白髪染めには一歩踏み出せないヘタレの記者でも『メンズビゲン』のリンスなら…使ってみた!

  by 古川 智規  Tags :  

コロナコロナとそればかりに気をとられて巣ごもりが長くなり時間はあるはずなのに新生活様式に切り替えるのにかえって忙しくなったようにも感じるが、そんな中で加齢やストレスで髪に白いものが混じり始めたと気になる男性もいるかもしれない。
実は記者も数年前から所々白髪が出てきて、気にはなっていたものの特に何かをすることはなく放置状態だ。

気になると調べてみるのが記者の性質で、ホーユー株式会社が行った頭髪ケアに関する調査リリースを入手した。
ホーユーとは何の会社だと思っていたが、「ビゲン」ブランドと言えばだれでも知っているヘアカラーや白髪染めのメーカーである。同社は男性向け白髪ケアアイテム「メンズビゲン」に関連して、35歳~59歳の頭髪ケアに興味がある男性1400人を対象に、頭髪ケアに関する調査を行った。まずはその結果をご覧いただきたい。
サマリーは以下のとおりである。

・白髪のある男性の中で、実際に何かしらの行動を起こしているのは27%のみ!
 70%以上が「何もしていない」という結果に

・理想の頭髪は「自分らしい状態」の維持と81%が回答!
 「若々しさ」を上回ることが判明

・「頭髪ケア製品」を選ぶポイントは「自分に合っている」と回答する人が約50%で第一位に

・市販の白髪染めは「白髪を目立たせないこと」というイメージが62%
 “自分らしさ”を求める男性にとって、白髪染めは今の自分を隠す“対処品”でしかなかったことが判明

・白髪染めをしない理由、「自然なままの状態」を重視するという回答が約50%で第一位に

・白髪染めをしない男性でも、「自分らしさ」を叶える白髪染め製品であれば
 購入・検討したい人が90%も存在!

調査結果のとおり、何もしていない人が多く記者もそうだったので一安心。若々しさよりも自分らしい状態といってもそれがよくわからないので記者の場合は放置。
白髪が出るメカニズムは先天性や疾患によりもの以外の理由は、色素を出す機構が停止あるいは弱っている等々わかっているのだが、なぜ色素が出なくなるのかの根本的なメカニズムは解明されていないらしく、厄介な問題ではある。全部同時に白髪になってくれればあきらめもつくが、黒髪の中に1本2本は目立つ。気になり始めるとキリがない。簡単な方法は白髪を染める方法であることは議論を俟たない。

記者は白髪染めをしたことがない。その理由は白髪染めのメカニズムを知ってしまったからだ。髪を染めたことがある人にはどうということはないのだが、髪を染めるためにはまず脱色しなければならないというのが真実である。どうせ白髪は出続けるわけだし定期的に染め続けるので構わないといえばその通りだ。髪は伸びるので染めても生えてくる髪は白いので気にする方がどうかしていると言われれば、ごもっともである。
しかし最初の一歩が踏み出せなくまだ経験はしていない。理美容院でやろうが市販のもので自分でやろうが、仕組みは同じなので2つの薬剤で脱色すると同時に染料で染めていく手順を1回で同時にやっていることになる。一般的に脱色に使用する薬剤は過酸化水素水(オキシドール)で消毒薬として使用されているのはご存じのとおりだ。これを配合しているために白髪染めの製品は医薬部外品になっている。
以上の理由で初心者にもなっていない記者には白髪染めをするには勇気が必要なのだった。しつこいようだが、この心配は杞憂のモノで染めること自体は何ら問題はないのは百も承知であることは申し添えておく。

そんな人が多いのかどうかはわからないが、同社にはカラーリンスという製品がある。これには脱色する作用はない。今のそのままの髪に色を置いていく感じで徐々に変えていく製品だ。手軽で脱色をしなくてもよい反面、デメリットもある。それは厳密に染めるのではないので、使い続けなければシャンプーで色が落ちてしまうということだ。またきっちり染めるのではないので即効性がない、つまり1回の使用で染まるのではなく繰り返し使うことにより徐々に変わっていくという製品である。
これならば怖がらずに初心者の舞台に立てるというもの。早速使用してみた。

写真は使用前のもみあげの部位をマイクロスコープで撮影したものである。
所々、白髪が混じっているのがわかる。この数本の白髪が目立つので気になるところではある。
実際に使用してみたところ、1回ではあまり変わらなかった。しかしリンスと銘打っているだけあって、使用後の髪は乾燥後もつるっとしていてリンスの性能は一級品である。

これが2回使用後の写真である。光源が反射して白く見える部分があるが、根元の方にたどっていくと黒いので、白髪ではなくツヤであることがわかる。このツヤはリンスの性能であろうと理解する。2回目の使用であまり目立たなくなったので、今後使用を続ければほぼわからなくなるだろうことは容易に察することができる。
ただし使用しないとシャンプーで徐々に落ちていくので、出張や旅行で一定の期間使用できない場合は勇気をもって白髪染め製品を使えばいいだけのことである。
勇気のない記者のように一歩が踏み出せない方にも気軽にリンスをする要領で色を付けることができるので、お気持ちに合わせてステップアップをしていけばよいのではないかという感想を持った。

冒頭の調査結果に戻るが、自分らしさなのでそれで構わないと考える方が多い中でも、自分らしさを維持できる白髪染め製品であれば購入したいという調査結果は矛盾しているようにも思えるが、自分らしさの定義を個々が持っていることの証であり、その定義に合わせて製品を選べばよいのだろう。お悩みの方もそうでない方も、自分らしさを追求してご自身に合った製品を選んでいただきたい。

※写真はすべて記者撮影

※ヘアカラー(白髪染め製品)使用上の注意として以下の記述がありますので指示通りにお使いください

■ヘアカラーを安全にお使い頂くために
※ヘアカラー(医薬部外品)は、使用上の注意をよく読んで正しくお使いください。
※今までにヘアカラーでかぶれたことのある方は、絶対に使用しないでください。 また、皮膚アレルギー試験(パッチテスト)もしないでください。
※ヘアカラーをご使用の前には、毎回必ず皮膚アレルギー試験(パッチテスト)をしてください。

乗り物大好き。好奇心旺盛。いいことも悪いこともあるさ。どうせなら知らないことを知って、違う価値観を覗いて、上も下も右も左もそれぞれの立ち位置で一緒に見聞を広げましょう。

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