リニューアルの「イオンシネマ市川妙典」が、全座席間に飛沫対策のパーテーションを設置!「集中して鑑賞したい人には朗報」「コロナが収束しても続けてほしい」

  by ときたたかし  Tags :  

21日(月)、イオンシネマは公式SNSを更新。12月24日(木)にリニューアルオープンする「イオンシネマ市川妙典」では、全座席間に飛沫対策のパーテーションを設置すると発表しました。防疫対策とゆとりを両立した映画館が誕生したということで、これは評判を呼びそうです。

国内最多の「イオンシネマ」92劇場785スクリーンを展開するイオンエンターテイメント株式会社は、新しい生活様式の中でゲストに安全・安心、快適に映画を鑑賞してもらうためめ、「イオンシネマ市川妙典」(千葉県市川市)全館を改装。2020年11月20日(金)から2021年1月23日(土)にかけて、全9スクリーンを順次リニューアルオープンするとしています。

同社によると新劇場の特徴は。国内で初めて全座席の間に飛沫感染対策のパーテーションを設置しており、1列ごとに座席を横に半席分ずらし、前席と重ならないようにしたレイアウトや、全席の両脇に専用肘掛けを設けたゆとりのシートデザインを採用しています。写真を見ると全席の両脇に専用肘掛けがあるので、隣席に気を使う必要がまったくありません。

また、全スクリーンの中央エリアに「アップグレードシート」(別料金、ワンドリンク付)を設置。横幅及び足元が従来座席の約1.5倍のスペースを「個室感覚でご利用いただけます」とのことで、映画に集中できそう。同時に、ウイルス対策システムなども新調した模様です。コロナ禍における映画館では、一席空け販売によるゆとり感が好評だったため、そこも最大限に展開したイオンシネマは、今後話題になりそうです。

なお、リニューアルの背景についてイオンエンターテイメントは、

「現在、全劇場において鑑賞席数を約半分におさえた運営を行っています。新型コロナウイルス感染拡大によるくらしの変化やお客さまの声にお応えするため、今年7月、社内に“フューチャー・シアター・プロジェクト”を立ち上げ、これからの時代にお客さまが求める映画館の在り方を検討してまいりました。今後も「イオンシネマ市川妙典」を実験劇場としてさまざまな研究をし、その成功事例を全国のイオンシネマに順次拡大してまいります」

とアナウンスしています。

ときたたかし

映画とディズニー・パークスが専門のフリーライター。「映画生活(現:ぴあ映画生活)」の初代編集長を経て、現在は年間延べ250人ほどの俳優・監督へのインタビューと、世界のディズニーリゾートを追いかける日々。主な出演作として故・水野晴郎氏がライフワークとしていた反戦娯楽作『シベリア超特急5』(05)(本人役、“大滝功”名義でクレジット)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)など。instagram→@takashi.tokita_tokyo