雨宮天がメリオダス役の梶裕貴に感謝!「これからもアニキの背中を追い続けたいと思います!」 『劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち』インタビュー

  by ときたたかし  Tags :  

原作者・鈴木央が描き下ろしたTVアニメから続く“最終章のその先”を描いた完全新作オリジナルストーリーで、完結を迎えたはずの彼らの物語を壮大なスケールで描く、『劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち』が公開になりました。ご存じメリオダス役の梶裕貴さんをはじめとした豪華キャストが集うなか、エリザベス役の雨宮天さんも参加! 最高のコンビネーションで『七つの大罪』の最後の物語を盛り上げてくれています。その公開を記念して、雨宮さんにお話をうかがうことができました。

■公式サイト:https://eiga.7-taizai.net/ [リンク]

●この作品はご自身にとっても思い入れが深そうですが、改めてどういう存在になりましたか?

7年前、始まった当初はデビュー間もない新人でしたので、そこからずっと続けさせていただいてここまで長く続いているものは、おそらく『七つの大罪』だけだと思います。なので、そばにあることが当たり前のような存在で、あれから7~8年、わたしに新しいことを常に教え続けてくれる作品だなと思っています。

それはエリザベスを演じて彼女の心情を考えていくなかで初めて感じることもあれば、劇場版を1回やり、2回目もこうしてできるということで、本当にたくさんの経験と出会いをくれた作品だなと思います。

●エリザベスはどういう存在でしょうか?親友ですか?

性格や考え方が違いすぎるので、実際は絶対に友だちにはなれないと思うんです(笑)。かつて『七つの大罪』の原作や台本を読んだ時に、エリザベスに共感できない時もたくさんあったんです。普通にひとりの人間として受け取っていくなかで、共感できないことがいくつもありました。でも理解はしていたかったので、それでどういう人かをいろいろ掘り下げていったのですが、決して性格が近いみたいなことはまるでなくて、友だちにはなれないと思います(笑)。

でも、自分と違うからこそ、エリザベスを演じさせてもらうという立場にあるからこそ、エリザベスを通じて深い愛情や包容力など、自分の中から出てこないものをたくさん教えてもらいました。親友ではないけれど、パートナーではあるなと思います。いい距離感のパートナーですね!

●今回の劇場版ですが、収録の際に大切に演じられたシーンはありますか?

特にメリオダスとふたりきりになるシーンがあるのですが、大切な存在への気持ちを大切に演じようと思っていました。そこでメリオダスに膝枕をして会話をするシーンがあるのですが、そういうふたりきりの距離感は、今まで本編で演じてきた距離感とも違うものでした。魔神王を倒してようやく結ばれて、新婚旅行みたいな幸せ感のあるふたりで、まだ問題は目の前にあるけれども、充実して解き放たれた感じがあったので、そこは本編とは違うテンションで恋人らしい雰囲気を大切にしました。

●それは今回、注目してほしいシーンと言えそうですね。

そうですね。すごく好きなシーンでもありますし、たくさんの壁にぶち当たりながらエリザベスを演じてきたなかで、包容力や慈愛の表現がわたしの大きな課題だったんですよね。でも、メリオダスとのふたりきりのシーンを演じた時にテストの段階で梶さんが「今のセリフすごくよかった」と言ってくださったんです。ふたりきりだからこその距離感と愛情がすごく伝わってきたと、テストが終わった瞬間にすぐ言ってくださったんです。わたしの中では注目してほしいシーンになりましたし、大事なシーンになりました。

●梶さんは雨宮さんのことを気にかけてくださっていたんですね。

わたしがそういう課題を持っていたことをご存じだったかはわからないのですが(笑)、ただ、それまでふたりきりのシーンを役として会話を重ねていくなかで、グッと汲み取ってくださっていたのかなという反応でした。

●そういう課題は、どう乗り越えていくのですか?

実は自分では、乗り越えられているのかどうか正直、わからないんです。特にメリオダスとふたりきり、メリオダスが辛くなった時に寄り添うようなシーンでは、何度もリテイクが入ることもありました。もうちょっと包容力を、もうちょっと母性を、と演出があった時に、自分なりにいろいろと考えて、少しずつ角度を変えて球を投げてみるものの、それでもリテイクになって…。

研究もしてきたのですが、具体的に乗り越えた瞬間は自分ではわからないので、こうして梶さんにおっしゃっていただいたり、ファンの方から感想を聞いたりしてできるようになったのかなとふわっと感じる時、乗り越えられたかなと思いますね。だから今だにわたしは、エリザベスを演じこなせていると思っていないんです。でも自分の出来る限りの想いを一生懸命声に乗せているので、それが観ている方に届いて、わたしがエリザベスを演じることができていると評価してくださるのであれば、すごくうれしいんです。

●いま、梶さんに何か一言いうとすれば何でしょうか?

梶さんにですか(笑)。梶さんはわたしの中でアニキみたいな存在なのですが、本当にたくさん助けていただきましたし、すごく尊敬していて…。これからも助けてください!ですかね(笑)。これからもアニキの背中を追い続けたいと思います!

■ストーリー

〈憤怒の罪〉ドラゴン・シンのメリオダス率いる史上最凶最悪の騎士団〈七つの大罪〉の活躍により、人間、女神族、妖精族、巨人族ら四種族が魔神族と争った『聖戦』は終結。〈傲慢の罪〉ライオン・シンのエスカノールの命が尽きるも、魔神王を討ち果たし、世界は平和を取り戻した。その後、新たな王国の創造を目指す王・アーサーと行動を共にする〈暴食の罪〉ボア・シンのマーリンをはじめ、大罪人たちはそれぞれの道を歩んでいた―。

メリオダスは王女・エリザベスと思い出の地を巡る旅をしていた。その道中、弟・ゼルドリスと偶然の再会を果たす。一方、〈怠惰の罪〉グリズリー・シンのキングと〈嫉妬の罪〉サーペント・シンのディアンヌの結婚式が執り行われようとしていた。祝福に包まれる式場には、〈強欲の罪〉フォックス・シンのバンと〈色欲の罪〉ゴート・シンのゴウセルの姿も。ドレスに身を包んだディアンヌの登場で華やぐ森に、地鳴りのような不気味な音が響き始めた。

“『聖戦』を台無しにした〈七つの大罪〉とそれに与くみした者共を罰する”

平穏が訪れたはずの地に突如、妖精族と巨人族の軍勢が押し寄せる。敵陣の先頭に立つのは、かつて姿を消した“二代目妖精王”ダリアと“巨人の名工”ダブズ。異様な目つきの侵略者たちの目的は一体…?

世の混沌を望む者により崩されていく日常。全種族を脅かす恐るべき陰謀が交錯する。光と闇の戦いの果てに待ち受ける未来は?!呪われた世界は真の平和を手にすることができるのか。壊れゆく世界の運命は、再び集結した〈七つの大罪〉に託された―。

■タイトル:『劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち』
■公開表記:大ヒット上映中!
■クレジット:(C) 鈴木央・講談社/2021「劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち」製作委員会
■配給:東映

ときたたかし

映画とディズニー・パークスが専門のフリーライター。「映画生活(現:ぴあ映画生活)」の初代編集長を経て、現在は年間延べ250人ほどの俳優・監督へのインタビューと、世界のディズニーリゾートを追いかける日々。主な出演作として故・水野晴郎氏がライフワークとしていた反戦娯楽作『シベリア超特急5』(05)(本人役、“大滝功”名義でクレジット)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)など。instagram→@takashi.tokita_tokyo