猪野広樹「見せたことがない一面ももちろんある」 ファン待望作「REAL⇔FAKE 2nd Stage」で新境地披露

  by ときたたかし  Tags :  

舞台俳優トップスターたちが奇跡の再競演を果たす「REAL⇔FAKE 2nd Stage」が、MBS/TBSドラマイズムにて6月15日(火)にスタートします。

2019年9月に放送され、ミステリー要素と舞台で活躍するトップスターたちの個性あふれるやり取りで話題を集めた新感覚ドラマ「REAL⇔FAKE」の続編で、パワーアップして帰ってきた「REAL⇔FAKE 2nd Stage」では、第1期に続いて出演する豪華俳優陣、荒牧慶彦・植田圭輔・佐藤流司・松村龍之介・和田雅成・染谷俊之・蒼井翔太に加え、第2期には新キャストとして猪野広樹・笹森裕貴が参加。総勢9名で贈る注目のドラマです。

そこで今回、卯野紘希役として出演する猪野広樹さんにインタビュー。「ここまで煽ったことはなかったです(笑)」と語る役柄についてお話をうかがいました。

■公式サイト:https://realfake-official.com/index.html [リンク]

■ストーリー

2期は朱音役を演じる蒼井が、「Stellar CROWNS」が所属するレコード会社の新社長に就任するところから物語が始まる。

撮影時の感想を求められ、「役としても個人としても、共演者に支えられて撮影を進められた。今期は第1期の物語があったからこそのスピード感が楽しめ、大きな決断をする朱音としての成長も見ていただけたらいいなと思いながら演じました。なによりも(Stellar CROWNSの)ライバルユニットも登場しますので、
熱い展開になると思います」と手応えを得ていた。

一方、映像ディレクター守屋役の染谷は、----※中略

●脚本の最初の印象はいかがでしたか?

4話しかないので展開が早いなということと、リアルとフェイクという話なので個人的にはお芝居という点では、リアルを追求しようかなと最初は思いました。あとは役が、けっこう煽ったり、口が悪い攻撃的なキャラクターなので、これは楽しいなと思いました。

●実際どうでした?

もちろん芝居の上でですが、煽り倒しました(笑)。ただ、そこには役者のプライドを賭けたものもあると思うので、気持ちとして乗せて演じさせていただきました。

●卯野紘希キャラクターは、めずらしいタイプのものでしたよね?

そうですね。あそこまで敵対心を持っていた役は今までなかったですね。ただ、映像の現場では、悪役が多いほうだと思うんです。なので「また猪野がこういう役を」と、今までの作品を見てくれている方の印象にはあるかもしれない。オーソドックスな役にしないという意味では、いつも通りに感じる部分もあるかと思いますが、見せたことがない一面ももちろんあるので、そこは楽しみにしていただければなと思いますね。

●期待には応えつつも、新たな一面がありますよね。

血の気が多い役なので、そこは初めてお見せできる顔だと思います(笑)。

●素の猪野さんは、どういうタイプなのですか?

見ておわかりの通り、あまり目を合わせないタイプです(笑)。

●それは人見知りとか?

考えながら話すことが多いんです。自分の頭の中を整理して話すことが多いですね。自分では普通というか、ピュアな人間だと思っています(笑)。普段からウソをつきたくないとも思っています。ウソをつくと、ウソをついた分だけ、自分のことがわからなくなりそうな気がして。お世辞とかも。

●すごくわかります。

もちろん社会生活では普通のことなのですが、あまりやり過ぎると、何が自分で何が本当かわからなくなる。ウソはなるべくつかない。優しいウソもあるとは思いますが、自分が何なのかは自分が一番分かっていないと思うので、「?」と引っかかるものは、全部大事にしていったほうがいいかなと思っています。

●この作品から、猪野さんが受け取ったものは何でしょうか?

猪野個人としては、もっとギスギスした感じで終わってもよかったと思うのですが(笑)、ある意味、大人向けの内容になったのかなと思います。夢をあきらめない、あきらめるでもがいている人に響くのかなと思います。そこに救いがあるような、そんな感じのドラマになったと思うので、観てください!

タイトル:「REAL⇔FAKE 2nd Stage」

■放送情報

6月15日(火)スタート/MBS:毎週火曜24時59分~ TBS:毎週火曜25時28分~

出演:荒牧慶彦 植田圭輔 佐藤流司 松村龍之介 和田雅成 (※五十音順)
猪野広樹 笹森裕貴 染谷俊之 / 蒼井翔太

(C)「REAL⇔FAKE」製作委員会・MBS

ときたたかし

映画とディズニー・パークスが専門のフリーライター。「映画生活(現:ぴあ映画生活)」の初代編集長を経て、現在は年間延べ250人ほどの俳優・監督へのインタビューと、世界のディズニーリゾートを追いかける日々。主な出演作として故・水野晴郎氏がライフワークとしていた反戦娯楽作『シベリア超特急5』(05)(本人役、“大滝功”名義でクレジット)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)など。instagram→@takashi.tokita_tokyo