投票間近!アメリカ大統領選はオバマかロムニーか?

  by あおぞら  Tags :  

 

アメリカ大統領選は、投票日が近づくと必ず「拮抗している」と選挙戦の行方をハラハラさせるよう報道する。私の住むニューヨーク州は民主党の支持者が多い。よってオバマが強い州である。街中にはいい年をしたおじさん、おばさんまでもがオバマのバッチをつけて街を歩いたり、オバマを支持するのが当たり前のような風潮があり、共和党のロムニー候補にとっては分が悪い。

 

さて、今回のアメリカ選挙戦はマスコミで毎度言われるような白熱状態ではないと思う。オバマはCHANGEを掲げて彗星のように現れた4年前と比べ、随分くたびれた感がある。就任当時から経済低迷のアメリカの最大の試練の最中にいたので、厳しい大統領の期間であったのは理解するが、とりたてオバマが大統領だったから手腕を発揮したか?と言うと『さぁて、どうかねぇ?』としか言えないような生温い状態である。

 

こういうオバマ大統領を打ち負かす共和党候補を立てれば、また選挙戦の盛り上がりも違ってみえたかもしれないが、ロムニーは前回の大統領候補に共和党から立候補してマケインに負けた候補者で、その候補者がまたもや大統領候補に名乗りを挙げ、今回は晴れて共和党の大統領候補者になれたわけなのだが、共和党の大統領候補者として新鮮さも勢いもまるでない。

 

だからオバマも下火、ロムニーも再生候補で、このような対戦相手にオバマが苦戦しているとしたら、相当レベルの低い大統領選のように見える。

 

大統領選を目前にして競馬の予想屋のように、どちらかと言えばオバマ再選かな?と思っているが、選挙は水物、どう変わるかわからない。これだけ失業者が多いアメリカでCHANGEが効かなかったオバマに対して失望する有権者も多い。ビジネスにおいてはロムニーの方が明るい。だからロムニーに鞍替えする有権者も多いとメディアは伝えている。

 

投票権を持たない外国人の私は、ロムニーが勝利して大きく流れを変えてもらった方がいいと思っている。オバマは白人と黒人とのハーフで黒人の有権者は初の黒人大統領と狂喜乱舞したけれど、マイノリティーがアメリカ大統領になったことは称賛すべきことだが、大統領としての采配はハッキリいて驚くほどの成果は上がっていないお茶を濁すような4年間だったと思っている。

 

過去の4年でアメリカのくすみを拭いきれなかったオバマがこれから先、また4年も大統領でいることはCHANGEには程遠いような気がする。かと言ってロムニーが大統領の器かと問われれば「そうだ!」などとは言えるはずはない。

 

ただ、役者を代えたい、役者を代えることにより、流れが変わることもあると思う。

 

そういう意味のCHANGEで世間的には後手のロムニーを推したいと思う。さぁ、結果はいかに?

 

画像: from flickr YAHOO!

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