ギター・デュオはギターを存分に楽しめる編成
今やちょっとしたブームとなり、多くの人が日夜取り組んでいるジャズ・ギター。ジャズ・バンドの中ではリズムやメロディを自在に行き来する遊撃手的ポジションを楽しめるギターだが、ギター同士のデュオでの演奏も、その美しい音色や卓越した演奏技術を堪能できる編成として、通好みのギター・ファンには特に好まれている。
この度、ジャズ・ギター専門誌である『Jazz Guitar Magazine』が主催する配信ライブが始動し、第一弾として特別な組み合わせのジャズ・ギター・デュオが実現した。出演するのは、アメリカを中心に活動歴を重ねウェイン・ショーターやジャコ・パストリアスなどとも共演歴のある“ジャズ・ギター界のメジャー・リーガー”高内春彦と、独自の指弾きスタイルで新しいジャズ・ギターの可能性を広げ、ジャズ以外のジャンルにもフォロワーの多い小沼ようすけ。互いに腕を認め合うトッププレイヤーだが、共演の機会は非常に稀だ。
見るだけで演奏が上手くなる!?
ジャズでは、“スタンダード曲”や“ジャズ・スタンダード”と呼ばれる定番曲が数百曲ほどあり、スタンダードにどうやって自分の個性を反映できるかが、ジャズ演奏の鍵のひとつ。今回は特別企画として、ジャズを演奏する人に向け、アマチュアのジャム・セッションでも頻繁に演奏されている、定番中の定番と言えるスタンダードを中心にセットが組まれる。演奏を見るだけで、自分のテクニックや音楽性の向上にとって参考になることは間違いない。また、曲間ではお互いの演奏のアプローチなどについても語られる。超一流の演奏を楽しんでモチベーションを上げ、演奏のアイデアを学ぶという、ジャズ・プレイヤーにはたまらないイベントとなることは必至! 見るだけでギターがうまくなると言っても過言ではないだろう!(もちろん、その後に練習すれば……)
<EVENT>
思わずギターが弾きたくなる!
スペシャル・ジャズ・ギター・デュオ [高内春彦&小沼ようすけ]
日時:2021年8月19日(木)21時より(休憩挟み2セット)
場所:オンライン開催
視聴券:2,200円(記念Tシャツ付き視聴券:5,500円)
詳細:https://jgm1.peatix.com/view
▲高内春彦
▲小沼ようすけ
【Jazz Guitar Magazine】
日本で唯一のジャズ・ギター専門誌。ジャズ・ギターに関する最新情報や演奏ノウハウなど、ジャズを演奏するギタリストや、ジャズを体験してみたいプレイヤーに向けた誌面構成が特徴。年に2回の発行で、2018年から現在までに6冊を刊行している。