嵐も視聴率1%からスタートしていた! 週末お昼に放送されてきたジャニーズ番組の歴史と試練

  by 田中周作  Tags :  

Snow Manの冠番組『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系)の初回視聴率が想像以上に低いことが話題となっているが、ジャニーズタレントが週末のお昼番組を担当することはそこまで珍しくはない。

特に力を入れてきたのはフジテレビだ。Hey! Say! JUMPによる『いただきハイジャンプ』は土曜10時25分から、それに続いて始まるのは『KinKi Kidsのブンブブーン』だ。ちなみに、この『ブンブブーン』の前は関ジャニ∞による『関ジャニ∞クロニクル』がオンエアされていた。

TOKIOは1997年から1年間、日曜の昼1時半から『ねばぎば!TOKIO』というスポーツパラエティーを担当していた。弟分の小学生グループで、ジャニーズJr.から構成された「小TOKIO」(こ・トキオ)を引き連れて道場破りするというコンセプトだった。
 
現在、TOKIOの3人は『TOKIOカケル』をフジテレビで担当しているが、その歴史は『ねばぎば』から始まっている。
 
もフジテレビとの蜜月関係を長らく築いている。今から18年前の2002年、5人は土曜昼12時から1時間、『なまあらし LIVESTORM』という生放送の番組を担当していた。初回となった同年10月5日の視聴率は世帯視聴率1.5%、個人視聴率0.6%(ビデオリサーチ調べ、関東)。まさに誰も見向きもされない中で産声をあげたのだ。

この『なまあらし』は1年間で終わったが、ここから這い上がるようにキャリアを積み、『嵐の技ありッ!』(2004年~2005年)、『まごまご嵐』(2005年~2007年)、『GRA』(2007年~2008年)と、試行錯誤しながら知名度と実力をあげていく。そして2008年、のちにゴールデンに進出する『VS嵐』がスタート。彼らを国民的グループに押し上げることになる。

先輩ジャニーズが通ってきた昼の番組の試練。『それスノ』も息の長い番組になることを期待したい。

ライター。