ニューヨークで続くヘイトクライムと呼ばれる憎悪犯罪のチョットした解説

  by あおぞら  Tags :  

 ニューヨークで先月からアジア人が街中やコンビニでいきなり殴られたり、野次られることが続いている。女性の被害者も出ている。4月3日、タイムズスクエアー近くのヘルズキッチンという地区にあるセブンイレブンで、アジア系の男性店員が殴られるという事件が起きた。

 3月29日にはこちらもタイムススクエアーに近い地域で、65歳のアジア女性に対し男性がいきなり真正面から近づき、女性の腹部を思いきり蹴り上げ、女性は路上に倒れたらその上から男性は頭や上半身を数回踏みつけた。これは現場近くのアパートの監視カメラの記録があるので、犯人は割り出され逮捕されるとこの容疑者は20年程前に実母を殺害していた殺人犯であった。

 ニューヨーク市の報告によると4月3日までに、アジア人に対しての憎悪犯罪と言われるヘイトクライムが33件も発生し、4月7日現在ではまだ増えていることは予想される。

 実は私自身も先月末、タイムススクエアーを歩いている時、アジア人女性に向かって近づいて大声をあげている男性を目撃した。今現在もニューヨークは外出する人が少ない為、その大声でアジア女性になじる男性が異様に目立っていた。

 日本から見ると「ニューヨーク怖い!」となってしまいそうだが、チョットここは生意気ながら解説の必要があると思う。ニューヨークは怖くない!ただ、アジア人を差別する人の問題である。

 その憎悪犯罪を犯す人たちの特徴は、殆どが黒人なのだ。しかも、先述の殺人者であったり、ホームレスの人たち。また、タイムズスクエアーでアジア人女性に近づいて大声を上げた男性は白人だったが、ボロをまとった完全にイカレテいる白人だった。

 要はこの手の犯罪を起こす人たちは、彼ら自身に問題があるのだ。実母を殺害した黒人男性、ホームレスの黒人男性や白人男性。一般社会から脱落している人たちが、アジア人差別の風潮になるといち早くそれに乗っかるのだ。所謂、いじめの派生みたいなものだ。頭のイカレタ人たちが、こういう犯罪に加担する。

 しかし、そもそもの発端はトランプ前大統領のチャイナウイルス発言で中国を敵に回した。アメリカ合衆国の当時の大統領がそんな発言をすると、頭のイカレタ人たちは中国人に嫌悪を示す。アメリカ人にとり中国人も日本人も韓国人もベトナム人もアジア人全般は皆中国人の一まとめにされてしまう。

 ニューヨークでアジア人憎悪で事件が起こると、極々一部の頭のイカレタ人達の中にはアジア人に危害を加えていいと思う人もいるのだろう。だからこそ33件も事件が起こっている。

 ↑先出の憎悪犯罪の実例を3件挙げてみたが、3件ともすべてタイムススクエアー近くか、タイムススクエアーであった。タイムススクエアーはその昔は恐ろしく治安が悪かった。現在は治安は悪いとは言いきれないが、昔の名残か柄の悪いという表現は語弊があるが、その手の人たちは多い。だから、犯罪が起きやすい土壌であることは残念ながら今もある。

 タイムススクエアーは歌舞伎町のようなもので、地域そのものがチョット危険な要素を含んでいるのだ。その為、犯罪が起きやすくなってしまうのだ。ニューヨークに住むアジア人は、この憎悪犯罪が続いている限りターゲットにされないように、タイムススクエアー近辺は避けた方がいいと思う。

 ヘイトクライム、ニューヨークで先月から続いているこの憎悪犯罪は、ニューヨークと言うより、極々一部の頭のイカレタ人たちが、自分たちのストレスを自分たちより体躯の小さいアジア人に向けて弱い者いじめをするような憎悪犯罪である。

 65歳のアジア女性が黒人容疑者にいきなり路上で蹴られ、倒れても頭や上半身を複数回踏みつけるなんて言葉を失う出来事だが、この男、約20年前に実母を殺しているのだ。そんな狂人がフツウに街中を歩いていること自体が怖い。

 犯罪はニューヨークと言うより個人の問題であるとも思ったが、実母殺害の男が、こうして白昼65歳のアジア女性に危害を加えると言うのは、ニューヨークがこういう男を野放ししていることも理由の一つとすれば、ニューヨーク市政も州もしっかりしろ!と言いたい。そう思うとニューヨークもヘイトクライムが続いている今は怖いと言うしかないかもしれない….

 

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