亀田製菓は『30枚 越乃煎餅 旨み醤油味』を3月22日(月)から全国発売する。
「越乃」という接頭語は日本酒の銘柄でも有名だが、総じて「越後の」という意味合いで名付けられていることが多い。越後は現在の新潟県であり言わずと知れた米どころ。そして同社は米菓の代表格のひとつといっても過言ではないだろう。
そんな同社が新たな煎餅を投入するとのこと。本品を一足お先に試食してみたのでレポートする。
パッケージと内容量
まずはパッケージの特徴から。同社のECOパッケージは本品を加えて全13種である。ECOパッケージはご覧の通りスリムなパッケージでプラスチックトレーを廃し包装材の使用量を削減して環境に配慮したパッケージ技術である。同社では2030年までに全商品を環境配慮型パッケージにするとのこと。スリムになったがために内容量が少ないのでは消費者にとっては悲しいことではあるが、写真は中身をすべて出した量である。個包装2枚入りが15袋入っているので、煎餅としては30枚入りである。うす焼き煎餅ではあるものの30枚もあれば文句はないだろう。
お茶には「お茶請け」を!
本品1枚の厚さはおよそ3ミリメートルだが、2種類の粒の大きさが異なるコメをブレンドして米粒感を残したまま直火焼きしているので、うす焼きで食べやすいのは当然としても実際に食べた時の満足感も大きい。個包装なので2枚単位で食べればよく湿気ることもない。また、よく焼かれているのでつまんだ手は汚れず、そのままキーボードやマウス・スマホ等を触っても汚れる心配はない。
味付けは、濃い口しょうゆとカツオだし。よって、まろやかながらも香ばしく味は濃い。まさに「お茶請け」のためのお煎餅といえようか。「お茶請け」は請け負うの意味通り、お菓子(だけではないが)がお茶を引き立てるのを請け負うという意味合いで、「受け」ではない。お茶は熱くても冷たくてもよく合う。記者が試してみたところ、その味の濃さからブラックのアイスコーヒーにも負けずにお茶の味を引き出し違和感はなかった。お茶請けは味覚に限らず胃酸過多も抑えてれる役割もあるという。美味しく体をいたわるお茶請けとして団らんやおやつのみならず、オフィスやリモートワーク等で手が届くところに置いてみてはいかがだろうか。
※写真はすべて記者撮影