ファイザー本社 広告の力 SCIENCE WILL WIN

  by あおぞら  Tags :  

国連近くの42丁目の大通りに世界第2位の医薬品売上高のファイザー本社があり、なんと自社ビルである。正面玄関の両隣や側面の壁一面は企業広告として使っているが、このコロナウイルス感染拡大以降、その広告に力と勢いが増している。

↑写真で見ると大きさがわからないが、巨大広告でハッとする文言が人目を引く。

ロイター通信によると…

[11日 ロイター] – 米食品医薬品局(FDA)は11日、米ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンの緊急使用許可(EUA)を巡り、「迅速に処理」していると表明した。米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)によると、早ければ11日夜にもEUAを発行する可能性があるという。

人命救助する職業はこういう緊急事態、崇高であり尊いことがわかる。病院関係者や、自粛期間人々が巣篭っていた時もスーパーの店員さん達は自分たちを防護しつつ働いた。食料を売ることが生命にかかわることを意識したことはなかったが、数店舗行ったスーパーのすべての棚からバナナが売り切れしているのを見た時、その現実に恐怖を覚えた。公共交通機関に携わる人たちもありがたかった。そして、ファイザー本社を横切る時、目にした広告と、本社ロビーで警備員として任務する方も含めて、製薬会社は偉大だと思った。

1849年 – チャールズ・ファイザーらによってニューヨークで創業されたファイザー社は、南北戦争時の北軍の医薬品はほとんど製造したそうだ。

2011年には稼ぎ頭であるリピトールの特許が切れて、後発医薬品の登場により、経営体制の見直しを余儀なくされ、これにより世界規模でのリストラが進められてたらしいが、今や悲鳴を上げる忙しさだろう。

世の中は想像できない緊急事態で、仕事をなくす人も多いが、緊急事態になることで潤う人たちもいると言う矛盾が歯がゆい。

しかし、ファイザー社の躍進は地球に生きる人間には、希望の光であると言えるのではないだろうか。

ニューヨークから発信しています