山之内すずの将来の夢は、専業主婦!? 映画『人狼ゲーム デスゲームの運営人』公開記念インタビュー!

  by ときたたかし  Tags :  

シリーズ初、男性を主人公に人狼ゲーム“運営人”の裏側もスリリングに描く映画「人狼ゲーム」最新作、『人狼ゲーム デスゲームの運営人』が公開になります。シリーズ累計150万部を誇る原作者・川上亮さん自ら脚本・監督を務めており、注目ポイント満載の最新作となっています。
 
その公開を記念して、主人公・正宗役の小越勇輝さんへのインタビューに続いて、末吉萌々香役の山之内すずさんにもインタビューを行いました。“ティーンのカリスマ”としてメディアで見ない日はないほどの大人気のすずさんですが、劇中では普段見せないシリアスな表情も披露しています。“運営人/9人の参加者/運営側の裏切り者”というそれぞれの思惑が交差しまくりの予測不能のデスゲームに参加したすずさんに、映画のこと、オフの時間のこと、今後の夢まで、いろいいろお話を聞きました。

STORY
命がけの人狼ゲームーー。それは、ネットや拉致によって集められた未成年の参加者が、勝敗と賞金を賭け騙し殺しあう〈究極〉のデスゲーム。「運営人」の正宗は家庭教師時代の教え子・夏目柚月が参加させられていることに気づく。『彼女を救いたい。運営本部に殺されてもいい。』そう考えた正宗は秘密裏に柚月にヒントを伝えていく。しかし、ほかの参加者たちの戦術に翻弄される柚月。そして正宗は運営側の思いもよらぬ陰謀に巻き込まれていく。果たして究極の条件の下、彼女を勝利に導くことはできるのかーー?!

●完成した映画は観ましたか?

試写会で出演者のみんなと一緒に観ました!本当に素敵な作品になっていて、本当に感動しました。でも大人気のシリーズ最新作なので、その映像の中に自分がいる、作品の中に末吉萌々香役の山之内すずがいる!って、すごく不思議な気持ちになりました(笑)。

●完成するまで自分以外のシーンはわからないですからね!

映画って撮影した後、完成に向けてBGMを付けたり、編集があったりして、ようやく最終形になるわけですが、映画ってこうやって作られるんだって、まずそのレベルからの参加でしたし、撮影していた当時を思い出して恋しくなったり、この作品に関われて本当によかったと思いました。

●すずさんが出ているシーンでおすすめは?

いろいろあるので、全部がいいシーンです(笑)。柚月と萌々香が一緒にいるシーンが多いのですが、柚月はお姉さんみたいにみんなを引っ張るような優しい子で、わたしが演じた萌々香はそこに甘えていくような子。萌々香は萌々香で守ってあげたくなるような小動物感があるかわいい子で、そこがいい感じです!ふたりのシーンを早朝に撮影もしましたが、お互いに信じきれていないというか、心の底から萌々香は柚月を信じきれてはいないけれど、誰かひとりでも味方につけておきたい、頼れる存在がほしいという想いもある。それで萌々香は柚月の近くにいるので、ふたりの掛け合いのシーンはリアルで見逃せないです。

●疑心暗鬼になりそうなシーンも、このシリーズでは見ものですよね。

すごくリアルなので、萌々香の性格がよく出ていると思いました。素直なところだけでなく、ちょっと疑っているところとか。人間味がよく出ているシーンだなって思います。あと、何よりも投票シーンが一番緊迫していて、その雰囲気が画面越しにも伝わってきますよね。本当にもう毎回毎回、投票シーンが撮影中ドキドキしていました。結果はわかっているのに、心臓がバクバクするような感じで撮影していましたね。

●まさしく人狼ゲームを象徴するシーンでもありますよね。

自分のシーンではないのですが、澪(朝倉ふゆな)の終盤のシーンが本当に好きで、何回観ても鳥肌が立つような本当に素晴らしい演技ですよね。クライマックスにかけて話が二転三転していくなか、終盤で一気に温度が変わるというか、最後の最後に想像もしなかったラストになっているので、終盤にかけてはすごい展開になるので観てほしいなって思います。

●すずさんのいつものイメージとのギャップもファンの人は楽しいはず!

そうですね(笑)。すずは萌々香の要素を持っていないので、どちらかと言うとわたしは男の子っぽい性格なんですよね。よく悪くも女の子らしくないんですけど、萌々香は良くも悪くも女の子らしいので、ある種ちょっとずるがしこい。それを武器に使っている部分もある。頭がいいずるがしこい女の子だなって思うので、実はちょっとあこがれる女の子像ではあるんですよね(笑)。

●さて、日々メディアで見ない日はないほどの大活躍中ですが、その中でも心がけていることは?

どれだけ疲れて帰ってもご飯を作るようにしています。仕事とプライベートを分けることはメンタル的にも大事だなと思って、仕事の時の自分と家にいる時の自分を分けていこうと。ちょっと前までは、生活に仕事しかなかったんですよ。でも仕事して帰宅して何もせずすぐに寝ちゃったら、また明日すぐに仕事なんですよね。それってよくないなと思い、多少睡眠時間が短くなったとしても、帰宅してご飯を作って、ゆっくりお風呂に入って寝る、という生活をしています。これが今、一番しあわせに感じます。家に帰ることが毎日楽しみにもなるので、最近はそれで上手くいっています。見つけました、自分の楽しい生き方を(笑)!

●いつかのインスタグラムのストーリーズで見ましたが、番組に登場したという肉じゃがを自炊していて、美味しそうでした。寄りで撮っていて温度まで伝わるような(笑)。

あれはまわりがコンロで、汚いんですよ(笑)。散らかっているコンロ隠しですね!

●今興味があることは何ですか?

そうですね。これっていうものはないのですが、それこそ専門的な知識を深めていって、芸能とは別の形で何かをすることも選択肢のひとつだと思いますね。専業主婦になるかもしれないですしね。

●結婚願望が!?

いやいや、まだ全然先のことはわからないですが、最終的にしあわせだなって思いたいじゃないですか。やりたい時にやりたいことをやりたいですし、そのために今いろいろな経験をしておきたい、ですかね。濃く生きたいです。ただ今けっこう濃いので、貫禄のある大人になりたいです。知識お化けみたいに、いろいろな教養を身に付けたいです(笑)。

●今日はありがとうございました!

タイトル:『人狼ゲーム デスゲームの運営人』
クレジット表記:(C) 2020「人狼ゲーム デスゲームの運営人」製作委員会
公開表記:11月13日(金)よりシネマート新宿・心斎橋ほかにて公開
配給:AMGエンタテインメント
キャスト:小越勇輝、中島健、ウチクリ内倉、坂ノ上茜、桃果、山之内すず、福崎那由他 ほか

撮影:オサダコウジ

ときたたかし

映画とディズニー・パークスが専門のフリーライター。「映画生活(現:ぴあ映画生活)」の初代編集長を経て、現在は年間延べ250人ほどの俳優・監督へのインタビューと、世界のディズニーリゾートを追いかける日々。主な出演作として故・水野晴郎氏がライフワークとしていた反戦娯楽作『シベリア超特急5』(05)(本人役、“大滝功”名義でクレジット)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)など。instagram→@takashi.tokita_tokyo