日清食品から発売されたどん兵衛の新作「どん兵衛 限定プレミアム きつねうどん 史上最もっちもち麺」が話題となっています。
どん兵衛プレミアムは平打の麺が分厚く進化し、食感は商品名の通りモチモチに。麺が太くなったことによって待ち時間が8分必要になるということから“8分どん兵衛”とも呼ばれている一品です。
こちらは麺だけでなくスープや油揚げにも改良が加えられていて、しかもプレミアムだといいながらも通常のどん兵衛と20円程度しか販売価格が変わらないという素晴らしさ。先月の「美味しかったカップ麺ランキング」では文句なしの1位に選出しました。
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B級フード研究家・野島慎一郎の美味しかったカップ麺 月間ベスト5(2020年11月)
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鍋で麺を茹でて作ったら圧倒的にウマすぎた
しかしこのどん兵衛プレミアムにも欠点がありました。待ち時間が8分も必要だということは、出来上がるまでの間にどんどん冷めてしまうということです。3分で食べられるカップ麺より圧倒的に仕上がりがぬるいのです。これは惜しい。冬に食べるうどんはアツアツだからこそ価値があるものですからね。
そこで、アツアツの状態でどん兵衛プレミアムを食べるため、麺を鍋で茹でて調理し、最後に熱湯を注いでスープを作ってみることにしました。
カップ麺を鍋で作るというライフハックはカップ麺好きの間ではよく知られているのですが、最初から最後まで熱湯のまま麺をもどせるため、麺の食感がツルンと仕上がって格段に美味しくなるんですよね。
8分も待っている間にお湯の温度がどんどん下がってしまうどん兵衛プレミアムでこの技を使えば効果が抜群となることは間違いなし! 麺もつゆも確実に美味しくなるというわけです。
どん兵衛プレミアムの麺を熱湯で茹でること5分。麺をざるにあけると、明らかにいつもと違う質感に仕上がっているじゃないですか! 戻りにもムラがありませんし、見るからにもっちりとした質感となっていますね。
このまま水で冷やしてざるうどんにしても絶対にウマいだろうな……とも思いましたが、それはまた別の機会に試してみるとして。今回は麺をどん兵衛プレミアムのカップに戻し、粉末スープと油揚げを入れて熱湯を注いだら完成です。
早速食べてみましたが、想像していた以上に麺の質感が大幅にアップグレード! 表面はもっちりと柔らかいのに弾力があり、かといって中心に固い部分が残っていたりもしない。つゆと一緒に幸福感もたっぷりと口の中に運んできてくれます。もう、圧倒的にウマすぎる!!
きっと日清食品さんが皆さんに感じてほしかった食感はこれだったのでしょう。どん兵衛プレミアムの答えを知ったような感覚になれました。
そしてつゆは熱湯を注ぎたてなので、やけどしそうなくらいに熱い! 油揚げをいつもの感じで豪快にほおばってしまうと、口の中でビチャーッと100℃近いつゆが飛び散ってしまって危険なレベル! しかしその分ウマい!!
熱湯を注いですぐなのに油揚げは柔らかく仕上がりましたし、最初から最後までアツアツだったので食べ終える頃には汗がにじむほど。寒い冬に最適な、骨の髄まで沁み渡る一杯となりました。最高でした!
手間は増えるが待ち時間も短縮できる
お湯を注ぐだけで簡単に食べられるカップ麺を鍋で茹でるなんてアホらしいと思う方も多いでしょう。しかしこのどん兵衛プレミアムは鍋で茹でることで得られるプラス効果があまりにも大きい! 麺もつゆもウマくなり、さらに待ち時間も短縮できるというメリットもあるのです。
皆さんの2020年冬の思い出に残る一杯となること必至。ぜひ一度チャレンジしてみてください!