京都・文化遺産の途中にある「本気でうまいラーメン店」5選

  by 丸野裕行  Tags :  

どうもライターの丸野裕行です。

前回は舞妓さんや芸妓さんが足繁く通う祇園にあるラーメンの名店をご紹介した《京都ラーメンシリーズ》。今回も、いろいろな雑誌や書籍、グルメポータルサイトをメインに活躍するラーメンライターさんに教えてもらった、京都の文化遺産近く(※バスでの移動が楽々な範囲)にあるラーメンの名店を5軒紹介したいと思います。

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筆者が実際に試食にむかった「京都に点在する文化遺産近くにあるラーメンの名店」の数々、ぜひともご覧ください!

西芳寺(苔寺)へ 『らーめん鶴武者』

最寄りの西院駅からバスで向かうことができる、通称・苔寺として親しまれる西芳寺。野球のグラウンドが3つも入る敷地(約30,000㎡)を覆い尽くす苔が緑の絨毯のように見え、とても美しい世界遺産です。

『らーめん鶴武者』は京都ラーメンのニューカマーとして、他にはないジャンルを築く優しさを感じる鶏白湯ラーメンのお店。

緻密な計算の上で丁寧に炊き上げられたスープは、鶏と豚骨、野菜を使って乳化した透明感がある。乾物系の出汁がほんのり香り、エッジがなく非常におだやかな味わいです。洋風のような風味も感じられます。奥底に洋風でチキンブイヨン的な風味もどことなく感じられ個性的な味わい。

そのスープに浮かぶ自家製麺は、透き通るような中太縮れ麺で、歯ごたえもよろしい。チャーシューもくどくなく、二日酔いでもすっと胃の中に収まるようなラーメンです。

店名:『らーめん鶴武者』
住所:京都市右京区西院矢掛町28-2
TEL:075-322-7015
営業時間:
11:30~14:00(L.O.)/18:00~21:00(L.O.)
定休日:金曜日

清水寺へ 『ラーメンみよし』

広隆寺や鞍馬寺などと共に、平安京遷都前から歴史を持っている京都では数少ない法相宗系寺院・清水寺。“清水の舞台から飛び降りる”というたとえ言葉はもちろん、「今年の漢字」の発表場としてもおなじみです。

あの人気アーティスト・GACKTさんが絶賛する本格長浜ラーメンの『ラーメンみよし』。木屋町で遊んだ帰りの学生やサラリーマンの深夜飯として、非常に人気です!

コクと深み、その中に隠れた甘みのある豚骨スープが、非常に細いストレート麺にからむからむ!

卓上には、揚げ玉や唐辛子、炒りゴマ、カレー粉、紅ショウガなどが置かれていて、味変まで楽しめる! 替え玉必至です。

店名:『ラーメンみよし』
住所:京都市中京区石屋町115 辻田ビル1F
TEL:075-211-8814
営業時間:11:00~翌6:00
定休日:なし

二条城へ 『熟成麺屋 神来』

二条城は城自体が国の史跡に指定され、6棟の二の丸御殿が国宝指定、その二の丸御殿にある障壁画1016面と敷地内の建造物22棟が重要文化財、庭園は特別名勝に指定されています。さらにユネスコに世界遺産として登録されました。

京都ラーメンらしい背脂チャッチャ系の豚骨醤油ラーメンが自慢。麺の茹で加減とスープの濃厚さのバランスが絶妙。

スープがうまく乳化しているのか、一般的な京都の豚骨醤油ラーメンとは違い、角が取れた味わいがGOOD!京都観光にきて、シンプルな京都ラーメンが食べたいのであれば、ここがいいかも。

日替わりセットも充実していて、ラーメンと共に必食すべきはふわとろ卵の天津飯!

店名:『熟成麺屋 神来』
住所:京都市中京区壬生淵田町1
TEL:075-315-9588
営業時間:11:30~翌1:00
定休日:不定休

天龍寺へ 『ら~めん京 西院店』

嵐電西院駅から数駅。京都五山のひとつ・天龍寺の見どころはというと、嵐山の美しい景観が望める日本で初めて史跡特別名勝指定を受けた曹源池庭園。素晴らしい京都の風景です。

京都祇園にもお店がある『ら~めん京』は、実は舞妓さんにも愛されるお店。発祥は兵庫県でも、あっさりしていながら味わい深さを大切にしているある意味「京都らしいラーメン」です。

店内も女性好みのキレイさで、器のカタチもオシャレ。メニューも多く、自分好みの味を毎回探せます。

ますたに系の丼表面の背脂のテカりが食欲をそそるのですが、スープは高齢者でもスルスルッと食べられるような真っ当なあっさり感。

チャーシューが柔らかくおいしいです。筆者的な推しは、ゆずが香る鶏塩とんこつと朱のふたつ。
ぜひどうぞ。

店名:『ら~めん京 西院店』
住所:京都市右京区西院巽町4
TEL:075-315-3850
営業時間:【月〜土】11:00〜翌01:30(L.O.1:00)/【日・祝】11:00 〜 23:00(L.O.22:30)
定休日:なし

西本願寺へ 『らーめん 笑福屋』

書院へと続くゴージャスな《唐門》や世界最大級の木造建築《御影堂》を有する西本願寺。国宝の阿弥陀堂(本堂)をはじめとして、国の需要文化財も数多く所有し、かなり見どころ満載です。

観光客があまり通ることのない葛野西通りと高辻通りの交差点近くにひっそりとたたずむ人気ラーメン店『らーめん 笑福屋』。

ラーメンづくり一筋の麺職人と元々和食の板前だったという大将が互いの味を合わせてつくるラーメンは、鶏豚骨醤油と⿂介の合わせ技。煮干しの匂いがやや強いのですが、まったく嫌味がないWスープです。

麺もからみやすい中太ストレート麺で、特筆すべきは《ラーメンとづけ丼》のセット。これが珍しくて、またうまい。まるで和歌山ラーメンと早寿司(ひと口鯖寿司)のような取り合わせの売り切れ御免の限定メニューですが、多くの常連さんが注文しています。

とにかくクリーミーで優しいわりに、しっかりとコクを感じるラーメンは、スープをすべて飲み干す一杯です!

店名:『らーめん 笑福屋』
住所:京都府京都市右京区西京極牛塚町26
TEL:075-314-7286
営業時間:【平日】11:00~15:00/17:00~21:30 【土・日・祝】11:00~21:30
定休日:木曜日

京都は文化遺産が点在しているので、その近隣エリアにおいしいラーメン屋さんがあるんですね。
もう7回も、この京都ラーメンシリーズを連載していますが、まったく紹介しきれていません!

次回もさらに京都の旨いと唸るラーメン店をご紹介したいと思います。

丸野裕行

丸野裕行(まるのひろゆき) 1976年京都生まれ。 小説家、脚本家、フリーライター、映画プロデューサー、株式会社オトコノアジト代表取締役。 作家として様々な書籍や雑誌に寄稿。発禁処分の著書『木屋町DARUMA』を遠藤憲一主演で映画化。 『アサヒ芸能』『実話ナックルズ』や『AsageiPlus』『日刊SPA』その他有名週刊誌、Web媒体で執筆。 『丸野裕行の裏ネタJournal』の公式ポータルサイト編集長。 文化人タレントとして、BSスカパー『ダラケseason14』、TBS『サンジャポ』、テレビ朝日『EXD44』『ワイドスクランブル』、テレビ東京『じっくり聞いタロウ』、AbemaTV『スピードワゴンのThe Night』、東京MX『5時に夢中!』などのテレビなどで活動。地元京都のコラム掲載誌『京都夜本』配布中! 執筆・テレビ出演・お仕事のご依頼は、丸野裕行公式サイト『裏ネタJournal』から↓ ↓ ↓

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