本日発売の緑のたぬき『緑のたぬききゅーぶ』は芸が細かいのも同時に楽しんで!

  by 古川 智規  Tags :  

「緑のたぬき」の期間限定バージョンのお話ではない。よく似てはいるが。
東洋水産とメガハウス(バンダイナムコグループ)は「緑のたぬき天そば」と「ルービックキューブ」が40周年を迎えたことを記念して、両者がコラボレーションした「緑のたぬききゅーぶ」を本日12月25日から全国の玩具取り扱い店で発売する。

写真は「緑のたぬき」と「緑のたぬききゅーぶ」だが、パッケージが酷似しているのがわかる。今回はこれを取り上げて、年末のひと時を楽しく遊んでいただくべく、懐かしい方にも新鮮な方にも参考にしていただきたい。

カップそばはおなじみの「熱湯3分」だが、本品はなんと6分に倍増されている。それも「熱闘6分」と芸が細かい。
ルービックキューブは40年前に世界中が熱狂した立体パズルで、記者が小学生の時に大流行した。6面体の色をそろえていくだけの簡単なルールだが、やるとこれが難しくて、簡単にそろえてしまう人は羨望の的だったことは確かである。

開封するとカップそばと同様に粉末スープらしきものが見える。ちなみに左側が「緑のたぬき」である。
本品の粉末スープらしきものは実は取扱説明書兼攻略書である。昔もこのようなルービックキューブの攻略書は存在し俗に「虎の巻」と呼ばれていた。

「緑のたぬききゅーぶ」はパッケージが実物の緑のたぬきとそっくりなだけでなく、緑のたぬきを3Dスキャンして制作した天ぷらと麺が立体的にデザインされたルービックキューブが入っている。キューブ周りの麺は写真である。

ルービックキューブの天面には実物と同様に天ぷらが乗っていて、側面と底面は麺が立体的にデザインされている。完成は天ぷらのみの1面だけなのだが、これがなかなか難しい。理由は後述する。

完成は天ぷらを正しく揃えなければならないが、ルービックキューブで遊んだことのある層には簡単だと思われるかもしれない。しかし、本品の仕様は9つに分かれた天ぷらを揃えるべき位置が決められているので、色さえそろえば場所はどこでもよいというわけではない。そこが1面のみであっても難しいところだ。

天ぷら形に1面をそろえることは経験者にとってそれほど難しいことではない。しかし、攻略書を見ると天ぷらの位置が決められているので、写真の位置では「不正解」ということになる。ここから熱闘すること6分。

これが正解の並びである。記者の場合は小学生のころに遊びつくしたので攻略書を見るまでもなかったが、それでも昔の記憶をたぐりつつ楽しく遊んだ。

年越しそばには定番となった「緑のたぬき」だが、そばを食べつつ昔懐かしいルービックキューブで遊んでみてはいかがだろうか。くれぐれも攻略に熱闘して「リアルなそば」がのびてしまわないように良い年をお迎えいただきたい。

※写真はすべて記者撮影

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