ミッキーマウスの原点・現代・未来を学べる「ミッキーマウス展」が六本木で開催中!1月4日には「ミッキーコーデDay」企画も

  by ときたたかし  Tags :  

現在、東京・六本木の森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)では2021年1月11日(月・祝)まで、「ミッキーマウス展 THE TRUE ORIGINAL & BEYOND」を開催しています。会期はまもなく終わりますが、1月4日(月)にはスペシャル企画「ミッキーコーデDay」を開催するなど、まだまだお楽しみも。

ミッキーマウス好きの田名部生来さんと展覧会をのぞいてきました!

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本展は、ミッキーマウスのスクリーンデビュー90周年を記念して2018年〜2019年にニューヨークで開催した「MICKEY: THE TRUE ORIGINAL」を中心に、「原点=THE ORIGIN」、「現代=THE TRUE ORIGINAL」、「未来=& BEYOND」の3つのゾーンで構成。時代に合わせて変化し続け、常に先の未来を牽引しているミッキーマウスの進化を展望する構成です。

まずは「原点=THE ORIGIN」のゾーン。ミッキーマウスのスクリーンデビュー作で1928年公開『蒸気船ウィリー』の展示と、今年公開80周年を迎えた不朽の名作『ファンタジア』をヒントに、現代の最先端技術を駆使して映像・⾳響ともに新しいファンタジアの表現に挑戦するコーナーも。ディズニーの礎を築いた初期の重要作品2点にスポットを当てています。写真はないのですが、『ファンタジア』のマルチプレーンカメラの再現は、<もしもウォルトが生きていたら>という発想のもと、今の技術で作品世界を再現したそうですよ。

続いて「現代=THE TRUE ORIGINAL」のゾーンへ。先のNYの展覧会では、90周年を慶して、20名以上の現代アーティストが制作したインスタレーションが一堂に集められたそうですが、本展ではその選りすぐりの作品群が初めて日本にやってきたそうです。

Daniel Arsham “Hiding Mickey” (C) Disney
まさに現代アートという作品群が並びます。誰もが知っているミッキーマウスですが、現代アートのフィルターを通してミッキーを見ると、ポップカルチャーを牽引してる存在ということに改めて気づくようです。

Javier Sanchez Medina “Studio for Mickey’s hands”

Brian Roettinger ”(L)imitation of Sound”

ちなみに冒頭で触れたスペシャル企画「ミッキーコーデDay」の開催もあります。2回目は年明けなので、チャレンジしてみては?

WAKU “Untitled”
そして「未来=& BEYOND」。このゾーンでは、日本展オリジナル企画として、各ジャンルの第一線で活躍する5人の日本人アーティストによって創造された、新しいミッキーマウスの展示を初公開しています。

会場の様子_書道家 万美 “ZEN Mickey”
“誰もみたことがない、まったく新しいミッキーマウスを作ってください”というお題だったそう。ぜひ直接見届けてみてはいかがでしょうか。

個人的にはおおよそは知っている原点ゾーンで基礎を振り返りましたが、現代アートには詳しくないため、以降のゾーンでは個別のアーティストのファンの方には見え方が違ってうらやましいなあと思いました。「ミッキーマウス展」は2021年1月11日(月・祝)まで開催していますので、アートなミッキーマウス展で何かを感じ取ってみてください。

WAKU “Untitled”

Daniel Arsham “Hiding Mickey” (C) Disney

Brian Roettinger ”(L)imitation of Sound”

モデル=田名部生来(@mnkspan)
撮影=周二郎

(C) Disney

※取材は感染症対策をした上、撮影時以外はマスクをして行っています。

ときたたかし

映画とディズニー・パークスが専門のフリーライター。「映画生活(現:ぴあ映画生活)」の初代編集長を経て、現在は年間延べ250人ほどの俳優・監督へのインタビューと、世界のディズニーリゾートを追いかける日々。主な出演作として故・水野晴郎氏がライフワークとしていた反戦娯楽作『シベリア超特急5』(05)(本人役、“大滝功”名義でクレジット)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)など。instagram→@takashi.tokita_tokyo