柔道、その美しき礼の世界

  by あおぞら  Tags :  

 これ程までにさわやかな気持ちになれるスポーツはあるだろうか? それは金メダルラッシュの柔道である。実に礼儀正しい。柔道と流石に『道』を掲げるスポーツだ。

 高藤直寿選手に金メダルが決定した後、対戦相手の台湾の楊選手の側に寄り健闘を称え、楊選手の片手を高々とあげた。なんとさわやかな行動だろう。

 そして、畳に頭をつけ、もしかしたらその間涙を流していたのかもしれないが、深々と美しいお辞儀をした。その姿を見た時涙が滲んだ。

 礼節を重んじるスポーツは、心を重んじる。だから、練習も大事だが心の成長が勝負に結びつくことも多いと思う。世知辛い世の中で、東京オリンピックの柔道の日本選手のこのさわやかさ、礼節は清々しい。は惜しみない拍手を送り続けたい。

 この柔道の美しさとはなんだろう?と検索すると、こんな言葉を見つけた。

柔道において礼は、

「人と交わるにあたり、まずその人格を尊重し、これに敬意を表することに発し、人と人との交際をととのえ、社会秩序を保つ道であり、礼法は、この精神をあらわす作法である。精力善用・自他共栄を学ぶ柔道人は、内に礼の精神を深め、外に礼法を正しく守ることが肝要である

 確実に言えることは、東京オリンピック終了後は、柔道教室に申し込む子供たちが数多く増えることだろう。

ニューヨークから発信しています