丸大食品の新作『帆立スンドゥブ』を和風雑炊に仕立ててみた!

  by 古川 智規  Tags :  

丸大食品は3月1日より同社のスンドゥブシリーズの新作「帆立スンドゥブ」を発売している。
この帆立スンドゥブを普通の調理方法で食べたみたのだが、何も具材を加えなくても(もちろん帆立さえも)十分美味しかったので、1回の調理で簡単にできる和風雑炊に仕立ててみた。

韓国料理のスンドゥブはさまざまな具材を煮込んで固まる前の豆腐を投入した鍋料理だ。本品を使用すると帆立のうま味が最初から入っているので、豆腐以外に具材を加えなくてもそのままでおいしく食べることができる。
しかし、野菜いっぱいで日本風に言えば雑炊に近いものにすると、少しのご飯で腹いっぱいに食べることができるので。簡単に健康的な時短料理を試すことにした。
まずは鍋にたっぷりの野菜を切って入れる。野菜は何でもよいのだが、記者はキャベツ半玉とゴボウを入れて、少しの水で下茹でする。

投入した野菜が蒸し煮状態になったところで、本品1袋をそのまま投入する。この時にパウチに残っている調味料を味噌のように絞り出すのが「ミソ」だ。ここにうま味が詰まっているからだ。

ひと煮立ちしたら、絹ごし豆腐をスプーンですくって適当な大きさで入れる。少しくらい大きめで不揃いの豆腐にした方が仕上がりがよい。この時点では非常に辛そうに見えるが、ここから同社自慢のスープがなじんでくるので心配ご無用。

韓国料理では、スンドゥブとご飯は別で供され、鍋にご飯を入れてもみそ汁のように別で食べてもOKだが、今回は雑炊のように鍋にご飯を入れて煮込む。記者は加熱調理する前のパックご飯をそのまま入れたが、温かいご飯でも冷ご飯でも構わない。
パックご飯を使用する場合は少し長めに煮込むのがコツだ。

ご飯が雑炊状になれば出来上がり。パックご飯は180グラムのものを使用したが、雑炊にすることによりふくらみ、量が多くなるばかりかキャベツが半玉も入っているのでお腹いっぱいに食べることができる。言い換えれば、見た目は鍋いっぱいだがご飯は1膳分しか入っていないし、野菜のほとんどはキャベツで、残りは少しのゴボウと豆腐1丁なので食べきれないほどの量ではない。

本品はもともとそんなに辛くないので、野菜やご飯を入れることにより、さらにマイルドになり食べやすくなる。ゴボウは大きく切ったので歯ごたえも良いし、何よりも香ばしいので魚肉類を一切入れていないにもかかわらず充実したものになった。
生卵を入れてかき混ぜても美味しい。色どりを考慮するとニンジンや最後に青ネギを入れても良いだろう。煮込む野菜は大根を加えてもよい。

野菜と豆腐とご飯が程よくなじんだ非常に美味しい雑炊が出来上がるので、夕食はもちろん夜食にも最適だ。
調理時間は炊飯を経ずに具材を投入しただけなので電気グリル鍋で概ね20分程度だろうか。具材を全部容器に投入して電子レンジで加熱すれば10分程度で出来上がるだろう。
同社こん身のうま味が詰まった濃厚スープを最大限利用して、それぞれのアイデアで簡単時短自炊を楽しんでみてはいかがだろうか。

※写真はすべて記者撮影

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