アラアラ不思議、ワセリンのスキンケア―で気分上々!

  by あおぞら  Tags :  

 例えば時計。時計は時間がわかればいいのに、数百万円、もしくは一千万円を超える時計を買う人がいる不思議!個人の自由であり、財力があれば二千万でも三千万円でも買えばいいのでしょう….

 時計ほど高額な基礎化粧品はないでしょうが、それでもスキンケア―商品もピンからキリまでです。アメリカの寮に住んだ時に驚いたことは、ルームメイトが普通の浴用石鹸で洗顔をしていたことでした。今に思うとなんてことはないですが、日本からの留学生には衝撃に映りました。

 洗顔石鹸も洗顔フォームも高級品はありますが、顔の汚れを落とすことであれば浴用石鹸でも十分だと思うのですね。それと同様、スキンクリームも高級品が必ずしも絶大な効果を発揮するか?と言うと、実はそうでもないと思うのです。

 シャネルのクリームを頂いたことがありました。高級品を使うのは気分のいいもので、精神的に豊かな気持ちになることで既に肌に良いと自己暗示がかかっているのかもしれません。確かに良さげではありましたが、一回だけのシャネルのクリームでは成果はわかりませんでした。特に効果があったとも思えなかったのが正直な感想でした。

 使い終えて捨てる時に感じたことは、容器にお金をかけているので捨てるのに躊躇したことでした。ガラスの重厚なジャーにそれにピッタリフィットした蓋。蓋を開ける時に高揚感がありました。特別な感情が湧くんですよね、毎回使う時に…. そして、空になる喪失感。結局、中身より外身に心が囚われたのかもしれません。見栄ってそんな感じなのかな… 

 スキンケア―の商品はどんどんダウングレードしてきました。アメリカに住みながら資生堂を使っていたことがありました。資生堂もシャネル程ではないですが、容器はなかなか素敵で、割高のものは中身も外身もお金をかけているようですね。しかし、それも続かず、ドラッグストアーで売られているスキンケア―を使うようになりました。

 ニュートロジーナ、ロレアル、アヴィーノ、シンプル等などはアメリカの一般的な基礎化粧品ですが、もう、これらで十分です。しかし、それでもナイトクリーム等は日本円で二千円以上はします。

 そこでもっともっとダウングレードしたくて、アインシュタインの稲田直樹さんがお薦めしているワセリンを買ってみました。稲ちゃんのお肌が確かにキレイになっていたので、その結果をもたらしたのがワセリンであれば是非とも使ってみたかったのです。

 ワセリンの名前は当然知っていましたが、一度も使ったことがなかったので、試しに小さめのものを買ってみることにしました。上記写真のように4種類のチョイスがありました。売り場で楽しく迷いましたが、アロエがなんとなく良さそうですし、緑色は自然を連想させるのでそちらを選んでみました。

 ワセリンは半透明でクリームと違い、紙めくりのメクールのような印象を受けました。実際、手にする感触もメクールのよう。少量手に取り、洗顔後、しっかりたっぷり化粧水を叩いた後にワセリンを薄く塗ってみました。実にスムース。羽生結弦選手が氷上を滑るみたいに、ワセリンは顔に滑らかに広がります。しかも、淡い香料がよい気分にさせてくれます。

 その香りが懐かしいんですよね、それでその香りが何かを思い出すと… 香り付きの消しゴムみたいな匂いがするんです。洗顔が楽しくなりました。洗顔後、たっぷりの化粧水をつけてワセリンを薄く塗ります。微かに良い香りがします。この満足感はシャネルのクリームを塗る時に近い感情です。

 ワセリンは気分的に高級品です。値段は安いですが、優秀な保湿剤です。ワセリンが使いたくて、洗顔回数が増えました。その度に気分アゲアゲになるのは、気分的にも肌に良いのではないかと思う程。

 日常生活に小さな楽しみを増やすのも素敵なこと。ワセリンのスキンケア―はなかなかの楽しみをもたらせてくれます。

画像:https://www.amazon.com/Vaseline-BlueSeal-Series-Variety-Pack/dp/B07BB6N44G

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