、あずきがつぶれておらずゴロゴロっとスプーンに乗っかる。上品な甘さで少量でも満足感のあるものだ。ちなみに「おしるこ」と「ぜんざい」の定義は東西により異なるので、ここでは言及しない。美味しければどちらでもいいと考えることにする。

今回は井村屋の冷凍スイーツを食べてみたが、どれも冷凍と言われなければ決してわからない出来栄えで、冷凍技術の進歩におどろかされる。買い物に行く回数を削減するように要請されている今の時代は、その都度買いに行くのではなく冷凍食品を保存しておき好きな時に食べるというスタイルも新しい生活様式なのかもしれない。気になるスイーツをストックしてみてはいかがだろうか。

※写真はすべて記者撮影

乗り物大好き。好奇心旺盛。いいことも悪いこともあるさ。どうせなら知らないことを知って、違う価値観を覗いて、上も下も右も左もそれぞれの立ち位置で一緒に見聞を広げましょう。

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