コスメ・スキンケアライン『ELECTRON EVERYONE』で時限的小顔プチ整形を実現?男性記者が試してみた!

  by 古川 智規  Tags :  

リモートワーク体制になってそろそろ1年が経過しようとしている。オンラインでのミーティングや会議になって久しいが、自宅ではマスクをしなくてもいい反面、外に出ないのでメイクをさほど施さない女性も多いのではないだろうか。
しかしながらカメラ越しとはいえ、対面でのミーティングをしなければならないので相手に与える印象を良くしたいのも人情というもの。とはいえ、在宅勤務が長くなれば体を動かす機会も減り、体も心もたるんでいくというお悩みを持つ方も多いという。そんなお悩みを全解決とまではいわないが、タイトルの通り手軽な方法で身も心も少し満足していただける方策の一つとして、GMコーポレーションが販売する美容系コスメ・スキンケアラインをいくつか選択して使ってみたのでレポートする。同社に取材したところ特に女性用というわけではなく、ユニセックス商品がほとんどだということなので男性の記者自身が試してみた。
今回の試用目的はズバリ「小顔プチ整形」だ。とはいえ本当に外科的な美容形成手術をするのではなく、本品を使って時限的に簡単に見た目の印象を変えることができるということで「瞬間接着剤で後頭部から引っ張るわけでもないのにそんなバカな!」という一応の疑いをはさみながらも試してみた。もちろんスキンケア製品なのでケアには十分なパフォーマンスが得られるのは言うまでもない。

今回試用したラインナップは「ELECTRON EVERYONE」というブランドラインから3種で、写真左から「CLEANSING GEL FOAM」、「HEAD MASSAGE LOTION(頭皮用マッサージローション)」、「EXTREME SKIN LOTION 100ml(化粧水)」と同20mlである。

CLEANSING GEL FOAM

男性には聞きなれないクレンジングだが洗顔とは少し違う。「お菓子とデザートとスイーツの違いだろ?」程度ではなく、クレンジングとはメイク(大半が油性)や皮脂等を取り除くこと、対して洗顔とは顔についたホコリや不要な角質等を取り除くことである。もっと端的に書くと、クレンジングは油性汚れを取り除き、洗顔は水性汚れを取り除くことであり目的と機能が全く異なるのである。
よってクレンジングは通常、親油性の高い油でなじませて浮かせて落とす。毒には毒をもって制すの例え通り、いわば油には油で対抗するのである。女性の化粧品やメイク落とし、洗顔の製品に枕詞のようについてくる「ダブル洗顔」とはまさに油性と水性での洗顔を指すのである。これを1回で両方やってしまう製品も多く発売されているが「CLEANSING GEL FOAM」もその一つである。クリームタイプとオイルタイプの中間的な感じだろうか。色は無色透明のジェル状で使い始めは石けんほど泡は立たない。油汚れを浮かせた段階でお湯を少量手に取り指でクルクルすると泡立ち始めるので後は洗い流すだけである。
女性には当たり前のクレンジングを男性におススメしたい理由はその洗い心地である。男性は比較的さっぱりした洗い上がりを望むと思われるが、汗や皮脂は家にいても出るので時間がたてばベトベトしてくる。それを油で浮かせてさらに洗顔もしてしまうのだから、これ以上サッパリしないわけがない。石けんや洗顔フォームだけではそこまではならないので、サッパリを望む男性にはお勧めしたい。また男性ならではの使い方として泡立て後に流さずにそのまま剃刀でひげをそってしまうとシェービングフォームいらずで一石三鳥である。シェービングフォームにはもともと皮脂を浮かせて、ひげを剃りやすくする機能があるので目的外使用だがあれこれ使わなくてもいいのであれば時短になる。
同社に取材したところによると若い女性、特に中高生でメイクをする方にはクレンジングだけはきちんとしたものを使ってほしいという。メイクしなくてもきれいな肌に化粧品を塗っていくわけで、お小遣いの問題からメイク商品は安いもので仕方が無いにしても、落とすときはきっちり落として今後のためにも若いきれいな肌をいつまでも保ってほしいということだった。ママとは年齢による色味の違いから化粧品の共有はできないにしても、クレンジングだけはいいものを娘に使わせてあげて欲しいということだった。その意味ではママもパパも含めて家族で共有していただきたい。ちなみにお風呂で洗い上がりに指を滑らせると「キュ」と鳴る。ツラの皮が厚いことを自認する記者ならここで満足して終わりだが、女性や乾燥肌の方はここからお風呂上りに保湿しなければならないのは言うまでもない。それはまた別の話である。

さて、肝心の「小顔プチ整形」の方はどうなのかというと、記者の顔写真で恐縮だがビフォーアフターである。髭剃り前の左の写真がビフォーで、右がアフターである。写真は同条件で撮影したものでコラージュのみで露出補正すらしていない。すぐにわかるのは頬のあたりが締まっているように見えることだろうか。本品を使用してダブル洗顔することにより、顔全体の肌が引き締まることにより、たるんだ部分が引き上げられるというメカニズムのようである。決して痩せたとかそういうことではなく引き締まった結果、見え方が変わったということである。しかしこの状態は6-8時間は持続するので日中での活動時間ならば十分だし、オンラインミーティングでは簡単に実力を発揮する。印象は大切なのでスキンケア込みで試してみる価値はあるだろう。

HEAD MASSAGE LOTION・EXTREME SKIN LOTION

「HEAD MASSAGE LOTION」と「EXTREME SKIN LOTION」は今回は同時使用してみた。
まずはHEAD MASSAGE LOTIONだが、これは整髪料ではなく、あくまでも頭皮に使用するマッサージローションである。一般的に頭皮は柔らかいことが重要であるとされる。年齢とともに頭皮は硬くなっていくので、頭髪の生え際の柔軟性がなくなり結果的にフェイスラインにも影響するそうである。本品もその頭皮を柔軟に弾力のあるものにすることにより、全体を引き締めその影響は顔全体のラインにも及ぶ。理由は簡単で頭皮と顔の皮膚はつながっている、つまり一体だからである。
頭頂部はもちろんのこと、耳の周りに至るまで頭髪が生えている場所に吹きかけて指でマッサージしていくだけだ。

EXTREME SKIN LOTIONは100mlと20ml入りボトルがあるが中身は同じである。女性ならハンドバッグに、男性ならポケットに入れて持ち運びが簡単なのが20mlボトルである。乾燥した航空機内でも透明プラスチックバッグに入れれば国内線はもちろん国際線でも機内持ち込みができるサイズなので、アフターコロナの出張でも手軽にスキンケアが可能である。
角質層まで浸透する液体なので、首筋から顔全体にスプレーして10秒ほど待ち、手でペタペタ(パッティング)すればOKである。本品も頭皮マッサージローションと同様に肌を柔軟にして弾力のある肌へ導くという。
2品とも無色透明の水のような液体で、香りは女性用化粧品特有のもので特に香り付けしている感じはない。むしろ全成分表によれば植物エキスをふんだんに配合しているのがわかる。全成分表は基本的に多く配合している成分から先に記載されている。

こちら2品の「小顔プチ整形」はどうなったのかというと、前述のクレンジングジェルフォームを試用して3日間何のケアもせずに放置し、その後これら2品を顔の半分だけに試用してみた。どちらに試用したのかお分かりだろうか。
正解は顔の右半部である。つまり写真では向かって左半分ということになる。ヒトの顔は左右対称ではないので、厳密にいうと違うのかもしれないが、明らかに顔の右側(写真では左半分)の顎から頬にかけてのラインが細く、左半部(写真では向かって右半分)と異なっている。また光は正面から照射しているが全体的に右半部の方が白く見える。人によっては口角や目尻がアップするようで、これだけは外科的な手術をするわけではないので人それぞれといったところか。
それでも顔・頭全体に使えばずいぶんと印象は変わるはずで、オンラインミーティングでの第一印象をよくするのには十分に役立つことだろう。
使い心地の感想として、液体が皮膚に浸透する感覚はさすがにわからないが、肌が引き締まっていく様子は顔全体で感じとることができた気がする。
「CLEANSING GEL FOAM」とともに3点をセットで使えば印象はもちろんだが、普段から会っている職場の人でも在宅だから不精していると思われずに済むかもしれない。

同社の製品にはサロン専売ブランド ELECTRON for professionalもあるが、今回は消費者が比較的手に取りやすい一般向けのブランドであるELECTRON EVERYONEを選択した。
ダブル洗顔と頭皮マッサージ、化粧水だけで手軽に「小顔プチ整形」ができればリアルでは当然だが、オンラインでも好印象を与える一助になるのかもしれないので性別にかかわらずお試しいただきたい。
同ブランドには女性用のファンデーションもあるので男性の記者としてはそちらは試用しにくいが、他の多くのユニセックス製品のラインナップについては、今回の3製品の試用状況を踏まえて機会があればまたレポートしたい。

※写真はすべて記者撮影

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