肉の緊急事態宣言!酒ナシで「激的に旨い肉」を楽しめる京都の隠れた名店4選!

  by 丸野裕行  Tags :  

どうもライターの丸野裕行です。

既にご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、これまで筆者が『ガジェット通信』の中で声を大にしてきたのは「大の肉好き!」だということ。何度か“肉特集”の記事を書いてきましたが、地元・京都には、おいしすぎる肉の名店が多く存在します!

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いいことがあったときに食べたいものといえば、肉! 妻と夫婦げんかしたときに食べたいものといえば、肉! 肉のためなら何でもできてしまう筆者なのです!

2021年、3度目の緊急事態宣言で飲食店が大変な時期……。営業時間は午後8時まで、酒の提供もダメ! じゃあ楽しみといえば、もう「肉を喰らうくらいしかないじゃないか!」ということで、京都の中でもとっておきの誰に教えたくない素晴らしい肉の名店を4店、見ているだけでヨダレが出てしまいそうな肉画像と共にご紹介したいと思います。

右京区西京極 『焼肉あり福』

西京極駅すぐの好立地にある『焼肉あり福』は、店内が意外に広く個室があるので、おいしい肉を囲んでの会食に便利! 緊急事態宣言でお酒を一滴も飲めない状況下で、とにかくお肉を楽しもうと勇んで頼んだのが、厳選された《タン刺し》。

このタン刺し、きめ細やかな繊維質が舌にのせた瞬間にホロリととろける感覚が素晴らしいんです。溶点の低い脂をまとったタン刺しに、添えられたフライドガーリックを包み込んでいただけば、これまた食感が面白い!

ここで押さえておきたいのが、あり福名物の《ネギ塩ロース》。サシがいい具合に入ったロース肉の半身を少し炙って、激レア状態のままネギを巻く。それを口に入れた瞬間、ネギの辛味と甘みをまとった柔らかなロース肉の繊維がほどける、ほどける。

生センマイも新鮮で絶対にオススメ。コリコリとした歯ごたえに甘めのコチュジャンを使ったタレが絡むからむ。そこにノンアルビールを流し込めば、気分は緊急事態宣言前。大きめにざく切りされたセンマイは、新鮮だからこそ味わえる『あり福』ならではのコリコリ感。

その他、とてつもなく柔らかくクセになる《厚切りヒウチ》、ポン酢との相性がいい《塩カルビ》、わさびといただく《稀少イチボ》、肉の甘みが際立つ《稀少ミスジ》など素晴らしいのひと言です。

店名:『焼肉あり福』
住所:京都市右京区西京極北裏町4-13
TEL:075-315-0660
営業時間:17:00~23:00(L.O.22:30)
定休日:火曜日(火曜日が祝日の場合は水曜日)

左京区山端柳ヶ坪町 『はつだ』

京都を代表する焼肉の名店としてかなり有名な『はつだ』。このお店、実は大人気の《牛肉弁當》の店としての知名度が高いんですね。確かにお弁当が美味しいんですが、修学院にある実店舗はさらに美味しい! 年季の入った店内にはカウンター席とテーブル席。お店の中に漂う肉々しい香りに誘われて、店奥のテーブル席へ。

ため息が出るほど美しい《タン刺し》。刺身でいただくのですが、チョジャン(韓国風酢味噌)がかかっていて、いつものタン刺しとは違う味わい。繊維が細かく、すぐに噛み切れるほど柔らかいので、自分でも気づかぬ間に1人前をペロリと食べてしまっています。

店主オススメの《タン焼》と《上ミノ》の肉質はさすが『はつだ』さん! 素晴らしい近江牛の上ミノは独特の歯ごたえに染み出る肉汁が多すぎる! 旨みしか感じられないお味はもはやいつも食べているホルモンとはものが違います。《タン焼》も軽くさっと焼いて九条葱を包み、一気に口中へ! シャクシャクとした九条葱と歯切れのよいタンの二重奏。

《テッチャン》と《上バラ》など上質のお肉を挟み、待ってました! はつだ名物A5ランク雌牛の《近江牛ステーキ》。あらかじめ特製タレに漬け込まれたあとに、ミディアムレアの焼き加減に仕上げられたステーキは、ガーリックチップやねりからしを一緒に味わいます。

歯を立てなくても、口の中の温度で溶けだす上質の脂とあふれ出る肉汁のジューシーさ、柔らかさはこのお店でしか味わえませんね。

店名:『はつだ』
住所:京都市左京区山端柳ヶ坪町17-3
TEL:075-722-8179
営業時間:17:00~22:00(L.O)
定休日:月曜日

中京区京都市役所前 『肉料理かなえ』

この『肉料理かなえ』は、美男美女のご兄弟で切り盛りをされている肉料理専門店です。メニューとしては、その日オススメの充実したコースのみ。テキパキと美しいお肉を調理していく2人のライブ感があってすごく楽しいんです。お酒がなくても、いい気分になれます。この日のメニューは《タン刺し》からはじまって、《ハツ刺し》《ミノ湯引き》《赤身ユッケ泡醤油》《サーロイン巻き》などなど。

ボリューム満点の《赤身肉ユッケ泡醤油と大分地鶏の黄卵》はすごく繊細な味で、ねっとりとしたこだわりの卵黄がよくからむ! 濃い目の味付けながら、後味はさっぱりとしたお肉の味を感じるこの一皿は絶対に食べるべきです。

《タン刺し》は、昆布の佃煮とわさびと一緒にいただくのですが、この昆布がタンにピッタリ合うんですよね。

続いては《タンシチューとバケット》。タンは臭みが強かったり、硬かったりする余計な部分をすべてそぎ落としたタン丸々一本を煮込んでいるらしく、そのとろけるような柔らかさに脱帽。コックリと煮込まれた旨みが詰まった逸品です。

《ミノとハラミのタレ焼き辣油がけ》は多めの脂を味わう料理です。この脂がすごく甘くあと引く旨さ。外はカリッと、中はじんわり柔らかいレア状態。ホント、肉の割烹料理店の芸術点の高さに、恐れ入りました!

店名:『肉料理かなえ』
住所:京都市中京区上樵木町500-5 アカーザ木屋町1F
TEL:075-256-5220
営業時間:17:00~22:30(LO.22:00)
定休日:木曜日

中京区四条大宮 『肉料理 ひらい』

京都四条大宮の隠れた名店との呼び名も高い老舗肉料理店『ひらい』。外観からすると敷居が高いイメージがあるのですが、中に入れば、お値段も妥当。言ってしまえば「ちょっと安すぎじゃないですか?」という印象のお店です。年季の入ったお店の中では、美しい肉たちの饗宴が毎日繰り広げられているわけです。突出しの山盛りキャベツとキムチで、ノンアルビールをグビリ。自分専用のガス台に、ラードと塩盛。この鉄板の隅っこに盛られる塩は、タンなどをいただくためのお塩なんですね。

とりあえず薄切りの《上ミノ》で胃のご機嫌伺い。薄切りになっているからか、弾力も少なく、すぐに噛み切ることができ、その味を楽しめます。

続いては、《ハラミ》。このハラミが分厚くて食べ応えもあり、かなり柔らかい。肉を食べはじめると、体がカッカと熱くなってくる燃料のようなハラミです。肉をひっくり返す箸も若干スピーディーになってきます。

次は《てっちゃん》。すごいボリュームですね、これは! 上質のホルモンなのか、焼きはじめても縮んだりすることもなく、良質な脂が滴り、炎があがります。すっごい旨そう! ゴムのような弾力のホルモンがありますが、これはまったく違います。噛めば噛むほどに濃厚な味が飛び出してきます。

〆は贅沢に《上カルビ》。上を謳っていますが、これはまさに「極上」のサシの入り加減。素晴らしい! 焼きたてを口に放りこんで、ハフハフと肉を噛んでいきます。本当に力がいらない、舌だけで肉がほぐれていく感じです。うんまい! 言うことナシ! 『ひらい』は誰もが唸る肉の名老舗店です! ご馳走様でした!

店名:『肉料理 ひらい』
住所:京都市中京区壬生坊城町64-5
TEL:075-842-0038
営業時間:17:00-0:00
定休日:水曜日

緊急事態宣言で、どのお店もお酒の提供はありませんが、美味しい肉がお酒のことなんて忘れさせてくれます! 夏の気配が近づきつつある今の季節。夏本番を迎える前に、旨い肉を食べて、スタミナをつけておきましょう!!

これからもさらに京都の激旨肉の記事をUPしていきたいと思います!

丸野裕行

丸野裕行(まるのひろゆき) 1976年京都生まれ。 小説家、脚本家、フリーライター、映画プロデューサー、株式会社オトコノアジト代表取締役。 作家として様々な書籍や雑誌に寄稿。発禁処分の著書『木屋町DARUMA』を遠藤憲一主演で映画化。 『アサヒ芸能』『実話ナックルズ』や『AsageiPlus』『日刊SPA』その他有名週刊誌、Web媒体で執筆。 『丸野裕行の裏ネタJournal』の公式ポータルサイト編集長。 文化人タレントとして、BSスカパー『ダラケseason14』、TBS『サンジャポ』、テレビ朝日『EXD44』『ワイドスクランブル』、テレビ東京『じっくり聞いタロウ』、AbemaTV『スピードワゴンのThe Night』、東京MX『5時に夢中!』などのテレビなどで活動。地元京都のコラム掲載誌『京都夜本』配布中! 執筆・テレビ出演・お仕事のご依頼は、丸野裕行公式サイト『裏ネタJournal』から↓ ↓ ↓

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