ドクター中松が「日本維新の会」を商標出願していた?

  by 香椎みるめ  Tags :  

橋下徹・大阪市長が率いる「日本維新の会」。この名前をメディアで見かけない日はないと言っても差し支えないだろう。そんな「日本維新の会」が商標として出願されていたことが分かった。

特許電子図書館で公開されているデータによると、【出願番号】は「商標出願2011-90946」【出願人】は「中松 義郎」とある。数々の選挙に立候補してきた発明家のドクター中松と同じ本名だ。【住所】の「東京都世田谷区」も彼のTwitterに載っている情報と重なる。

「日本維新の会」という商標をどんな場合に使用するか。「中松 義郎」は以下のように申請していた。

技芸・スポーツ又は知識の教授,セミナーの企画・運営又は開催,教育研修のための施設の提供,電子出版物の提供,書籍の製作,放送番組の制作,教育・文化・娯楽・スポーツ用ビデオの制作(映画・放送番組・広告用のものを除く。)

出願日は2011年12月16日。大阪府知事と大阪市長のダブル選挙の約3週間後というタイミングだ。

注目は承認されたかどうかだ。公開されている情報によれば、【拒絶査定発送日】が2012年8月24日とある。「中松 義郎」の出願は却下された模様だ

画像: 「特許電子図書館で公開されているデータ」と「ドクター中松のTwitterページ」のキャプチャー
http://www2.ipdl.inpit.go.jp/beginner_tm/TM_DETAIL_FRAME.cgi?1&1&1349227649756579
https://twitter.com/dr_nakamats

香椎みるめ: フリーのライター、英日翻訳者、校閲者の三刀流。平成生まれ。性別は秘密。ウェブマガジン「GIGAMEN」で10年、計1890本以上の記事を執筆。サッカーの観戦記から始まった物書き屋は、「Yahoo!ニュース」や「ガジェット通信」に掲載された経験も活かしつつ、今は日本市場へ参入する海外企業の皆さんとタッグを組みながら、ありとあらゆる「文字を書くお仕事」をこなす日々。

Twitter: GigaMirumeK