京都伏見に点在する「凄旨すぎる京都ラーメン」の名店5選

  by 丸野裕行  Tags :  

どうもライターの丸野裕行です。

前回は、京都の神社仏閣を訪れたらぜひ行くべき近隣の名ラーメン店5選をご紹介した《京都ラーメンシリーズ》。今回も、関西圏をメインに数多くある旨いラーメン店を食べ歩き、雑誌やサイトで活躍中の麺類ライターさんに教えてもらった、京都伏見に点在するヤバいくらい美味しい京都ラーメンの名店を5軒ご紹介!

連載:京都ラーメンシリーズ
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筆者も実際に食べに行った「京都伏見に点在する「凄旨すぎる京都ラーメン」の名店」の数々、とくとお読みください!

伏見区東組町 『玄屋(げんや)』

酒蔵が立ち並ぶ京都伏見で、酒粕で作るラーメンといえば、この『玄屋』です。銘酒の数々が生まれると名高い伏見の酒粕を使うラーメンには、豚骨と鶏ガラをベースに、厳選した醤油と酒粕タレを合わせていただけるラーメンです。

酒蔵造りの店内に入ると、一瞬で酒粕の香りが全身を包み、思わずため息。もちろん基本の《酒粕拉麺》をオーダー。数分でカウンターに届いた丼からは、やはり上質のお酒の匂いが……。ズズっとスープを口に含めば、ほんのり酒粕の香りが、鼻に抜けます。香りの奥に甘さがあります。

麺は、細いストレート麺。スープの邪魔をしない麺は、縁の下の力持ちのごとくスープの味を支え続けています。たくさん入っている薄切りチャーシューがまたうまい! トッピングは、細切り大根、京薄揚げなど珍しいものばかりで、京都らしくていいですね~!

店名:『玄屋(げんや)』
住所:京都市伏見区東組町698 パークテラス桃山1F
TEL:075-602-1492
営業時間:11:30~19:30
定休日:木曜日

伏見深草 『ラーメン たぬき屋』

「京都伏見といえば……」という連日満席の大人気ラーメン店が『ラーメン たぬき屋』です。カウンター席のみの店内には旨いラーメンを求めるお客さんの姿がいつもあります。それほど地元に愛されたお店なんですね!

オススメしたいのは、限定20食の《熟成豚骨ラーメン》です。豚骨ラーメンと銘打っていますが、福岡博多とんこつとは違い、熟成感のあるコクのある豚骨スープ。ひと口飲むとまったりとした旨みが口いっぱいに広がります。少し強く色づいたスープと麺のバランスがエモいんですよ、これがまた! もう高脂血症も高血圧もどうでもいいやと思えるお味。太麺がスープがよく絡み、啜り込むほどに“たぬきの虜”になっていきます。

大きなブロック状になった激やわチャーシューも食べ応えあり! 職人の仕事が手に取るようにわかるお味です! デフォルトのさっぱりした《中華そば》も、たまらなく魅力的です!

店名:『ラーメン たぬき屋』
住所:京都市伏見区深草泓ノ壺町11-9 第二池田ハイツ
TEL:非公開
営業時間:11:30~14:30/18:00~22:00
定休日:木曜日・第1日曜日

伏見区撞木町 『ラーメン荘 地球規模で考えろ』

近鉄伏見駅から5分ほど歩いた場所にあるのが『ラーメン荘 地球規模で考えろ』です。いわゆる二郎系の関西での走りというこのグループ。根強いファンが非常に多いんです! 「マシマシ」「カラメ」という言葉を関西で根づかせたといっても過言ではないでしょう。

先に店内券売機で食券を購入して並びます。まずは、《ラーメン並》にチャレンジです。それにしても、200gの小と300gの並、400gの大が同じ800円というお値段で食べられるのがうれしいですね! 入口でおしぼりとレンゲ、水を準備し、着席。期待、期待、大期待! 丼到着! まずは野菜をいただいてそれから麺へと進みます! 野菜をワシャワシャっと適度に食べて、麺に箸を伸ばします! 麺は、極太ちぢれ平打ち麺。少し硬めの食感がいい!

ちょっと乳化したスープはかなり濃旨。特濃でジャンクで、麺がどんどん進みます! 男臭い肩肉の極厚チャーシューも食べ応えあり。50円のチーズトッピングでさらに濃厚に食べることができます!

店名:『ラーメン荘 地球規模で考えろ』
住所:京都市伏見区撞木町1153-9
TEL:075-644-7544
営業時間:火曜日~土曜日 ランチ11:00~15:00/ディナー18:00~24:00 日曜日ランチ11:00~15:00/ディナー17:00~22:00
定休日:月曜日

伏見区京町 『大黒ラーメン 本店』

昔から食べていた京都ラーメンの名店がここ! 桃山御陵前駅と伏見桃山駅近くにある『大黒ラーメン 本店』です。お小遣いでも子供たちが食べられるそのリーズナブルな価格帯が非常にうれしい! なんと《ラーメン(530円)》、150円増で《ラーメン大》と《チャーシュー麺》に変更可能! 女将さんもいい人で、お客さんとよくしゃべるよくしゃべる!

近隣にFMラジオ局があり、お邪魔する機会に恵まれたのですが、久しぶりに食べてもこれまた旨い! 待つこと6分程度で、すぐに丼が届きます。ラーメンスープをひと口飲むと、なんと懐かしい鶏ガラベースの豚骨醤油スープ。これこそ、京都ラーメンという感じ。口当たりがマイルドでしっかりコクがある。でも、どこか優しいスープなんでですよね。中細ストレートの麺にもよく絡むスープなので、どんどん啜り込んでしまいます!

トッピングとしては、薄切りチャーシューと九条ネギ、モヤシとシンプルです。途中で唐辛子を入れ、味変をすれば、これまた趣が違う味に……! このお店では、並が240円の《焼き飯》もオススメですよ! こんなに良心的な価格なのにレジでお代を支払うと、割引券までもらえます!

店名:『大黒ラーメン 本店』
住所:京都市伏見区京町大黒町118
TEL:075-612-3153
営業時間:11:00~23:00 ※スープ無くなり次第終了
定休日:月曜日

伏見桃山 『特製ラーメン大中 本店』

京都ラーメンを食すときに、味のある場所というものがあります。町家づくりのキレイなお店、京都らしい狭い路地を入っていく隠れ家的なお店などなど。しかし、こんなにもラーメンが食べたくなるシュチュエ―ションがあるのでしょうか! なんと『特製ラーメン大中 本店』は、酔いどれ客の味方である高架下にあります! もう長渕剛が演じている西新宿の町医者ポーでも飛び出してきそうな風景!

否が応でもラーメンに期待が高まります。麺の硬さはもちろん、チャーシューの部位が選べて、ネギもやしの量が選べて、温泉卵もトッピングできて、キムチまでトッピングできて、それで無料だからってんだからありがたい! 卓上には「勝手に入れろ!」という不愛想でもサービス精神のある調味料がたくさん置いてあります。

着席して、5分ほどしてからラーメンが到着。『天下一品』までとは言わないけれど、かなりとろみのあるスープがストレート細麺に絡む、絡む。酔っ払いノックアウトのこのコクと味は『大中』でしか味わえません!

店名:『特製ラーメン大中 本店』
住所:京都府京都市伏見区観音寺町高架下217
TEL:075-603-2712
営業時間:11:00~翌2:00
定休日:無休

京都伏見には、味のある昔ながらの名店が非常に多くあります。以前ご紹介したラーメンよりも、ワイルドでパンチのある味を誇る伏見ラーメン。あなたもぜひ味わってください!
この京都ラーメンシリーズ、京都は広く旨いと唸るお店が数多くあり過ぎて、まったく紹介しきれていません!

次回もさらに地元・京都の「旨すぎる!」と泣きたくなるようなラーメン店をご紹介したいと思います。

丸野裕行

丸野裕行(まるのひろゆき) 1976年京都生まれ。 小説家、脚本家、フリーライター、映画プロデューサー、株式会社オトコノアジト代表取締役。 作家として様々な書籍や雑誌に寄稿。発禁処分の著書『木屋町DARUMA』を遠藤憲一主演で映画化。 『アサヒ芸能』『実話ナックルズ』や『AsageiPlus』『日刊SPA』その他有名週刊誌、Web媒体で執筆。 『丸野裕行の裏ネタJournal』の公式ポータルサイト編集長。 文化人タレントとして、BSスカパー『ダラケseason14』、TBS『サンジャポ』、テレビ朝日『EXD44』『ワイドスクランブル』、テレビ東京『じっくり聞いタロウ』、AbemaTV『スピードワゴンのThe Night』、東京MX『5時に夢中!』などのテレビなどで活動。地元京都のコラム掲載誌『京都夜本』配布中! 執筆・テレビ出演・お仕事のご依頼は、丸野裕行公式サイト『裏ネタJournal』から↓ ↓ ↓

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