メンタリスト DaiGo クンの失敗 驕りと慢心と力なき者への蔑み

  by あおぞら  Tags :  

 実際に、DaiGoの炎上騒ぎの発端のYouTubeを見てみた。そして、謝罪動画パート1も、スーツを着た謝罪動画パート2も見た。率直な感想は『調子に乗っていたね』としか言いようがない。

 DaiGoは子供の頃、壮絶ないじめを受けたという。それはお気の毒だった。そのいじめを克服して日本に名を轟かせる有名人になった、と同時に信じられない収入を得るようになり、コロナ禍に入る前は海外のリゾート地からうらやましい程のゴージャスな風景を背に、YouTube動画を配信していた。

 海外からの動画で再生数を稼ぎ、それが収入に繋がるなんて昭和の頃にはありえない世界。お金は額に汗して稼ぐと言うのが昭和世代の定番だった。

 人気者になった元いじめられっ子の芸能人は意外に多い。DaiGoは自分が成功者になったら、今度は自分自身ががいじめっ子へと大人になってから転換してしまったようだ。相当、子供時代のいじめられ体験が尾を引いていたのかもしれない。弟の松丸亮吾の明るく爽やかな印象とは、同じ両親を持つ兄弟でも全く違うとは思っていたが…..

 DaiGoのこの大炎上の原因は、自分にたんまりお金があるものだから、何か勘違いをしてしまっていると思う。世の中にはこの手の勘違いをして、総スカンを食う人たちが多い。

 中でもお金が人の人格を変えてしまうことは大きく、芸能界でいきなり時の人になるような俳優、芸人は多くいたが、急に威張りだしその人気が急下降した人たちを何人も見てきた、日本のみならずこちらアメリカでもだ。人気、ひいてはそれに伴う収入の多さは人を容易に狂わせる。

 加えて中々制御不能な口も大いなる問題の起因であることは是非知っておいていただきたい。

 世界のベストセラーをずっと続けている聖書にその答えが書かれている。特に新約聖書のヤコブの章を、メンタリストDaiGo、およびこのような失敗を起こしやすい人達は紙に書いて、目立つところへ貼っておくといい。

(ヤコブ3:2)

「私たちはみな、多くの点で失敗をするものです。もし、ことばで失敗をしない人がいたら、その人は、からだ全体もりっぱに制御できる完全な人です。」

(ヤコブ3:6)

「舌は火であり、不義の世界です。舌は私たちの器官の一つですが、からだ全体を汚し、人生の車輪を焼き・・・」

(ヤコブ3:8)

「舌を制御することは、だれにもできません。それは少しもじっとしていない悪であり、死の毒に満ちています。」

 Daigoが今月7日、公式YouTubeで発した「生活保護の人たちを食わせる金があるんだったら猫を救って欲しい」「ホームレスの命はどうでもいい」の撤回と、禊のために『NPO法人ホームレス支援全国ネット』代表の奥田和志さんに教えを乞うと言う。

 奥田一志さんは日本バプテスト連盟東八幡キリスト教会の牧師でもある。聖書の言葉で人生やり直すといい。

ニューヨークから発信しています